step(ステップ)出会い系の評判は?chemistryの記録と解散した英国法人

現:stepステップに関する注意喚起情報・評判・口コミを調査しました。被害を感じた場合の初動対応や証拠チェックリスト、弁護士への相談前チェックリストも解説します。

出会い系サイト「step(ステップ)」の名前で、課金の仕組みや運営会社、返金の方法を調べている方に向けた記事です。はじめに結論を書きます。step のURLとして紹介されている ml.ml.wawahrsdfrhfsdfh.com をインターネットアーカイブで確かめると、保存されていた画面はすべて「chemistry」という名前で表示されていました。step の名前が出てくる保存記録は見つかっていません。

運営者として紹介されてきた英国の会社名については、英国の会社登記簿(Companies House)に同じ名前・同じ住所の会社が2社あり、どちらも登記官による強制抹消で解散していました。ドメインも2026年9月24日の時点で登録がありません。運営側と交渉する道はほぼ閉じているため、この記事では、名前と会社の記録の読み方を押さえたうえで、支払いの経路から動く方法と相談先をまとめます。ここでの記述は登記簿と保存記録から読み取れる事実に限っており、どの事業者についても詐欺と結論づけるものではありません。

step(ステップ)のURLを保存記録でたどると「chemistry」だった

このドメインの保存記録は、トップのドメイン(wawahrsdfrhfsdfh.com)と、頭に「ml.ml.」の付いたサブドメインの2系統に分かれています。日付順に並べると次のとおりです。

時期URL保存記録の内容
2024年11月3日〜2025年6月22日(8回)wawahrsdfrhfsdfh.comサイト名「chemistry」。空メールを送って登録する入口ページで、規約類へのリンクと「18歳未満は利用禁止」の注記がある
2025年2月15日〜6月15日(5回)ml.ml.wawahrsdfrhfsdfh.com上と同じ「chemistry」の画面。登録用メールのあて先が ml.ml. 付きのアドレスに変わっている
2025年7月10日wawahrsdfrhfsdfh.com「エラー ファイルが見つかりませんでした。」と表示(HTTP 404)
2026年9月24日wawahrsdfrhfsdfh.comドメイン自体が登録されておらず、DNSでも引けない

保存された13回分の画面を一つずつ開きましたが、タイトルはすべて「chemistry」で、「step」「ステップ」の文字はどこにもありませんでした。step への改名があったのか、あったとすればいつなのかは、一次資料では確かめられないことになります。2025年7月にトップページがエラー表示になって以降、このドメインの画面は保存されていないため、その後に表示が切り替わったかどうかも分かりません。

chemistry の名前でこのサイトを使っていた方は、当サイトのchemistry(ケミストリー)の記事もあわせて読むと、状況を整理しやすくなります。

英国の登記簿に載る2つの ECOTEUR LTD の経過

当サイトの旧ページは、運営会社として英国ウェンブリーの住所を持つ「ECOTEUR LIMITED」を載せていました。サイト上の表記の原本は保存記録に残っていないため、この会社が実際の運営者だったかどうかは確認できていません。そのうえで、英国の公的な会社登記簿である Companies House を調べると、同じ名前(ECOTEUR LTD)で、登録住所も同じ「39 St. Johns Road, Wembley」の会社が2社見つかります。

会社番号設立解散の予告(First Gazette)解散
142919122022年8月12日2023年10月31日2024年1月16日
162378192025年2月7日2026年5月19日2026年8月4日

2社とも、事業内容の分類は「通信販売またはインターネットによる小売」、設立時の資本金は1ポンドでした。解散の理由の欄には、どちらも「compulsory strike-off(強制抹消)」と記録されています。会社自身が申請して閉じたのではなく、登記官の側が官報での予告を経て登記簿から抹消した、という経過です。2社目の提出書類の履歴には、設立時の書類と2回の官報公告しかありませんでした。

日付を並べて見えること

1社目が解散した2024年1月は、chemistry の画面が初めて保存された2024年11月より前です。2社目の設立日(2025年2月7日)は、ml.ml. のサブドメインが初めて保存された2025年2月15日の8日前にあたります。ただ、日付が近いというだけで、この会社がサイトを運営していたとは言えません。ここに挙げたのは登記簿に載っている事実だけで、サイトとの関係は分からないままです。

運営会社とされる法人が解散しているとき、返金はどこに求めるか

運営会社とされる法人が解散していると、その会社に返金を求める手紙やメールを送っても、受け取る相手がいない状態になります。会社が海外にある場合は、裁判などの手続きにも時間と費用がかかります。こうした事情から、返金を目指すときの現実的な相手は、事業者本人ではなくお金の通り道にいる国内の会社になります。

海外の事業者とのトラブルを扱う窓口

国民生活センターの「越境消費者センター(CCJ)」は、海外の事業者から買った商品・サービスのトラブルについて、解決の手助けをする窓口です。英語の会社名や海外の住所しか書かれていないサイトとのトラブルは、ここに相談できる場合があります。ただし、相手の会社がすでに存在しない場合、事業者への働きかけには限りがあります。CCJ に相談するときも、並行してカード会社などへの連絡を進めておくと時間を無駄にしません。

請求名がサイト名と違うとき

カードの利用明細には、サイト名ではなく決済代行会社の名前が載ることがよくあります。明細の請求名が「step」とも「chemistry」とも違っていても、利用日と金額が合っていればその行が該当の支払いです。カード会社には「このサイトの利用分で、運営者に連絡がつかない」と、行を特定して伝えてください。

