LINEグループで誘われたFX投資への恋愛誘導への対応方法まとめ
LINEグループで誘われたFX投資への恋愛誘導に注意が必要なケース n LINEグループで誘われたFX投資への恋愛誘導のような状況に遭遇した場合、その内容に不審…
Instagramに見知らぬアカウントから「ごめんなさい、送り先を間違えました」「〇〇さんですよね?久しぶり」といったDMが届き、礼儀正しく返したところから会話が続いている。そんな状況で「これは大丈夫なのか」と気になって調べている方に向けた記事です。
結論から言うと、宛先違いや旧友を装う一通目は、豚の丸焼き詐欺の典型的な入口のひとつとして米国財務省 FinCEN が警告しています。また、この詐欺は恋愛の話がまったく出ないまま、友人や「投資の先輩」として近づいてくる形でも進みます。令和7年に警察が把握したSNS型投資詐欺を入口のアプリ別に数えると、トップはInstagramの1,934件です。一通目への対応、プロフィールの見方、別のアプリに誘われたときの判断を順に整理します。
警察庁が令和8年5月に公表した令和7年の確定値によると、SNS型投資詐欺9,523件のうち、犯人と最初に接触したツールはInstagramが1,934件(20.3%)で最多でした。最初の接触手段をDMに限ってみても、Instagramが1,000件と最も多く、前年から8割以上増えています。
恋愛感情を利用するSNS型ロマンス詐欺(5,645件)でも、DMを入口とするものの内訳でInstagramは1,247件あり、マッチングアプリに次ぐ多さでした。Instagramは写真で人柄や暮らしぶりを見せやすく、知らない相手からのメッセージにも抵抗が少ないため、入口として使われやすいと考えられます。
警察庁の区分では、投資金や出金手数料の名目でお金を出させるタイプが投資詐欺、恋愛感情や親しみにつけ込むタイプがロマンス詐欺として集計されています。豚の丸焼き詐欺は、この両方にまたがる手口です。
FinCEN の警告(2023年9月)は、犯人がショートメッセージやSNSのDMで最初に接触するとき、間違えて送ったふりをするか、昔の知り合いとの連絡を取り戻そうとするふりをすることが多いと書いています。Instagramでよく見られる一通目は、たとえば次のような形です。
間違いを指摘すると丁寧に謝り、「これも何かの縁なので」と会話を続けようとするのが次の一手です。返信しない、謝罪にも返さないのがいちばん確実な対処になります。すでに返してしまった場合も、そこでやり取りを止めれば問題はありません。
FinCEN は、犯人が資産家や投資家を名乗り、裕福でうらやましい生活を見せるSNSのプロフィールを作ることがあると指摘しています。海外旅行、高級車、ワイン、ブランド品の写真が並び、本人の顔がはっきり写っていないか、写っていても同じ数枚の使い回しに見える、というアカウントは注意して見てください。
どれか一つで判断はできませんが、複数当てはまるなら、お金の話が出る前に距離を置くのが無難です。反対に、写真がきちんとしていて投稿が長く続いているからといって、本人の実在が保証されるわけでもありません。乗っ取られた実在の人のアカウントや、長期間かけて育てたアカウントが使われることもあるため、プロフィールの確認は「怪しい点を拾う」ための作業と考えてください。
豚の丸焼き詐欺はロマンス詐欺の一種と紹介されることが多いものの、FinCEN は「信頼を得てから投資に誘う詐欺」(confidence scam)とも呼ばれ、一部がロマンス詐欺にあたると説明しています。INTERPOL(国際刑事警察機構)の2024年12月の発表も、偽りの恋愛や友情で被害者を引き込む手口として紹介しています。
そのため、次のような関係でも同じ流れになりえます。
「恋人になろうと言われていないから関係ない」と考えず、会ったことのない相手からお金の運用を勧められたという一点で判断してください。2025年12月に国民生活センターが出した注意情報でも、SNSで知らない異性から連絡があり、数日のやり取りのあと暗号資産の投資を勧められ、約500万円を送金した60歳代の事例が紹介されています。
一通目のあとは、しばらく投資の話は出てきません。FinCEN は、相手が反応を得たあと、時間をかけてやり取りを重ねて信頼と関係を築くと説明しています。数日から数週間、毎日のように朝晩のあいさつや食事の写真、仕事の愚痴が届き、「話しやすい人」という印象ができあがっていきます。
お金の話は、たいてい相手の側の「打ち明け話」として出てきます。
FinCEN は、犯人が画面の共有や遠隔操作を求め、口座開設や暗号資産の購入を代わりに進めようとすることがあるとも書いています。スマートフォンの画面共有や遠隔操作アプリの導入を頼まれたら、その場で断ってください。ログイン情報を知られると、自分の口座から直接お金を動かされるおそれもあります。
「相手のほうからお金を求めてこないから大丈夫」と感じやすいのも、この段階の特徴です。実際には、自分の意思で入金したように感じさせる流れそのものが、手口の一部になっています。
金融庁は、SNSの偽アカウントや広告から、LINEのグループや個人のやり取りに持ち込もうとするのが多くのケースに共通すると注意喚起しています。InstagramのDMから別のアプリへ移ると、Instagram側の通報や記録が使いにくくなり、相手のアカウントが消えたときに手がかりが残りません。
移動を断ると「Instagramは通知が不安定だから」「仕事用の番号は教えられないから」などと理由を重ねてくることもありますが、応じる必要はありません。保存したうえで、移動の誘いには乗らないのがいちばん安全です。Instagramのアカウントやメッセージは、アプリ内の報告機能から運営に知らせることができます。
送金の方法によって、最初に連絡する先が違います。
一覧は完璧でなくてかまいません。思い出せる範囲で時系列に並べておくと、警察や金融機関に説明するときに抜けが減ります。
どの場合も、警察(緊急でなければ #9110、被害届は最寄りの警察署)と消費者ホットライン188への相談を並行して進めてください。記録の残し方は証拠の残し方、同じテーマをLINEグループの段階から見た記事は豚の丸焼き詐欺のLINEグループは今どの段階かにまとめています。個別の状況の整理は相談予約からどうぞ。返金できるかどうかは資金の行き先や残高しだいで、結果を約束できるものではありません。
A. 返信しただけで被害が生じることは通常ありません。そこでやり取りを止め、相手をブロックするか報告すれば十分です。電話番号や住所、勤務先などを伝えてしまった場合は、その後の不審な連絡に注意してください。
A. 恋愛が出てこなくても同じ手口はあります。FinCEN や INTERPOL は、友情や信頼関係を利用して投資へ誘う形も含めて説明しています。一度も顔を合わせていない人がお金の運用を持ちかけてきたら、その段階で警戒してください。
A. 写真だけでは本人かどうか確かめられません。FinCEN は、裕福な生活を見せるプロフィールを作ることがあると指摘しています。画像検索で同じ写真が別の場所に出ていないか確かめると判断材料になります。
A. 保存していた画面、ユーザーネーム、送金の記録があれば、警察への相談や金融機関への連絡に使えます。アカウントが消えても諦めず、手元の記録をまとめて相談してください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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