SNS広告・検索・DM経由の返金をうたう詐欺を見分ける方法|相談前に確認すべき手口と安全な相談先の選び方
ChuChuやHEATをかたる窓口など、返金相談を装う連絡に不安を感じた人へ。広告・検索・DMでの誘導の見分け方、確認事項、相談先の選び方を解説します。
要点を先にまとめます。出会い系サイト「Lパートナーズ(エルパートナーズ)」(l-partner.jp)の特定商取引法の表記(2026年9月24日閲覧)では、販売業者は東京都千代田区の合同会社ピースです。料金は1ポイント=11円で、メッセージの送信は文章・画像とも30ポイント(330円相当)、閲覧は無料とされています。支払いは前払いで、クレジットカード・電子マネーのほか、あと払い(ペイディ)も案内されています。返金は「一切お受け出来かねます」との記載です。
この記事は、Lパートナーズでポイントを買い続けてしまった方、請求書が届いて支払い方法ごとの対応を知りたい方に向けたものです。ここでは、表示されている届出番号や法人番号を自分で確かめる方法と、ペイディを含む支払い方法ごとの相談ルートに重点を置きました。口コミの真偽は判定できないため、体験談は載せていません。
編集部が2026年9月24日に l-partner.jp のトップページ、「特商法に基づく記載」、利用規約を閲覧して控えた内容です。
| 項目 | 公式サイトの表記 |
|---|---|
| 販売業者 | 合同会社ピース |
| 運営責任者 | 松本浩士 |
| 所在地 | 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16 ヤマトビル405 |
| 連絡先 | [email protected]/050-3570-0052(電話は11時〜19時、土日祝を除く) |
| インターネット異性紹介事業 | 届出済み(受理番号 30230053001) |
| 電気通信事業 | 届出番号 A-05-20856 |
| 料金 | 1ポイント=11円。文章・画像メッセージの送信各30ポイント、閲覧・プロフィール閲覧は無料 |
| ポイントの有効期限 | 購入から6か月(規約では購入日から180日) |
| 支払方法 | クレジットカード(為替レートで請求額が変わる場合があると記載)、電子マネー、あと払い(ペイディ) |
| 返品・返金 | 「提供サービスの特性上、一切返品/返金はお受け出来かねます」 |
国税庁の法人番号公表サイトでは、合同会社ピース(法人番号 9011603003917)の所在地が表記と同じ「東京都千代田区神田和泉町1番地6-16」で登録されていました。法人番号の指定は令和5年(2023年)5月10日、同年6月9日に東京都練馬区から現在地へ移転したという変更履歴があります。つまり、登記上は比較的新しい法人です。
会員数や、やりとりの相手が一般の利用者かどうかは公開情報からは分かりません。消費者庁・国民生活センター・警察庁のサイトで「Lパートナーズ」の名称を挙げた注意喚起も、調べた範囲では見当たりませんでした。なお、「Lパートナーズ」を名称に含む別の法人も登記されています。会社名だけで検索すると無関係の法人が出てくるため、運営者はサイトの表記で確かめてください。
出会い系サイトの料金は、1通あたりの金額が小さく見えても、往復の回数で大きく変わります。Lパートナーズの表記どおりに計算すると、次のようになります。
| 送信した通数 | 消費ポイント | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 10通 | 300pt | 3,300円 |
| 100通 | 3,000pt | 33,000円 |
| 1,000通 | 30,000pt | 330,000円 |
画像を送る場合も同じ30ポイントです。相手の返信を読むのは無料なので、「読むだけなら負担はない」と感じやすい一方、返事を書くたびに330円相当が減っていきます。やりとりが長引くほど負担は大きくなるため、合計額を定期的に確かめる習慣をつけてください。
出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)では、事業者に公安委員会への届出や、利用者が18歳未満でないことの確認などが義務づけられています。Lパートナーズの規約にも、身分証の画像で年齢確認をすると書かれています。ただし、届出はあくまで法律上の義務を果たしている表示であり、料金の妥当性や、やりとりの相手が一般の利用者であることを保証するものではありません。
