HEATヒートとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
「HEATヒートは大丈夫?」と検索される方へ。出会い系・サクラサイト詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事はHE…
最初に結論です。Pairsで知り合った相手から暗号資産、FX、副業などの「もうけ話」を持ちかけられたら、相手がどれほど誠実に見えても、お金を動かさずに断るのが基本です。国民生活センターも、アプリで出会った人に言われるまま投資するのはやめるよう注意を促しており、Pairs自身もセーフティセンターで、暗号資産への投資を勧めてくる人を詐欺目的のユーザーの特徴に挙げています。
この記事は、Pairsで出会った相手との会話に投資の話題が出てきて、不安を感じている方に向けたものです。よくある話の運び方、投資先が本物かどうかを確かめる方法、角を立てない断り方、すでに入金してしまったときの相談先の順に説明します。
警察庁は、SNSなどで対面しないまま関係を深めて信用させ、投資金や「利益の出金手数料」などの名目でお金をだまし取る手口を「SNS型投資詐欺」、恋愛感情や親近感を抱かせてお金をだまし取る手口を「SNS型ロマンス詐欺」と定義しています。マッチングアプリで始まる場合、この二つが混ざり合った形をとることが少なくありません。
Pairsのセーフティセンターも、はじめは少ない金額で利益が出て出金もできたのに、大金を入れて引き出そうとすると手数料が必要になり、支払いが重なっていく流れを紹介しています。お金を失いたくない気持ちから追加で払い続けてしまう心理を「損失回避性バイアス」と呼び、注意を促しています。
この流れのうち、Pairsの中で見えるのは1と2の段階だけであることが多い点にも気をつけてください。投資の話が本格的に出てくるのはLINEに移ってからというケースが多く、アプリ内のやり取りだけを振り返ると「普通のいい人だった」と感じやすいのです。
警察庁が2026年5月に公表した2025年の確定値によると、SNS型投資詐欺として把握された件数は9,523件、被害の総額は1,288.0億円で、どちらも前年より5割近く増えています。恋愛感情を利用する側のロマンス詐欺と合わせると、1年間の被害額は1,834.3億円に達しました。
支払い方にも変化があります。ロマンス詐欺で暗号資産を送らせる形(暗号資産送信型)は2,177件と前年から大きく増え、交換業者の口座への振込みも含めると、件数全体の約4割が実質的に暗号資産による被害でした。犯人がどんな職業を名乗ったかでは「投資家」が627件で最も多く、会社員、会社役員が続きます。
数字が示すのは、「投資に詳しい恋人候補」という人物像がそれだけ多く使われているということです。Pairsで出会った相手が投資家や経営者を名乗っていても、それだけで信用の根拠にはなりません。
国民生活センターは2022年12月、消費生活センターに寄せられた相談を分析し、マッチングアプリ等で出会った人にだまされないためのチェックリストを公表しました。投資の誘い方として挙がっているのは、おおむね次のような言い回しです。
同じリストには、相手の特徴として「外国人を名乗る、または海外在住の経験がある日本人」「日本語がどこか不自然」「暗号資産やFX、副業の投資でもうけていると話す」といった項目も含まれています。Pairsのセーフティセンターも、途中から機械翻訳のような日本語に変わる、言葉づかいが急に変わるといった変化を注意点に挙げ、複数人が入れ替わりで文章を打っている可能性を指摘しています。
ただし国民生活センターは、リストに当てはまらない相手なら安心というわけではなく、投資を勧められたら相手にかかわらず断るよう付け加えています。チェック項目の数で判断するのではなく、「会ったことのない相手からお金の話が出た」こと自体を立ち止まる合図にしてください。
相手が「ちゃんとした会社だから」と言っても、自分で一次情報に当たって確かめることが大切です。
| 確認すること | 調べ方 |
|---|---|
| 暗号資産の取引所・交換業者か | 金融庁が公開する「暗号資産交換業者登録一覧」に、案内された業者名があるかを見る |
