出会い系サイト規制法で不安なときに|評判の調べ方と相談前チェック
「出会い系サイト規制法は大丈夫?」と検索される方へ。支援金・当選金詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事は出会い…
「rasberry(ラズベリー)」は、メールアドレスで登録する形式のポイント制サイトです。インターネットアーカイブには2025年2月と3月にトップページが保存されていますが、2026年9月26日に確認したところ、サイトのドメイン(agbeksnulu.com)は登録情報が見つからず、ページも開けない状態でした。
この記事は、rasberryで「支援金を受け取るための手続き」としてポイントを買った方や、サイトが消えて問い合わせ先が分からなくなった方に向けたものです。保存記録で確かめられたこと、消費者庁が公表した支援金の手口との共通点、閉鎖後でも手元に残る手がかりと、支払い方法ごとの相談先を順に整理しました。rasberryの運営者が不正をしたと決めつける意図はなく、お金が戻る見込みを保証する記事でもない点はご了承ください。
公開情報で確かめられたのは次の範囲です(確認日:2026年9月26日)。
| 項目 | 確認できた内容 |
|---|---|
| サイト名とURL | ページタイトルは「rasberry」。インターネットアーカイブにagbeksnulu.comのトップページが2025年2月12日と3月28日に保存されている |
| トップページの表示 | HOMEのほか、規約・年齢認証・特商法の表記・個人情報の方針へのリンクが並び、規約とメール配信に同意して送信する登録欄がある。「18歳未満利用禁止(高校生を含む)」の表示 |
| 登録の方法 | 男女別の登録用メールアドレスへ空メールを送る形式 |
| 運営者・所在地・料金 | 特定商取引法の表記ページは保存されておらず、原本では確認できなかった |
| 現在の状態 | ドメインの登録情報(WHOIS)は該当なし。DNSでも名前解決できない |
第三者の調査サイトには運営者の名前や別のURLが載っています。ただ、運営者の表記そのものを保存記録で見られなかったので、ここには載せていません。また、消費者庁・国民生活センター・警察がrasberryの名前を挙げて注意を呼びかけた資料は、確認した範囲では見当たりませんでした。
rasberryが当サイトで「支援金」の分類に入っているのは、第三者の注意喚起サイトで、多額の支援金を受け取る手続きとしてポイント購入を求められたという報告の中にこの名前が出てくるためです。
rasberryの件と重ねて読みたいのが、消費者庁の令和7年9月11日の公表資料です。対象は、実在しそうな団体名で支援金の給付をちらつかせ、実体のない費用を消費者に払わせていた事業者でした(消費者安全法38条1項による公表)。資料から流れを抜き出すと次のようになります。
同じ資料には、支払いの前に、やり取りのたびにポイントを消費する出会い系のサイトへ舞台を移し、そこで受給手続きらしい会話を続けさせた例も紹介されています。
相談の現場でも似た話が出ています。国民生活センターが出会い系サイトの相談傾向として載せている最近の事例の一つは、「支援金をあげる」というメールに返信した人がサイトへ誘われ、ポイント代を払い続けても受け取る方法が示されなかったというものです。rasberryでのやり取りが「名簿への登録」「受給手続き」「送金の承認」などを理由にポイント購入へ進む形だったなら、この手口と重なる部分が多いといえます。
支援金の話は、最初の請求額が数千円と小さいのが特徴です。払ったあとに「税金」「口座の認証」「解除の手数料」など別の名目が続くと、それまでの支払いを無駄にしたくない気持ちから止めにくくなります。消費者庁の資料でも、送金してしまった後で取り戻すのは難しいとして、送金する前に相談するよう呼びかけています。
rasberryのようにサイトそのものが消えると、ログインして履歴を見ることはできません。それでも、次のものは手元に残っていることが多く、相談ではこれが材料になります。
メールは削除せず、受信トレイから別のフォルダに移しておきましょう。スマートフォンのメールアプリで見られない場合も、パソコンのブラウザでメールサービスにログインすると残っていることがあります。
スクリーンショットのほか、スマートフォンの写真フォルダ、ブラウザの閲覧履歴(URLと日時が残る)も確認してください。当時のURLを保存サービスのWayback Machineで検索すると、特商法の表記や規約のページが残っていることもあります。見つかったらページを印刷するかPDFに保存しておくと、相談先に見せやすくなります。
集めた記録をもとに、支払いを古い順に並べて日付・金額・名目・支払い手段を書き出した表を作っておくと、窓口で説明する時間がぐっと短くなります。整理のしかたは支援金詐欺の証拠整理でも説明しています。
運営者と連絡が取れなくても、お金の流れの側から動ける場合があります。どの窓口に行くかは、何で払ったかによって決まります。
まず利用明細の請求元を確かめ、そのうえでカード会社に「支援金の手続きとして案内された費用で、説明どおりのものは受け取れなかった」と経緯を話します。売上を取り消すかどうかを決めるのはカード会社です。リボ払いや分割払いを選んでいた場合は、割賦販売法の定めにより残りの支払いを止めるよう求められる場合もあります(支払停止の抗弁)。ただし金額の下限があり、日本クレジット協会の案内では、分割の場合は手数料を足した総額が4万円に届かないとき、リボの場合は現金価格が3万8千円に届かないときは使えないとされています。
相手に番号を教えてしまったときは、発行会社への連絡を急いでください。未使用の残高があれば、発行会社の側で止めてもらえることがあります。番号を聞き出す手口については、日本資金決済業協会もサイトで注意を促しています。
振込先の銀行に加え、警察にも届け出ます。犯罪への利用が疑われる口座は取引停止となり、残っているお金は振り込め詐欺救済法の手続きで被害者に分配されることがあります。対象の口座は預金保険機構のサイトで公告されます。
払込票に書かれた収納代行会社(決済代行会社)に、受付番号を伝えて問い合わせます。コンビニの店舗では返金を扱っていません。
コンビニ払いの流れはコンビニ払いの被害への対応、カードの手続きはチャージバックの解説で詳しく扱っています。
サイトが消えた後に「rasberryの被害金を取り戻せる」「調査して返金させる」と連絡してくる業者がいたら、慎重に確かめてください。前払いの調査費を求める二次被害の相談も寄せられています。注意点は二次被害の解説にあります。相談の準備は相談前チェックリストを使うと抜けが少なくなります。
A. 2026年9月26日の時点で、rasberryのドメインは登録情報が見つからず、サイトに接続できません。退会の手続きよりも、登録に使ったメールアドレスへ届く連絡に反応しないこと、支払いの記録を保存することを優先してください。同じアドレスに別のサイトから勧誘が届くこともあります。
A. 結果は、何で払ったか、いつ払ったか、相手の身元をたどれるかで大きく違い、必ず戻るとは言えません。連絡先は支払い手段で分かれます。カードはカード会社、プリペイド型の電子マネーは発行元、振込は振込先の銀行と警察です。どれも日がたつほど打てる手が減るので、早めに動いてください。
A. 消費者庁が2025年9月に公表した事例では、3,000円の手数料を払ったあとに1万円の追加払いを求められ、支援金は受け取れませんでした。「受け取る前にこちらが払う」という順番そのものに注意してください。
A. 被害を取り戻せると持ちかけて前払いの費用を求める二次被害の相談があります。依頼する前に消費生活センター(188)に相談し、弁護士に依頼する場合は日本弁護士連合会の検索などで登録を確かめてください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。