SNS広告・検索・DM経由の返金をうたう詐欺を見分ける方法|相談前に確認すべき手口と安全な相談先の選び方
ChuChuやHEATをかたる窓口など、返金相談を装う連絡に不安を感じた人へ。広告・検索・DMでの誘導の見分け方、確認事項、相談先の選び方を解説します。
旧:LATESTレイテスト旧:UNLOCKアンロックに関する注意喚起情報・評判・口コミを調査しました。被害を感じた場合の初動対応や証拠チェックリスト、弁護士への相談前チェックリストも解説します。
「LATEST(レイテスト)」「UNLOCK(アンロック)」という旧名で紹介されている出会い系サイトについて調べている方に向けた記事です。この2つの名前とセットで案内されてきた URL(high-loveit.com)を保存記録でたどると、2025年6月の時点ではサイト名が「Love it」になっていました。旧名で検索して行き着く先は、この Love it だと考えてよさそうです。
2026年9月24日に編集部が確認したところ、high-loveit.com には接続できませんでした。一方、Love it の名前は別のドメインでも使われ、そのドメインは今、別の名前・別の会社名のサイトとして公開されています。本記事では、Love it の特定商取引法の表記に書かれていた料金・退会・返金のルールを具体的に読み解き、そのうえで支払い方法ごとの取り戻し方と相談先を整理します。特定の事業者を詐欺と断定するものではなく、返金を約束するものでもありません。
まず、名前の順番について分かっていることと、分かっていないことを分けておきます。LATEST、UNLOCK という表示のページは、インターネットアーカイブの保存記録では見つけられませんでした。旧名の並びは第三者の紹介ページにもとづくもので、一次資料で順番を確かめたわけではありません。確かめられたのは、high-loveit.com の2025年6月22日の保存記録で、そこには次のように書かれていました。
| 項目 | 「特定商取引法に関する表示」の記載(2025年6月保存) |
|---|---|
| サイト名 | Love it(「新しいソーシャルコミュニティサイト」と説明) |
| 販売業者 | COLD BAG Co., Ltd. |
| 所在地 | タイ・ノンタブリー県 |
| 電話番号 | +1 で始まる番号(平日10時〜18時) |
| メール | [email protected] |
| 料金 | 1PT=10円、完全前払い制 |
| 支払い方法 | 銀行振込、クレジット決済(為替レートで請求額が変わる場合あり)、電子マネー各種 |
| 返金 | 購入済みポイントの返品・返金は行っていない |
気になる点が2つあります。1つは、所在地がタイなのに電話番号が北米の国番号(+1)で始まっていること。もう1つは、クレジット決済に為替レートの注記があることです。後者から、カードの利用明細には円以外の通貨や海外の名義で記録されている可能性が考えられます。明細を探すときは、サイト名だけで探さないようにしてください。
high-loveit.com の現在の登録は、.com の登録情報によると2025年1月8日に作成されています。保存記録も2025年6〜7月に集中しており、Love it としてこのドメインが使われていた期間は長くなかった可能性があります。出会い系サイトとして必要な公安委員会への届出を示す記載は、保存されたページには見当たりませんでした。
料金案内のページによると、ポイントを使うのは異性にメールを送るときで、男性会員・女性会員とも1通15ポイントでした。1PT=10円なので、1通あたり150円です。プロフィールを見る、受信メールを読む、添付画像を見る、掲示板に投稿するといった操作は男女とも無料と書かれていました。
| 異性に送ったメールの数 | 必要なポイント | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 10通 | 150PT | 1,500円 |
| 100通 | 1,500PT | 15,000円 |
| 1,000通 | 15,000PT | 150,000円 |
1通の単価は安く見えますが、毎日やり取りを続けると積み上がります。1日30通なら4,500円、それを1か月続けると13万円を超える計算です。編集部としては、単価よりも「送った数」を自分で数えておくことが大事だと考えます。
利用規約の第12条には、退会の手続きは申請から土日祝日を除く7日以内に対応すること、退会時に残っているポイントは消滅すること、退会に手数料はかからないことが書かれていました。つまり、ポイントを多めに買ってから退会すると、その分は戻りません。退会を申し出る前に、購入履歴と残高の画面を保存しておくことを勧めます。
