Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺の事例と専門家への相談
Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺に注意が必要なケース n Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺のような状況に遭遇した場合、その内容に…
「お荷物をお届けしましたが不在のため持ち帰りました」というSMSが届いたら、最初に確かめたいのはその会社がふだんSMSで不在連絡をしているかどうかです。ヤマト運輸と佐川急便は、自社の注意喚起ページで、SMSによる不在連絡や集配の案内はしていないと明記しています。日本郵便も、ゆうパックや郵便物の配達を装うSMSに注意するよう呼びかけています。
この記事は、宅配便の不在通知らしきSMSを受け取って、まだリンクを押していない人に向けたものです。各社の公式発表の中身と、リンクを使わずに荷物の状況を確かめる方法をまとめました。各社の表明は2026年9月25日に公式ページで確認しています。すでにリンクを開いてしまった人は、押してしまった場合の段階別の対処を先に読んでください。
各社の注意喚起ページに書かれている内容を、要点だけ表にしました。言い回しは会社ごとに違うので、気になる人は原文も開いてみてください。
| 会社 | 公式ページでの表明 | 荷物の確認先として案内されているもの |
|---|---|---|
| ヤマト運輸 | 2025年8月26日付の注意喚起で、ショートメールによる不在連絡やお届け予定のお知らせ、「住所不明のため配達できない」といった住所確認、再配達に関する請求の連絡は送らないと記載 | 荷物お問い合わせシステム、公式アプリのプッシュ通知 |
| 佐川急便 | 迷惑メールの注意喚起ページで、荷物の集配についてSMSによる案内は行っていないと記載。偽のメール・SMSの事例を50件以上掲載 | 公式サイトの「ご意見・お問い合わせ」 |
| 日本郵便 | ゆうパック・郵便物・レターパックの配達を装うメール、不在を口実に再配達料や関税を払わせようとする文面を、偽物の見本として掲載。郵便局物販サービスが商品のお届け時に不在だった場合に送るSMSは例外として明記。Webサイトなどで「.net」「.top」のURLは使っていないとしている | 公式サイトの荷物追跡、お客様サービス相談センター |
ヤマト運輸や佐川急便の名前で、URL付きの不在連絡がSMSで届いたとします。それは両社が「送っていない」と説明している種類の連絡です。日本郵便の名前でも、再配達の手数料や送料の支払いを求めてくるなら、同社が注意を促している典型に当てはまります。
一方で、通販サイトやフリマアプリなど荷物を出した側から発送の連絡が来ることはあります。この場合も、SMSのリンクではなく、注文したサービスのアプリや購入履歴から配送状況を開くほうが安全です。
佐川急便が公開している事例には、SMSで届いた文面として次のような文が並んでいます(リンク部分は伏せ字です)。
日本郵便の事例ページにも、「配送先住所が不明瞭のため、お荷物は配達されませんでした。再配達申請はこちら」「配送料のお支払いはこちらから」といったSMSが載っています。メールの例では「48時間以内に決済を完了してください」「7日以内に正しい配送住所をご更新ください」のように、期限を切って急がせる書き方が目につきます。
こうした文面を並べると、共通点が3つ見えてきます。
送信元の表示だけで真偽を決めるのも危険です。佐川急便の事例には「佐川クール便」「SAGAWA飛脚便」のような社名に似せた送信者名や、一般の番号から送られてきたSMSも含まれています。関税が未払いだと告げる文面も掲載されていました。
心当たりのある荷物を待っているときでも、SMSのリンクは使わずに次の順で確かめます。
SMSに書かれていた伝票番号らしき数字を公式の追跡ページに入れても、該当する荷物が出てこないことがあります。そのときは、番号そのものが作られたものだと考えたほうが自然です。
SMSに営業所名が書かれていることもありますが、営業所の電話番号は公式サイトの営業所検索で調べ直してからかけてください。本文にある番号にかけると、偽の窓口につながるおそれがあります。
偽の不在通知は、ちょうど荷物を待っている人に当たったときに押されやすくなります。心当たりがある状況ごとに、確かめ先を決めておきましょう。
発送の通知や伝票番号は、取引画面に表示されるのが一般的です。SMSで届いた番号と取引画面の番号が一致するかを見れば、多くの場合は判断がつきます。取引画面に発送の記録がないのに「持ち戻り」の連絡だけが来た、という順序の食い違いは疑う材料になります。
「関税が未払い」「通関料をお支払いください」という文面は、日本郵便と佐川急便の事例にどちらも登場します。関税や消費税の支払いが必要な荷物でも、請求の方法は注文したショップや配送会社の公式な案内で確かめ、SMSのリンク先では支払わないようにしてください。
置き配を指定していると、「不在で持ち帰った」と言われても一瞬納得しかけます。指定した受け取り方法と矛盾する連絡が来たら、まず公式アプリで配達状況を見るのが近道です。
偽のSMSや偽サイトは、見た目の出来では判断できない方向に進んでいます。2026年8月分についてフィッシング対策協議会がまとめた報告では、攻撃側が受信者の反応を見ながら、文面やかたるブランドを数日単位で変えていると指摘しました。同じ報告によると、SMSから誘導するフィッシングの報告数は少ない状態が続いているものの、東京電力、水道局、Apple、クレジットカード会社などを名乗る文面が寄せられています。宅配業者の名前が目立たない時期があっても、また使われると考えて備えておくのが現実的です。
見た目に頼らずに判断するために、次の4点を覚えておくと迷いが減ります。
筆者の考えとしては、「本物か偽物か」を毎回見極めようとするより、宅配の連絡はSMSのリンクから開かないと決めてしまうほうが負担が小さく、確実です。本物の連絡だったとしても、公式アプリや追跡ページから同じ情報にたどり着けます。
リンクを押していない段階なら、被害にはまだつながっていないと考えられます。そのうえで、届いたSMSは次のように扱います。
家族のスマホにも同じようなSMSが届いている可能性があります。ネット通販をよく使う人ほど「何か頼んだかもしれない」と思いやすいので、「宅配のSMSはリンクがあっても押さない」と一言伝えておくと役に立ちます。
A. ヤマト運輸は2025年8月26日付の注意喚起で、ショートメールによる不在連絡やお届け予定のお知らせは送らないとしています。お届け予定を知りたいときは、同社の荷物お問い合わせシステムや公式アプリの通知を使う方法が案内されています。
A. タイミングが合っていても、SMSの内容だけでは本物と判断できません。注文したサービスの購入履歴から配送会社と伝票番号を確かめ、配送会社の公式サイトで追跡してください。
A. 日本郵便は、郵便局物販サービスが商品のお届け時に不在だった場合に送るSMSを例外として挙げています。ゆうパックや郵便物の配達を装って、再配達手数料や送料の支払いを求めるものは、同社が注意を呼びかけている例に当たります。
A. 押していなければ、被害にはつながりにくいとされています。余裕があれば、届いた画面を撮って、協議会の報告用アドレス([email protected])に知らせておくと、同じ手口への注意喚起に役立ちます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。