vermut(ベルモット)の評判は?ドル建てのカード請求と食い違う返金規定

vermut(ベルモット)にポイント代を払ったことがあり、評判や返金の可能性を確かめたい方へ。vermutが使っていたドメインは2026年9月26日の照会で登録がなく、公式ページはもう開けません。2023年にアーカイブへ保存されたページを読むと、クレジットカード払いは米国ドル建てで、為替や手数料によって請求額が変わると書かれていました。さらに、返金の条件について、特定商取引法の表記と利用規約で書き方が食い違っていました。

この記事は、vermutにカードやコンビニでポイント代を払った方に向けて、アーカイブから分かることと、カードの明細の読み方、相談の進め方をまとめたものです。お酒の「ベルモット」とは関係ありません。この記事はvermutの運営を詐欺と断じる目的のものではなく、返金を請け合うこともできません。

vermut(ベルモット)とは?2023年のアーカイブで確かめたこと

vermutは、vin.vaji47uj.com のアドレスで会員どうしのメッセージ交換を提供していたサイトです。Wayback Machine に2023年1月と3月に保存されたページから、次の内容を確認しました。

項目保存されていた表記
利用条件18歳未満の利用禁止、高校生の利用不可
登録方法規約とメール配信に同意して、男女別の宛先に空メールを送る
サービス内容コンテンツ情報サービスの提供、コミュニティーサイトの運営管理
料金1ポイント10円のプリペイド制
支払い方法クレジット決済(米国ドル建て)、各種コンビニ決済
問い合わせメールのみ。対応時間は10時〜18時
運営事業者画像で表示される欄で、アーカイブに画像が残っておらず確認できず

特商法の表記で運営者の名前を文字ではなく画像で載せていたため、社名や住所を読み取ることができませんでした。vermutを名指しした公的機関の注意喚起も、2026年9月の時点では見当たりません。ドメイン vaji47uj.com も、現在は登録情報の照会で該当なしとなっています。

1往復300円の料金と、使ったポイントの数え方

料金表では、費用がかかるのは主に次の4つで、どれも15ポイント(150円)でした。

  • 通常のメールを送る
  • アドレスメールを送る
  • 専用アドレスで送る
  • まだ読んでいないメールを開く

掲示板やプロフィール、写真の閲覧、写真の登録などは0ポイントとされていました。送って返事を開くと1往復300円です。1通あたりは安く見えても、1日10往復なら3,000円、それを1か月続ければ9万円になります。

規約では、買ったポイントの有効期限は購入日から6か月とされていました。支払った総額を300円で割ると、およそ何往復分に当たるかが分かります。自分が送った通数と比べて、大きな差がないかを確かめておきましょう。身に覚えのないほどポイントが減っていた場合は、その時期の支払いと画面を特に丁寧に残しておくことが大切です。

米ドル建てのカード請求:明細の読み方

特商法の表記は、クレジット決済について「米国ドル建て」であり、為替の変動や手数料によって決済した金額とカードの請求額が異なる場合がある、と注記していました。たとえば画面で5,000円のポイントを選んで決済しても、カードの請求書には外貨から換算し直した金額が載り、海外での利用にかかる手数料が上乗せされることがあります。

カードの明細を見るときは、次の点を書き出してください。

  1. 利用日と、明細に載っている加盟店名(サイト名と違うことが多い)
  2. 円での請求額と、外貨の金額が併記されていればその額
  3. 海外事務手数料など、別の行で請求されている費用
  4. サイトでポイントを買った日との対応

リボ・分割にした分は「支払停止の抗弁」を確かめる

約束された役務が受けられないといった問題があれば、カード会社に代金の支払いを止めたいと申し出る仕組みがあります(割賦販売法)。日本クレジット協会の案内では、対象になるのは同法が適用されるクレジット契約で、分割の場合は手数料込みで4万円以上、リボの場合は現金価格で3万8千円以上といった条件があります。申し出の前に販売した側へ連絡して解決を求めることも案内されています。1回払いなど条件に当てはまらない分をどう扱うかはカード会社しだいですが、経緯だけは早めに伝えておきましょう。

返金について書き方が違う2つの場所

vermutのページには、返金の条件が2か所に書かれていました。

ページ返金についての記載
特定商取引法に関する表記まだ使っていないポイントを勘違いで買ったのなら、話し合いによって返金に応じる余地がある
利用規約 第9条ポイントを使ったかどうかにかかわらず、一度購入したポイント代金は一切返金しない

同じサイトの中で、返金の余地を認める表記と、一切認めない規約が並んでいたことになります。どちらが優先されるかは、個別の事情で判断されるもので、この記事で決めることはできません。

