ユリシス(占い)の評判・口コミは?運営会社と規約から見る返金相談のポイント

ユリシスに関する注意喚起情報・評判・口コミを調査しました。被害を感じた場合の初動対応や証拠チェックリスト、弁護士への相談前チェックリストも解説します。

結論から書きます。「ユリシス」はuly-sses8888.comで現在も運営されている、メール形式の占い相談サイトです。公式サイトの特定商取引法に基づく表記には、東京都練馬区に所在地を置く株式会社メディックスが販売業者として載っています。同じ表記には「既に購入されたポイントの返品および返金は行っておりません」とあり、利用規約にはクーリングオフが適用されない旨や、賠償額の上限も書かれています。とはいえ、規約の文言がそのまま最終的な答えになるとは限りません。支払いが大きくなってしまった方ほど、規約を読み込んだうえで消費生活センターに持ち込む価値がある、というのが編集部の考えです。

ユリシスで鑑定を受けて課金が続いている方、やめたいのに引き止められている方、ユリシスの名前で届いたメールが気になっている方を想定して書きました。ユリシスや運営会社を詐欺と決めつける記事ではありません。公式サイトで確かめた事実と、一般的な対処法を分けて説明します。

ユリシスの運営者は?公式サイトの表記で確認できた項目

2026年9月24日、編集部がuly-sses8888.comの「運営会社」「特定商取引法に基づく表記」「料金案内」「利用規約」の各ページを開いて内容を控えました。

項目表記の内容
販売業者株式会社メディックス
所在地東京都練馬区(番地・建物名・部屋番号まで記載)
電話・受付時間03から始まる固定電話の番号。平日9時30分〜18時30分
問い合わせサイトと同じドメインのサポート用メールアドレスと問い合わせフォーム
電気通信事業「総務省 電気通信事業者 A-06-21760」と掲示
支払方法銀行振込・クレジットカード・電子マネー(表記は「各種」)
料金の形ポイント制(1ポイント=10円)の完全前払い
返金・返品購入済みポイントの返品・返金は行わない

ドメインのWHOISでは、uly-sses8888.comの登録日は2024年3月4日でした。接続先のサーバーは国内事業者のネットワーク上にあります。運営会社名は公式の特商法表記から写したもので、事業の実態やほかのサイトとの関係までは編集部では確かめていません。

公的機関の側では、国民生活センターや消費者庁、警察庁の発表を調べた限り、ユリシスを名指しした情報は出ていませんでした。「ユリシス」という言葉は会社名や商品名にも使われているため、調べるときは「占い」と組み合わせ、届いたメールのURLがuly-sses8888.comかどうかを照らし合わせてください。

ユリシスの利用規約で読んでおきたい5つの条文

ユリシスの利用規約は12条あります。課金や返金の場面で意味を持ちそうな条文を5つ選び、要旨をまとめました。

  • 第4条(相談サービス):鑑定は業務委託の占い師(鑑定師)が行い、会社はシステムの提供と料金の回収を担います。担当鑑定師の判断で、監修のもとアシスタントが対応する場合があること、同じ条件に当てはまる複数の利用者には同様のアドバイスになる場合があることも書かれています。
  • 第6条(サービス概要):娯楽目的のサービスで、内容の真実性や問題の解決を保証しないとしています。消費者契約に当たる場合の賠償は「直近30日間のご利用料金」が上限とされています。
  • 第7条(広告表示):鑑定師はニックネームや写真などの演出を使っており、サイトに載る評価は品質や実力を保証するものではないとしています。
  • 第9条(メール):届いた鑑定結果メールを見るのは無料で、それに返信すると新たな相談依頼としてポイントを消費します。
  • 第10条(ポイント):送信1回につき150ポイント(1,500円・税込)。ポイントの有効期限は購入日から180日で、クーリングオフは適用されず、退会するとポイントは消えます。

編集部が特に読んでおいてほしいと考えるのは第4条と第7条です。「あなただけに」と感じるメッセージでも、規約上は複数の利用者に同じ内容が届くことや、占い師本人ではなくアシスタントが書くことがあり得る、と読めます。この読み方は、次の章で紹介する国民生活センターの指摘とも重なります。鑑定の言葉に心が動いたときこそ、この2つの条文を思い出してください。

「返金しない」「クーリングオフなし」とあっても検討できること

ネット上で申し込む占いサービスは通信販売の一種で、訪問販売や電話勧誘販売と違い、特定商取引法のクーリング・オフの規定はもともとありません。規約の「クーリングオフは適用されません」は、その前提を書いたものと読めます。そのうえで、規約とは別に次の法律上の考え方を検討できる場合があります。

不安をあおる勧誘による契約の取消し

消費者契約法第4条第3項第8号は、霊感など合理的に実証するのが難しい特別な能力による知見として、生命・身体・財産などの重要な事項について「このままでは重大な不利益を避けられない」と不安をあおり、契約が必要不可欠だと告げて結ばせた契約を、取り消せるものとしています。取消しができる期間もこの類型は長めで、追認できる時から3年・契約から10年とされています(第7条)。ほかの類型は1年・5年です。

賠償責任を免除・制限する条項

同法第8条は、事業者の債務不履行や不法行為による損害賠償責任を全部免除する条項や、故意または重大な過失による場合に責任の一部だけを免除する条項を、無効としています。ユリシスの「直近30日間の利用料金を上限」とする定めがどの場面で効くのかは、事情によって変わります。