| FXや株式などの取引業者か | 金融庁の登録業者一覧で名前を探すとともに、「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」に載っていないかも確かめる |
| アプリやサイトの正体 | URLが登録業者の公式ドメインと一致するか。アプリストアにあることは安全の証明にならない |
| 入金先 | 会社名ではなく個人名義の口座を指定されていないか |
金融庁は、SNSやマッチングアプリで知り合った人から勧誘を受け、登録を受けていない業者とFXや暗号資産の取引をして損害を受けたという相談が多く寄せられていると公表しています。名前が登録一覧に見当たらない、出金に「税金」や「手数料」の前払いを求められる、といった点が一つでもあれば、それ以上お金を入れないでください。
自分で国内の登録業者に口座を開き、そこで買った暗号資産を相手が教えるアドレスへ送るよう求められる形も目立ちます。取引所は本物でも、送った先は相手が管理する財布(ウォレット)なので、一度送ると取引所の側で取り消すことはできません。送金画面で見慣れない英数字の長いアドレスを入力するよう言われたら、その時点で手を止めてください。
投資の話を断るのに、長い説明はいりません。「お金のことは会ったこともない人とは決めないことにしている」「投資は自分で調べたもの以外やらない」と短く伝えれば十分です。そのあと「信じてくれないなんて悲しい」「今しかチャンスがない」と迫ってくるようなら、やり取りを続ける理由はありません。
Pairs上の相手には違反報告を送っておきましょう。報告の種類を選ぶ画面で内容に近いものを選び、「〇月〇日のメッセージで暗号資産の投資サイトを勧められた」のように日付と中身を具体的に書くと、運営側が事実を確かめやすくなります。Pairsのヘルプは、違反報告の内容が相手を含むほかの会員に伝わることはないと説明しています。
報告やブロックの前には、相手のプロフィール、投資を勧めたメッセージ、案内されたサイトのURLや画面を保存してください。すでにLINEへ移っている場合は、LINEのトーク履歴も同じように残します。LINE交換を迫られている段階ならLINE交換を急ぐ相手についての記事も参考になります。
Pairsのセーフティセンターは、詐欺をはたらく人が「二人だけの秘密」「誰にも言わないで」と言って家族や友人から切り離し、周りに相談させないようにすると説明しています。投資の話を身近な人に話すのを止められたら、それだけで十分に警戒してよい合図です。家族や友人、消費生活センターなど、利害のない第三者に一度話してみると、冷静さを取り戻すきっかけになります。
入金してしまっても、まずは追加で払わないことが最優先です。「出金のための税金」「口座凍結を解除する保証金」といった名目で求められるお金は、払っても戻ってこない可能性が高いと考えてください。そのうえで、次の窓口に相談します。
銀行口座あての振込みなら、口座の凍結後に「振り込め詐欺救済法」にもとづく被害回復分配金の支払いを申請できる場合があります(戻る額は凍結時点で口座に残っていたお金が上限の目安です)。支払い方法ごとの動き方はPairsで知り合った相手に送金してしまった後の記事、マッチングアプリ経由の投資トラブル全般はマッチングアプリから投資に誘導された場合の解説で詳しく扱っています。
A. 職業の名乗りだけで判断しないでください。警察庁の2025年の統計では、ロマンス詐欺で犯人が名乗った職業として「投資家」が最も多く挙がっています。会ったことのない相手から投資を勧められた時点で、断るのが安全です。
A. あります。Pairsのセーフティセンターは、最初は小さな額で利益が出て出金もできたのに、大きな額を入れたあとで手数料を求められる流れを紹介しています。出金できたことは安全の証明になりません。
A. 登録業者の名前やロゴをまねた偽サイトもあるため、案内されたURLが登録業者の公式サイトと一致するかも確かめてください。また、取引所自体が本物でも、相手に指示されるまま送金先を指定される形なら注意が必要です。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。