会えそうで会えないやり取りが続くときに確かめたいこと

出会い系サイトで多いのは、相手と会う話が進みそうで進まないまま、メッセージのたびにポイントが減っていく流れです。国民生活センターに寄せられた相談にも、連絡先の交換や待ち合わせを約束してポイントを購入したのに実現しない、コンビニで買ったプリペイド型電子マネーでポイント代を払い続けたが結局誰とも会えなかった、という事例が載っています。step や chemistry で同じことがあったかは公開情報からは分かりませんが、次のような兆しがあれば、課金を続ける前に一度立ち止まってください。

  • 待ち合わせの直前になると、相手の予定が急に変わる
  • 連絡先を教えるには「特別な手続き」が必要だと言われ、そのたびにポイントを買う
  • お金を受け取れる、支援してもらえるという話が出てくる
  • サイト名や URL が替わったという知らせが届く

登録の前に見られるところ

警視庁は、面識のない異性との交際を希望する人の情報を掲示板に載せる、公衆が閲覧できる、相互に連絡できる、反復継続してサービスを提供する、という4つの要件をすべて満たす事業を「インターネット異性紹介事業」と説明し、公安委員会への届出が法律で義務づけられているとしています。届出済みであることを示す記載、特定商取引法にもとづく表記、1通あたりの料金。この3つがそろっているかは、登録前に画面で確かめられます。chemistry の保存記録には特定商取引法の表記へのリンクがありましたが、その中身は保存されていませんでした。

支払い方法ごとの取り戻しの窓口

運営者の側が消えている以上、取り戻しの窓口は支払い方法ごとに分かれます。電話をかける前に、支払った日・金額・方法の一覧を作っておきましょう。

クレジットカード

カード会社に連絡し、該当する利用分と、サイトが閉鎖され運営会社も解散しているとみられる事情を伝えます。割賦販売法の支払停止の抗弁は、日本クレジット協会の案内では総額4万円以上(手数料込み。リボ払いは現金価格3万8千円以上)の分割払い等が前提で、それより小さい契約や1回払いには使えません。1回払いの分は、カード会社が国際ブランドのルールで調査してくれるか(いわゆるチャージバック)を相談することになります。カード会社への伝え方はチャージバックの解説で扱っています。

銀行振込

振込先の金融機関と警察に早めに連絡します。振込先口座が詐欺に使われたと認められると、金融機関が口座を止め、残っている残高を被害者に分配する手続き(振り込め詐欺救済法)に進む場合があります。対象の口座と手続きの期間は、預金保険機構が公告として掲載しています。

電子マネー・コンビニ払い

プリペイド型電子マネーは、番号を相手に伝えた時点で取り戻しがとても難しくなると国民生活センターが注意しています。まだ使われていない可能性に備え、カード番号とレシートを持ってすぐ発行会社に連絡してください。コンビニの払込票で払った場合は、控えに書かれた収納代行会社に、支払先の事業者名を問い合わせます。

相談窓口と、電話の前にそろえるもの

相談窓口に電話する前に、次のものを手元にそろえておくと話が早く進みます。

  1. 使っていたサイト名(step、chemistry など)と URL。登録確認メールがあればその本文
  2. 支払いの一覧(日付・金額・方法・明細上の請求名)
  3. 相手とのメッセージの画面写真
  4. 運営者として書かれていた会社名と住所のメモ(見ていた画面に表記があれば、その写真)

相談先

  • 消費者ホットライン188:地域の消費生活相談窓口に回してもらえ、海外の会社が絡む場合の進め方も含めて助言を受けられます。
  • 越境消費者センター(CCJ):海外の会社名・住所が書かれたサイトとのトラブル。
  • 警察:#9110 か最寄りの警察署。ネット上の被害は各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口でも受け付けています。
  • 弁護士・司法書士:相談予約から、状況をまとめて申し込めます。

明細や画面の保存方法は証拠の残し方を、窓口に行く前の点検には相談前チェックリストを使ってください。

よくある質問

Q. step(ステップ)と chemistry は同じサイトですか?

A. step のURLとして紹介されている ml.ml.wawahrsdfrhfsdfh.com は、保存記録ではすべて「chemistry」と表示されていました。step の名前が出てくる画面は見つかっておらず、改名の有無や時期は一次資料で確かめられていません。

Q. ECOTEUR LTD に連絡すれば返金してもらえますか?

A. 英国の登記簿では、同じ名前・住所の会社が2社とも強制抹消で解散しています。解散した会社に連絡を取るのは現実的ではないため、カード会社・金融機関・電子マネー発行会社など、支払いの経路にいる窓口に相談するほうが見込みがあります。

Q. サイトが消えてしまい、やり取りの証拠がありません。

A. サイトの画面がなくても、カードの利用明細、振込の記録、電子マネーのレシート、登録時の確認メールは残ります。これらを日付順に並べるだけでも、相談窓口やカード会社に事情を説明する材料になります。

Q. 海外の会社が相手でも、国内の窓口に相談できますか?

A. できます。国内の窓口の入口は188で、相手が海外の会社でも話を聞いてもらえます。海外事業者との取引に特化した窓口としては、国民生活センターが運営する越境消費者センター(CCJ)があります。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。

この記事をシェアして注意を広める

詐欺返金相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

相談前に、被害状況を整理しておきましょう

LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。

LINEでチェックリストを受け取る 登録は無料 / 一般情報の提供を目的としています

参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。