支援金・給付金詐欺の返金相談|連絡先と保存する記録の一覧

この記事の結論

  • 公的な給付金や支援金の手続きで、事前に手数料や保証金の入金を求められることは通常ありません。求められた時点で、支払う前に公的窓口へ確認してください。
  • すでに支払ってしまった場合は、支払い方法ごとに最初の連絡先が変わります。銀行振込なら金融機関、カードならカード会社です。
  • 振込先の口座が凍結されると、振り込め詐欺救済法にもとづく公告が出ることがあります。預金保険機構のサイトで公告を検索できます。

「支援金の対象になった」「給付金の申請を代行する」といった連絡をきっかけに、手数料や登録料を支払ってしまったというご相談があります。ここでは、確認する先と記録の残し方を整理します。

まず確認すること

確認する点見るポイント確認先
制度が実在するか制度名、実施している機関の名称その機関の公式サイト、自治体の窓口
連絡してきた相手電話番号、メールアドレス、担当者名公式に公表されている連絡先と一致するか
入金の要求手数料・保証金・税金などの名目制度の案内に入金の記載があるか
個人情報の要求口座番号、暗証番号、身分証の画像公的機関が求める範囲を超えていないか

公的機関を名乗る連絡には、ATMの操作を指示する形もあります。手口と対処は警察庁「SOS47 特殊詐欺対策ページ」にまとめられています。

支払い方法別の連絡先

支払い方法最初の連絡先そろえる記録
銀行振込自分の取引銀行・振込先の金融機関振込日時、金額、振込先口座、振込控え
クレジットカードカード会社利用日、加盟店名、金額
コード決済・電子マネー決済事業者・発行会社取引ID、送金日時、相手のアカウント
現金の手渡し・郵送警察受け渡しの日時・場所、相手の特徴

振込先の口座が凍結された場合、被害回復分配金の手続きに関する公告が出ることがあります。検索の手順は振り込め詐欺救済法の公告を検索する方法、公告そのものは預金保険機構「振り込め詐欺救済法に基づく公告」で確認できます。

保存する記録

  • やり取りの全文:メール、SMS、LINE、通話の記録。前後を含めて保存します。
  • 相手の連絡先:電話番号、アドレス、サイトのURL。
  • 入金の記録:日時・金額・方法・振込先。複数回ある場合は一覧にします。
  • 提示された書類:申請書、案内文、身分証と称する画像。

各手続きの期限の考え方は詐欺被害の手続き期限の一覧にまとめています。

「回収します」という連絡への注意

被害の相談後に、別の事業者から「お金を取り戻す」と連絡が来ることがあります。費用の先払いを求められる形は、二次被害につながる例が知られています。判断がつかない場合は、支払う前に消費生活センターへ確認してください。

公的な相談窓口

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の事業者の違法性や悪質性を断定するものではありません。返金や解決を保証するものでもありません。個別の状況については、公的窓口または弁護士にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 給付金の手続きで手数料を求められることはありますか。

A. 公的な給付金の手続きで、受け取る側が事前に手数料や保証金を入金するよう求められることは通常ありません。求められた場合は、支払う前に自治体や実施機関の公表されている連絡先に確認してください。

Q2. 振り込んだお金は戻りますか。

A. 口座が凍結され、被害回復分配金の手続きが進む場合には、分配を受けられることがあります。ただし残高や申請状況によるため、戻ることを前提にはできません。

Q3. 警察と消費生活センターのどちらに先に相談すべきですか。

A. 犯罪の疑いが強い場合は警察、契約や支払いのトラブルとして整理したい場合は消費生活センターが窓口になります。判断がつかない場合は188に相談すると案内を受けられます。

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詐欺返金相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

相談前に、被害状況を整理しておきましょう

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本記事の監修

松本 理平 弁護士(第一東京弁護士会・登録番号55199)

監修
本記事の監修範囲:一般的な手口の説明および相談前の準備に関する記述について、法的観点から確認しています。個別事案の結果を保証するものではありません。

参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。