使っていないポイントが残っているのに支払ってしまった、間違えて買ってしまったという方は、未使用で勘違いによる購入なら返金を話し合える、と特商法の表記に書かれていた事実を、アーカイブのURLとあわせて相談窓口に伝えるとよいでしょう。退会するとポイントは消え、返金もしないと規約第11条は定めているため、返金を求めたい場合は退会の前に相談するのが安全です。

コンビニで払った分の記録と、退会の手順

カードではなくコンビニで払った方は、レシートと払込票が支払いの証拠になります。財布や引き出しにあるものを集め、日付順に並べて合計を出しましょう。払込票には、代金を受け取った収納代行会社の名前が印字されていることがあります。この名前は、相談窓口が事業者側の連絡先を探す手がかりになります。コンビニ払いのしくみは払込票で払わされた場合の記事で詳しく説明しています。

退会は申請から1週間以内、残ったポイントは消える

規約第11条では、退会はメンバーメニューの「お問合せ」から申し出て、申請した日から1週間以内に処理するとしていました。その間は会員と同じ扱いになり、退会が済むと未使用のポイントは返還されずに消えます。メール配信を止めたい場合は、問い合わせ用のアドレスに連絡するよう求めていました。サイトが閉じた今は申請できませんが、似た仕組みのサイトを使っている方は、画面の保存と相談を済ませてから退会を申し出る順番を守ってください。

消えていくログと、開示しないという規約

規約の免責事項(第14条)には、会員どうしの送受信の記録がサーバーの定期メンテナンスの際に古いものから削除されることを承諾する、という項目がありました。さらに、会員どうしのトラブルでは、運営は関与せず、双方の情報やログを当事者に開示しないとも定めています。

つまり、後から運営にやり取りの記録を出してもらうことは期待しにくいということです。自分の端末に残した画面と、メールで届いた通知が主な記録になります。

規約は会員間での金銭のやり取りも禁止事項に挙げていました。相手がサイトの中で「お金を送りたい」「支援したい」と持ちかけてきたら、その話自体がサイトのルールの外にあると考えてください。支援金をうたう誘いの見分け方は支援金の受取サイトを扱った記事で取り上げています。保存しそびれた記録の集め直し方は証拠を撮っていないときに集め直せる記録が参考になります。

相談先と、伝えるときのポイント

相談の前に、サイト名(vermut)とアドレス、カード明細の該当行、コンビニのレシート、残っているメールをそろえてください。この記事の出典欄にあるアーカイブのURLも控えておくと、サイトが消えた後でも表記の中身を相談員に見てもらえます。

  • 消費者ホットライン188:カードがドル建てで請求されていたこと、返金の条件が表記と規約で違っていたことを伝えます。
  • カード会社:明細の加盟店名と利用日を示し、経緯を説明します。リボ払いや分割払いにした分は、支払停止の申し出ができるか確認しましょう。
  • 越境消費者センター(CCJ):運営者が国外にいるとみられるときの相談先です。
  • 警察相談専用電話 #9110:支援や受け取りの名目で支払いを求められた場合に。

お金が戻るかどうかは、支払い方法と時期、残っている記録によって変わります。準備の確認には相談前チェックリストを使ってください。

よくある質問

Q. vermut(ベルモット)の運営会社はどこですか?

A. 2023年3月に保存された特商法の表記では、運営事業者の欄が画像で表示されていて、アーカイブに画像が残っていないため確認できませんでした。現在はドメインの登録もなく、公式ページを開けません。

Q. vermutのカード請求額が、買ったポイントの金額と違います。

A. vermutの特商法表記は、カード決済をドル建てとし、為替や手数料しだいで請求の金額がずれうると注意書きしていました。明細の外貨額と手数料の行を確認し、不明な点はカード会社に問い合わせてください。

Q. vermutで使っていないポイントは返金してもらえますか?

A. 特商法の表記は未使用分の勘違い購入について返金の話し合いに応じる余地を残していた一方、規約は一切返金しないとしていました。どう扱われるかは個別の事情によるため、表記の内容を控えて188に相談しましょう。

Q. お酒のベルモットと関係がありますか?

A. 関係ありません。この記事で扱っているのは、vin.vaji47uj.com というアドレスで運営されていたメッセージサイト「vermut」です。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。

この記事をシェアして注意を広める

詐欺返金相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

相談前に、被害状況を整理しておきましょう

LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。

LINEでチェックリストを受け取る 登録は無料 / 一般情報の提供を目的としています

参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。