Facebookで勧誘された電力会社を装った詐欺への対応方法まとめ
Facebookで勧誘された電力会社を装った詐欺に注意が必要なケース n Facebookで勧誘された電力会社を装った詐欺のような状況に遭遇した場合、その内容に…
「お客様のクレジットカードが不正に使われた可能性があります」。カード会社や、その関係者を名乗る電話が突然かかってきたときに、どう受け答えすればよいか。先に結論をまとめると、通話中にカード番号・有効期限・セキュリティコード・暗証番号・SMSの認証コードは口にせず、通話を終えてから、手元のカードの裏に書かれた番号へこちらから電話することです。
日本クレジット協会は、協会の職員や会員のカード会社、カードの国際ブランドが消費者の自宅に電話をしてカード番号や個人情報を尋ねることはないと明言しています。この記事では、電話でよく使われる話の運び方、画面に出る番号を信じてはいけない理由、話してしまった後の手順、次から電話を受けないための設定を、日本クレジット協会・警察庁・国民生活センターの情報をもとに説明します。
日本クレジット協会や警察庁、国民生活センターが紹介している例をもとにすると、電話の入り方にはいくつかの型があります。
入り方は違っても、最後はカードそのものの情報か、暗証番号や認証コードを手に入れようとする点で共通しています。
電話の最中は、相手の言うことが本当かどうかを確かめる手段がありません。そこで、確かめる前に守る線を決めておきます。
| 聞かれても答えないもの | 理由 |
|---|---|
| カード番号・有効期限・セキュリティコード | ネットでの買い物にそのまま使われる |
| 暗証番号 | 協会は会員会社が電話で尋ねることはないとしている |
| SMSやアプリに届いた認証コード | 本人確認を突破されてしまう |
| 生年月日・住所・家族構成 | 次の電話や訪問でなりすましに使われる |
相手が急がせてきても、「確認してかけ直します」と伝えて切って構いません。本物のカード会社であれば、会員が自分で公式窓口にかけ直すことを拒む理由はないはずです。かけ直すときは、相手が口にした番号ではなく、手元のカード裏面や公式アプリに載っている番号を使います。国民生活センターも、事業者の本来の連絡先を自分で調べて問い合わせるよう勧めています。話を聞きながら、相手が名乗った会社名・部署名・担当者名と着信の時刻を書き留めておくと、かけ直した先で「その電話は本当に御社からか」を尋ねやすくなります。
自動音声の電話は、案内の途中で切ってしまうのが確実です。番号ボタンを押すと、オペレーターにつながって話を聞かされる流れに入ってしまいます。
「着信画面にカード会社の番号が出ていたから本物だと思った」という受け止め方は危険です。警察庁は、警察本部の代表番号を偽って表示させた電話が実際にあったとして、その事例を紹介しています。着信表示は偽装されうる、という前提で考えてください。
もう一つ気をつけたいのが国際電話です。警察庁によると、2025年(令和7年)の特殊詐欺で使われた電話番号を見ると、およそ4分の3にあたる約75.5%が、海外の国番号がついた番号でした。「+」の後ろに続く数字は国番号で、日本は「+81」です。それ以外の国番号から、国内のカード会社を名乗る電話がかかってきたら、まず疑ってかかってください。警察庁は、「+」から始まる番号のうち末尾が「0110」のものが多く、警察署からの電話に見せかける例が目立つとも説明しています。
国内の番号なら安心、というわけでもありません。警察庁の要請により、犯行に使われた050から始まるIP電話の番号は令和7年中に1,320件、固定電話の番号は544件が利用停止になっています。番号の種類にかかわらず、知らない番号からの「カード会社です」という電話は、一度切ってから確かめるのが基本です。
特殊詐欺全体で見ても、犯人が最初の接触に使った手段は電話が78.8%を占めています。カード会社をかたる電話は、こうした電話を使う詐欺の入口の一つだと捉えておくと、落ち着いて対処しやすくなります。
カード会社を名乗る相手が「この件は警察に回します」「日本クレジット協会から連絡させます」と言い出したら、話がさらに大きくなる前触れと考えてください。
警察庁が「ニセ警察詐欺」と呼ぶ手口は、2025年に11,014件、被害額1,005.0億円に達し、特殊詐欺の被害額の70.6%を占めました。警察庁は、本物の警察官の見分け方として、電話口で「あなたは捜査対象だ」と告げることも、手帳や逮捕状を画像で送ってくることも、私用のスマホへいきなりビデオ通話をしてくることもない、と挙げています。
日本クレジット協会についても、相談を受ける正規の電話番号は、クレジットに関する相談が03-5645-3361、個人情報に関する相談が03-5645-3360だと公表しています。協会は、これ以外の番号にはかけないよう呼びかけています。相手から協会の番号を教えられても使わず、協会の公式サイトで番号を確かめてください。
また協会は、銀行協会職員や百貨店社員、警察官などが電話や訪問で暗証番号を聞いたり、カードを預かったりすることは一切ないとも注意を呼びかけています。「古いカードを回収に行く」と言われた場合の対応はカード停止・再発行の後にやることでも取り上げています。
伝えたのが氏名や生年月日だけだったとしても、次の電話や訪問で本人確認に使われるおそれがあるため、家族にも共有しておくと安心です。明細の見方はカード明細に知らない請求があるときの確かめ方で説明しています。
警察庁は、犯人からの電話を直接受けないための対策として、国際電話の着信ブロックを勧めています。
高齢の家族がいる場合は、「カード会社から電話が来ても、その場では何も答えずに家族に相談する」と決めておくのも有効です。
相談の前にそろえておくものは相談前チェックリストを参考にしてください。
A. 答えないでください。日本クレジット協会は、会員のカード会社が消費者の自宅に電話をしてカード番号や個人情報を尋ねることはないとしています。いったん切り、カード裏面の番号にかけ直して確認してください。
A. あります。警察庁は、実在する警察本部の代表番号を偽って表示させた電話の事例を公表しています。画面の番号には折り返さず、カード裏面や公式アプリに載っている窓口へ連絡して事実を確認してください。
A. 個人情報やカード情報を伝えていなければ、まずは慌てなくて大丈夫です。同じ番号は着信拒否にし、以後同じような電話には出ないようにしてください。不安な場合は#9110に相談できます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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