ワンクリック詐欺の請求画面が出たら|払わない理由と相談先
この記事の結論
- 年齢確認や「再生」ボタンを押しただけで「登録完了」と表示されても、料金や契約内容の確認画面が無ければ、契約が成立したとはいえない場合がほとんどです。
- 画面に書かれた番号やメールに連絡すると、電話番号やメールアドレスを相手に知られ、請求が続きます。連絡せず、払わないでください。
- 電話して電子マネーなどで払ってしまった場合は、すぐに消費者ホットライン188か警察相談専用電話#9110に相談してください。
最終更新日: 2026-10-23
スマートフォンでサイトを見ていたら、急に「会員登録が完了しました」「料金を◯日以内にお支払いください」と表示された。こうした「ワンクリック請求」の相談は今も続いています。国民生活センターによると、アダルト情報サイトに関する相談は2023年度6,450件、2024年度4,583件、2025年度3,447件で、2026年度は5月31日時点で369件でした(国民生活センター「アダルト情報サイト」、2026年10月23日確認)。
なぜ払わなくてよいのか
ネット上の申込みで、消費者が申し込むつもりがなかったのにボタンを押してしまった場合、事業者が申込み内容を確認する画面を設けていなければ、消費者は錯誤を理由に取り消せるとされています(電子消費者契約法3条、e-Gov法令検索)。大阪府も、「登録されました」などと表示されても、有料であることや金額が示されていなければ契約が成立しているとはいえない、と案内しています(大阪府 お問合せ集)。
| してはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 画面の番号に電話する・メールする | 電話番号やメールアドレス、名前を相手に知られ、請求が続く |
| 「退会」「誤操作の方はこちら」を押す | 連絡先の入力画面や、別の請求画面へ誘導されることがある |
| 「請求画面を消します」とうたう業者に頼む | 削除や解決をうたう業者からの高額請求という二次被害が報告されている |
請求画面が消えないとき
請求画面がブラウザに張り付いて消えない場合は、IPA(情報処理推進機構)の情報セキュリティ安心相談窓口で技術的な相談ができます。ブラウザの履歴やキャッシュの削除、アプリを入れてしまった場合はアンインストールが基本です。
払ってしまった場合
- 電子マネー(ギフトカード)の番号を伝えた場合は、カードの発行会社にすぐ連絡し、購入時のレシートとカードを保管する。
- クレジットカードで払った場合は、カード会社に連絡する。手続きの流れはチャージバック申請の流れと注意点にあります。
- 警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188に相談する。相談先の選び方は国民生活センターに詐欺被害を相談する方法を参考にしてください。
よくある質問
「登録完了」と表示されました。放っておいて大丈夫ですか?
料金や契約内容の確認画面が無いまま表示された場合、契約が成立しているとはいえない場合がほとんどです。画面の連絡先には連絡せず、払わないでください。不安なら188に相談できます。
相手に個人情報を知られていませんか?
サイトを見ただけで名前や住所が相手に伝わることは通常ありません。「IPアドレスや端末情報を取得した」という表示は不安をあおるためのものです。自分から連絡して情報を渡さないことが大切です。
電話してしまい、電子マネーで払いました。
カードの発行会社にすぐ連絡し、レシートとカードを保管してください。そのうえで警察相談専用電話#9110か188に相談してください。
本記事は一般的な情報提供で、個別の事案で支払義務があるか、返金や処罰が認められるかを判断するものではありません。