消費者庁は、サクラサイトの誘い文句として「出会い型」のほか、芸能人を励ましてほしいという「同情型」、お金をあげると持ちかける「利益誘引型」などを挙げています。国民生活センターに寄せられた出会い系サイトの相談事例にも、「支援金をあげる」というメールから出会い系サイトに誘導され、ポイントを買っても支援金を受け取れなかったという内容が紹介されています。
規約には「友だちブロック後、一定期間(1ヶ月以上)を経過した場合は退会扱い」という定めもあります。ブロックしただけでは退会手続きがすぐに完了しない可能性があるため、退会したいときはメールで申請し、送信記録を保存しておくほうが確実です。退会するとポイントはすべて削除され、返金はしないとされているので、トラブルを相談する予定があるなら、退会前にやりとりの画面と購入履歴を残してください。
Lパートナーズは支払い手段が複数あるため、自分がどれで払ったかによって相談先が分かれます。
分割払いやリボ払いなど2か月を超える後払いで、原則4万円以上(リボは3万8千円以上)の取引であれば、割賦販売法の「支払停止の抗弁」を書面でカード会社に申し出ることができます。翌月1回払いは法律上の対象外ですが、カード会社が加盟店に事情を確認するチャージバックを相談できる場合があります。表記には「決済時の為替レートによって請求額が異なる場合がある」と書かれているので、明細の請求元名と金額を控えてからカード会社に連絡してください。手順はチャージバックの解説で詳しく説明しています。
表記では、毎月末締めで翌月1日に請求書を発行し、コンビニ払い・銀行振込・口座振替で支払う仕組みと説明されています。コンビニ払いは1回あたり最大390円(税込)、銀行振込は振込手数料が利用者負担です。この場合、請求元はサイトではなくペイディになります。サイトとの間で問題があるときは、支払期日の前にペイディのカスタマーサポートにも事情を伝え、どう扱われるかを確認しておきましょう。未払いのまま放置すると延滞の扱いになるおそれがあるため、自己判断で支払いを止めるのは避けてください。
プリペイド型の電子マネーは、番号を使われると現金を渡したのと近い状態になり、取り戻すのは難しいとされます。使われる前であれば発行会社が対応できる場合もあるので、購入レシートとカード番号を手元に置いて、すぐに発行会社へ連絡してください。
表記の支払方法には銀行振込(ポイント購入時)は挙がっていません。やりとりの相手や運営を名乗る人から個人名義の口座への振込を指示されたら、支払う前に #9110 や消費生活センターに相談してください。すでに振り込んでいる場合、振込先口座が犯罪に使われた疑いがあれば、振り込め詐欺救済法の手続きにつながる可能性があります。
スクリーンショットの撮り方は証拠の残し方、相談までの流れはご相談の流れにまとめています。
最後に、状況別の優先順位です。
出会い系の課金トラブル全般は出会い系詐欺の課金トラブルでも解説しています。
A. 2026年9月24日時点の表記では、販売業者は合同会社ピース(東京都千代田区神田和泉町)です。国税庁の法人番号公表サイトでも同じ所在地で登録されており、法人番号の指定は2023年5月10日でした。
A. 表記では1ポイント=11円で、文章メッセージ・画像メッセージの送信がそれぞれ30ポイント(330円相当)、受け取ったメッセージの閲覧は無料とされています。
A. 規約には、友だちブロック後に一定期間(1か月以上)が経過すると退会扱いにするという定めがありますが、すぐに退会が完了するとは書かれていません(ここでいう「友だち」が何を指すかも規約には明記されていません)。確実に退会したい場合は、規約どおり [email protected] にメールで申請し、記録を残してください。
A. サイトとの間で問題があるときは、支払期日の前にペイディのカスタマーサポートへ事情を伝え、扱いを確認してください。自己判断で支払いを止めると延滞になるおそれがあります。あわせて消費生活センター(188)にも相談できます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。