どの条文が使えるかは、鑑定で何を言われ、どう支払ったかで決まります。「このままでは不幸になる」「今やめると縁が切れる」といった言葉があったなら、その文面が大事な材料です。当てはめの判断は弁護士や消費生活センターに任せてください。占いサイト全般の相談の流れは占い詐欺の解説にもまとめています。

国民生活センターが挙げる占いサイトの問題点と照らし合わせる

2020年11月の国民生活センターの発表では、占いサイト・アプリの相談が毎年1,000件を超え、2019年度には1,837件に達したとされています。相談者の8割は女性でした。報告書が挙げた問題点を、要旨で紹介します。

  1. 最初は無料のつもりでも、いつの間にか有料のやり取りになっている
  2. 自分宛てに見える文面が、実際には大勢に同じように送られている
  3. 意味の分からない数字や記号、決まった言葉を繰り返し送るよう指示され、金額がかさむ
  4. やめると伝えると、占い師の側から強く引き止められる
  5. 名前や生年月日を入れただけで会員にされ、ほかの占いサイトからもメールが来るようになる

ユリシスの料金は送信1通ごとの課金なので、3つ目のような「言葉や数字を送らせる」やり取りがあると、そのまま1通1,500円ずつ積み上がります。たとえば「この言葉を3回送ってください」という指示に従えば、それだけで4,500円です。受け取ったメールの中に、特定の文字列の送信を求める指示や、「最後まで鑑定を受けないと」と続行を迫る言葉がないか、読み返してみてください。見つかったら、日付の分かる形で保存しておきます。

支払った手段から逆算する返金の相談ルート

ユリシスで使える支払い手段は、表記を見る限り振込・カード・電子マネーです。相談先は、お金がどの経路を通って運営会社に届いたかで決まります。

  • カードで払った:まずカード会社に、占いサイトの利用分であること、時期と金額、明細上の加盟店名を伝えます。明細の名前が「ユリシス」と違っていても、日付と金額が一致すれば同じ取引として申告できます。分割払いやリボ払いなら、支払停止の抗弁の対象になるかも確かめましょう(チャージバックの解説)。
  • 銀行振込で払った:振込先の名義が法人か個人かを控え、振込先の銀行と警察に相談します。口座が止められれば、そこに残ったお金から振り込め詐欺救済法による分配を受けられることがあります(振込後の対処法)。
  • 電子マネーで払った:買ったプリペイドカードの番号とレシートを手元に残し、カードを出している会社に問い合わせます。プリペイドカードを悪用する手口については、業界団体の日本資金決済業協会が注意点をまとめています。

運営会社へ返金を申し入れるときは、電話だけで済ませず、メールや問い合わせフォームなど記録が残る方法を使うのが無難です。何を求め、どんな返事があったかが、後で消費生活センターや弁護士に相談するときの資料になります。

相談窓口と、相談の前に手元に置くもの

ユリシスをめぐる相談は、内容に応じて次の窓口が受け付けています。

  • 消費者ホットライン188:地域の消費生活センターの相談員に、規約の条文の読み方や、運営会社へどう申し入れるかを相談できます。
  • 警察相談専用電話 #9110:お金をだまし取られた疑いがあるとき。振込先口座の情報を伝えます。
  • 法テラス・弁護士:取消しの主張や返金請求を、法的な手続きとして進めるか検討したいとき。

相談の前に、次のものを手元に置いておくと話が進めやすくなります。

  • ユリシスに登録したメールアドレスと、利用を始めたおおよその時期
  • ポイント購入の履歴と支払いの控え(合計額を出しておく)
  • 鑑定メールのうち、不安をあおる言葉や送信を指示する言葉が入ったもの
  • 特商法表記・利用規約・料金案内の画面(保存した日付が分かる形で)

規約上、退会するとやり取りの履歴はすぐに削除されます。退会は、必要な画面をすべて保存し終えてからにしましょう。保存の方法は証拠の残し方、当サイトへの相談は相談予約から受け付けています。返金や解決を約束するものではありません。

よくある質問

Q. ユリシスの運営会社はどこですか?

A. uly-sses8888.comの特定商取引法に基づく表記と「運営会社」のページには、株式会社メディックス(東京都練馬区)が載っています(2026年9月24日確認)。念のため、ご自身でもその画面を日付入りで保存しておくことをおすすめします。

Q. ユリシスの規約に「クーリングオフは適用されません」とあります。もう何もできませんか?

A. ネットで申し込む占いサービスには、もともと特定商取引法のクーリング・オフの規定がありません。ただ、不安をあおる勧誘で結ばされた契約の取消し(消費者契約法第4条第3項第8号)など、別の考え方を検討できる場合があります。最初の相談先としては消費生活センター(188)が適しています。

Q. ユリシスの鑑定師から届いたメールに返信すると料金がかかりますか?

A. 利用規約第9条では、鑑定結果メールを見るのは無料で、返信すると新たな相談依頼として扱われ、ポイントを消費するとされています。こちらから送る1通は150ポイント、金額にして1,500円です。

Q. 規約に「直近30日間の利用料金が上限」とあります。それ以上は請求できませんか?

A. 消費者契約法第8条は、故意または重大な過失による損害について責任の一部だけを免除する条項などを無効としています。この上限がどこまで効くかは事情によって変わるため、弁護士や消費生活センターに確認してください。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。

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参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。