規約の第5条には「本サービスは、出会いを保証および斡旋するサイトでは無く」という一文があります。会えなかったことを理由にサイトへ返金を求めても、この条文を根拠に断られる可能性があります。だからこそ、支払った側の窓口(カード会社や金融機関)から動く道を早めに検討する必要があります。
第10条では、登録した人は広告や勧誘を含む情報を電子メールなどで受け取ることを承認するとされ、同時に配信停止の依頼はいつでもできると書かれていました。退会したのに似た名前のサイトからメールが届き続ける場合は、配信停止を求めた日時を記録しておきましょう。同意のない広告メールの送信は特定電子メール法で規制されており、消費者庁が制度を説明しています。
旧名で検索した人が混乱しやすいのが、この点です。mbgamoba.com というドメインにも、2026年3月29日の保存記録で「Love it」の名前のサイトがありました。ヘルプページには、退会は申請から土日祝日を除く7日以内に対応し、退会後は所持ポイントが0になるという、high-loveit.com と同じ趣旨の説明が載っています。
ところが、2026年9月24日に mbgamoba.com を開くと、サイト名は「Sanset」に変わっていました。特定商取引法の表示では、販売業者は SILVER CUBE Co., Ltd.(タイ・チェンマイ県)、電話番号は +1 で始まる番号です。料金ページの項目(異性へのメール送信が15ポイント、閲覧は無料)や、電子マネー決済の問い合わせ窓口の書き方は、2025年の Love it と同じでした。
画面や料金の作りが同じでも、表示されている会社名は違います。運営主体の関係を示す一次資料は見つかっていないため、同じ事業者だとは言えません。ここで伝えたいのは、URL が同じでもサイト名や会社名が変わることがあるという事実です。自分が使っていた時期の画面を残していない人は、登録完了メールの日付と URL を手がかりに、どの時期のどのサイトだったかを特定してください。mbgamoba.com の Love it については、当サイトのLove itラブイットの記事でも扱っています。
Love it の表記は「完全前払い」「購入済みポイントは返金しない」という内容でした。サイトとの交渉で取り戻すのは難しいと考え、支払った手段ごとに窓口へ連絡します。どの方法も、結果は個別の事情で変わります。
カード会社に、身に覚えのある利用であることを伝えたうえで、サービス内容に問題があると考える事情を説明します。分割払いやリボ払いで、分割手数料を含む総額が4万円以上(リボ払いは現金価格3万8千円以上)なら、割賦販売法の支払停止の抗弁を申し出られる場合があります(日本クレジット協会の案内)。1回払いは抗弁の対象外なので、カード会社が国際ブランドのルールで調査を受け付けるかどうかを相談します。手順はチャージバックの解説にまとめています。
振込先の金融機関に連絡し、警察にも相談します。口座が犯罪に使われたと判断されれば凍結され、振り込め詐欺救済法にもとづいて残高が被害者に分配されることがあります。手続きの公告は預金保険機構のサイトで確認できます。詳しくは銀行振込の対処法を参照してください。
Love it も Sanset も、電子マネー決済については別会社のカスタマーサポートの連絡先を表記に載せていました。支払いに使ったプリペイドカードの発行会社と、表記にある決済の問い合わせ先の両方に、カード番号と購入日時を伝えて状況を聞くのが近道です。電子マネーで払った場合の対応もあわせてどうぞ。
表記の会社がタイの法人である以上、日本の窓口だけでは相手に直接働きかけにくい場面があります。それでも、最初の相談先は国内で構いません。
記録の残し方の基本は証拠の残し方で確認できます。
A. 旧名とあわせて紹介されてきた URL(high-loveit.com)が、2025年6月の保存記録で「Love it」と表示されていたことは確認できました。LATEST・UNLOCK と表示されたページ自体は保存記録で見つかっておらず、名前の順番は一次資料で確かめられていません。
A. 2025年6月の料金案内では、異性へのメール送信が男女とも15ポイントで、1ポイント10円のため1通150円でした。閲覧や受信メールを読む操作は無料と書かれていました。
A. 規約では、退会時に残っているポイントは消滅すると書かれていました。返金に向けた相談は、サイトではなくカード会社や金融機関など支払った側の窓口で進めることになります。
A. 画面や料金の作りは似ていますが、表記されている会社名は異なります(Sanset は SILVER CUBE Co., Ltd.)。同じ事業者だと示す一次資料は見つかっていません。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。