SNS広告・検索・DM経由の返金をうたう詐欺を見分ける方法|相談前に確認すべき手口と安全な相談先の選び方
ChuChuやHEATをかたる窓口など、返金相談を装う連絡に不安を感じた人へ。広告・検索・DMでの誘導の見分け方、確認事項、相談先の選び方を解説します。
旧:OASISオアシスに関する注意喚起情報・評判・口コミを調査しました。被害を感じた場合の初動対応や証拠チェックリスト、弁護士への相談前チェックリストも解説します。
この記事は、出会い系サイト「OASIS(オアシス)」に登録していた人、またはOASISの名前で課金した覚えがあって調べている人に向けたものです。
要点は三つあります。第一に、OASISのURLとして当サイトの旧ページが載せていた azbzcz.com は、2024年9月の保存記録にOASISのロゴ画像が残っていたものの、ドメインの登録がなくなっていて現在は表示されません。第二に、旧ページが問い合わせ先として載せていたアドレスのドメイン liberta-2020.com では、2025年3月に「LIBERTA」、同年7月に「PURE」という名前の出会い系サイトが表示されていた記録があり(LIBERTAのページ下部には「Copyright©2023 LIBERTA」とありました)、こちらも現在は登録がありません。第三に、同じ「oasis」でも占いサイトのoasis(現在のシャイン)とは別のサービスです。
サイトが消えた後でも相談はできます。そのために今から集めておくものと、支払い方法ごとの窓口を順に説明します。
2026年9月24日に、ドメインの登録情報(WHOIS)とインターネット・アーカイブ(Wayback Machine)の保存記録を調べました。
| ドメイン | 時期 | 記録に残っていた内容 |
|---|---|---|
| azbzcz.com | 2021年11月 | アクセスが拒否(403)された記録のみ。ドメイン自体はこの時点で存在していた |
| azbzcz.com | 2024年9月 | ヤシの木と海の写真に「OASIS」の文字を置いたロゴ画像、「ログインする」「登録無料」のボタン画像。ページ本文には「一部サイト内課金あり」「18歳未満禁止(高校生の利用不可)」「登録には年齢認証が必要」と表示。登録は、ボタンを押して何も書かずにメールを送る方式。問い合わせ先は [email protected] |
| liberta-2020.com | 2025年3月 | サイト名「LIBERTA」の出会い系。18歳以上の確認のため、免許証・保険証・パスポートの画像をメールで送るよう案内 |
| liberta-2020.com | 2025年7月 | 同じ画面構成でサイト名が「PURE」に。プライバシーポリシーの事業者名は「PURE Co.,Ltd.」と表記 |
| 両ドメイン | 2026年9月24日 | どちらも .com の登録管理者のWHOISで「該当なし」。名前解決もできず、表示不可 |
当サイトの旧ページには、運営会社として海外の住所をもつ「LIBERTA Co.,Ltd.」という表記を載せていました。これは第三者の情報サイトから引いたもので、保存記録にはOASISの特定商取引法の表記ページが残っておらず、原本は確認できていません。OASISとLIBERTA、PUREが同じ事業者によるものかどうかも、公開情報からは判断できませんでした。
消費者庁・国民生活センター・警察庁のサイトを調べた範囲では、これらの名前を挙げた注意喚起は見当たりませんでした。
「オアシス」で検索すると、占いサイトのoasisの情報も一緒に出てきます。こちらは happy-lyrics.com というドメインで運営されていた占い(鑑定)サイトで、その後「シャイン」という名前に変わっています。経緯はSHINEシャインと旧サイト名oasisの記事で詳しく扱っています。
見分けるときは、次の違いを手がかりにしてください。
どちらのサービスだったのかで、調べる先も相談の話し方も変わります。最初にここをはっきりさせておくと、窓口でのやり取りがかみ合いやすくなります。
OASISは「何も書かずにメールを送る」だけで登録が始まる仕組みでした。問い合わせ先のドメインで表示されていたLIBERTAでは、年齢確認のために免許証などの画像をメールで送るよう求めていました。
出会い系サイト規制法は、サイトの運営者に対して、公安委員会に届け出ることと、利用者が18歳以上かどうかを確かめることを求めています(警察庁の解説)。年齢確認の手続きがあること自体は法律に沿ったもので、それだけでサイトの良し悪しは分かりません。一方で、OASISの保存ページの表示範囲には、届出の受理番号は見当たりませんでした。
空メールを送ると、そのアドレスあてに案内メールが届き始めます。国民生活センターが載せている最近の相談には、支援金やポイントを「あげる」と書かれたメールがきっかけで出会い系サイトに登録し、代金を払い続けたのにお金は受け取れなかった、というものがあります。消費者庁も、出会いのほか、同情を誘うものや利益を持ちかけるものなど、誘い文句にいくつもの型があると整理しています。
運営者と連絡がつかないときは、お金の流れの「こちら側」にいる会社から当たっていくのが現実的です。
当時の画面が手元に残っていない場合、インターネット・アーカイブ(web.archive.org)の検索欄にドメイン名(例:azbzcz.com)を入れると、保存された日付がカレンダーで表示されます。自分が使っていた時期に近い日付を開き、画面を印刷やスクリーンショットで残しておくと、「このサイトに払った」という説明の補強になります。ただし保存されていない日のほうが多く、ロゴや料金表が必ず見つかるわけではありません。見つからなかった場合も、そのこと自体をメモしておけば、相談先に同じ調べ直しをさせずに済みます。
ドメインが消えていても、カード会社や決済会社の側には取引の記録が残っています。サイト名が変わっていて説明しにくいときは、上の表をそのまま見せて「このドメインのサイトに払った」と伝えれば足ります。
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録された出会い系サイトの相談は、国民生活センターの集計で3,399件(2025年度、消費生活センター等からの経由相談を除く)ありました。2023年度の6,938件からはほぼ半分に減りましたが、今も年に数千件規模で相談が続いています。
画面を撮るときのコツは証拠の残し方で紹介しています。
A. 2026年9月24日時点で、azbzcz.com はドメインの登録がなく表示できませんでした。当サイトの旧ページが問い合わせ先として載せていた liberta-2020.com も同じ状態です。
A. 公開情報では判断できませんでした。当サイトの旧ページが載せていた問い合わせ先がLIBERTAのドメインだったこと、そのドメインで後にPUREが表示されたことは保存記録で確認できましたが、運営者が同じだと示す資料は見つかっていません。
A. 占いのoasisは別のサービスです。現在のシャインにつながる経緯は、SHINEシャインの旧サイト名oasisの記事をご覧ください。支払い方法ごとの相談先は共通する部分があります。
A. できます。カード会社・電子マネー発行会社・金融機関には取引の記録が残っているので、支払いの記録をそろえて相談してください。ただし、返金されるかどうかは個別の事情によります。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。