和歌山県で詐欺の振込先口座を凍結してもらうには|県内の窓口と確認電話

口座凍結申請の方法について弁護士監修の一般情報として解説します。口座凍結の具体的な手順と注意点をまとめました。

和歌山県内で、詐欺が疑われる相手の口座にお金を振り込んでしまったときは、振込先の金融機関へ口座の取引停止を求める電話と、和歌山県警察への相談を同じ日のうちに済ませることを目標にしてください。和歌山県警察の警察相談(#9110、073-432-0110)は24時間受け付けているため、夜間や休日に気づいた場合でも警察への相談は後回しにせずにすみます。

この記事では、県内の窓口の使い分けと、和歌山県警察が出している注意喚起の中身を紹介します。凍結された口座からの分配金の申請は公告の確認から受け取りまでの手順、送金方法によって救済法が使えない場合は対象外のケースと次の手段をご覧ください。県内の番号や受付時間は、2026年9月26日に県警・県・センターの公式サイトで確かめた内容です。

和歌山県警察の2つの電話番号の使い分け

和歌山県警察の「電話による相談窓口」には、詐欺に関係する番号が2つ載っています。

番号用途受付
#9110/073-432-0110(広報県民課)事件・事故の被害相談、困りごと、不安に思うことなど24時間
0120-508-878(これはわなや)特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」県警のチラシでは24時間対応

「ちょっと確認電話」は、不審な電話やメール、はがきが来たときに、自分で行動する前に確かめるための番号として案内されています。キャッチフレーズは「その話ホンマに大丈夫?かけて損なし」です。まだ振り込んでいない段階や、相手から追加の支払いを求められている段階なら、ここに電話して話の内容を確かめるのが近道です。

すでに振り込んだ後であれば、被害の相談として#9110にかけるか、住んでいる地域の警察署に行きます。相手が自宅に来る、今から会うといった差し迫った状況なら110番です。

県警の犯罪抑止総合対策室は、防犯情報をメールで届ける「きしゅう君の防犯メール」も案内しており、チラシによると空メールを送ると登録フォームが返ってくる仕組みです。県内で同じ手口の電話が相次いでいるときに情報が届くので、被害の後の備えとして家族と一緒に登録しておくと、次の不審な連絡に気づきやすくなります。

振り込んでしまった日のうちにやること

和歌山県内の窓口の時間を踏まえると、次の順で動くと抜けが出にくくなります。

  1. 振込先の金融機関へ連絡:振込の控えや取引履歴を見ながら、金融機関名・支店・口座番号・名義を伝え、詐欺被害による振込であることを説明します。電話番号は必ず公式サイトなどで調べます。
  2. 振込に使った金融機関へ連絡:自分側の取引記録を確認してもらい、組戻しの可否も聞きます。
  3. 県警に相談:#9110は24時間つながるので、金融機関への連絡と前後してかまいません。
  4. 記録を保存:通話履歴、相手の番号、SNSのトーク画面、振込の控えを消さずに残します。

口座を止めるかどうかは金融機関が決めます。警察に相談したことや、警察から金融機関に口座の情報が伝わることが判断の材料になるため、2と3を早く済ませるほど、残高が引き出される前に取引が止まる可能性が残ります。

和歌山県警察が注意を呼びかけている手口

和歌山県警察の特殊詐欺のページや配布資料では、次のような手口への注意が呼びかけられています。いずれも「指定の口座に振り込ませる」段階が含まれるため、振込先口座の凍結と関わりが深いものです。

警察官を名乗り、捜査を口実に振込を求める電話

県警のチラシでは、「犯人があなたのキャッシュカードを持っていた」「あなたも容疑者だ」と言ってSNSのビデオ通話に誘い、「資金を調べるので指定の口座に全額振り込んで。確認できたら返す」と求める流れが紹介されています。「+」で表示される国際電話や、実在する警察署の番号を偽って表示させるものもあり、末尾が0110だから警察だと思い込まないよう注意喚起されています。

自転車の青切符を悪用した請求

自転車の交通違反に交通反則通告制度(青切符)が使われるようになったことを悪用し、警察官を名乗って取締りと称してお金を払わせる事件が確認されていると、県警が交通のページで注意を呼びかけています。県警によれば、警察官が取締りの場で反則金を徴収することはありません。

数字で見る県内の状況

警察庁SOS47の「2025年 発生状況」では、和歌山県の令和7年の認知件数はSNS型投資・ロマンス詐欺を含めて322件、被害総額は約22億8,883万円です(暫定値)。オレオレ詐欺89件、SNS型投資詐欺83件、架空料金請求詐欺とSNS型ロマンス詐欺がそれぞれ49件でした。県警の統計ページでは、令和8年の月ごとの「特殊詐欺被害分析状況」(暫定値)も公開されています。

和歌山県消費生活センターは本所と紀南支所の2か所

投資の会員サービスや副業の教材、返金を代行するという業者など、契約の形をとった被害は消費生活センターにも相談できます。和歌山県消費生活センターのサイトでは、窓口を次のように案内しています。

  • 本所:和歌山市手平2丁目1-2 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛8階、相談用電話 073-433-1551
  • 紀南支所:田辺市朝日ヶ丘23番1号 県西牟婁総合庁舎内、相談用電話 0739-24-0999

受付時間は、平日が9時〜17時、休日が10時〜16時(電話相談のみ)で、祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日とされています。紀南地域に住んでいて和歌山市まで出向くのが難しい場合は、紀南支所に電話する方法があります。どこにかければよいか迷ったときは188でも近くの窓口に案内されます。

センターに電話する前に、支払った金額と日付、相手の会社名やサイトのURL、やり取りの画面を手元にそろえておくと、1回の電話で状況を伝えやすくなります。

離れて暮らす親が振り込んだと分かったとき

和歌山県では、子ども世代が大阪など県外に住み、親だけが県内に残っている家庭も少なくありません。電話で親から「警察の人に言われて振り込んだ」「投資で増えたお金を出すのに手数料を払った」と聞いた場合、離れていてもできることがあります。

  • 振込の控えを写真で送ってもらう:金融機関名・支店・口座番号がわかれば、家族が代わりに振込先の金融機関へ事情を伝えることができます。ただし、正式な手続きには本人の申し出や署名が必要になることが多いため、後で本人が対応できるよう段取りを決めておきます。
  • 県内の警察署に本人と一緒に電話する:スピーカー通話にして三者で話すと、本人が聞き取りにくい部分を補えます。
  • 通帳とキャッシュカードの場所を確認する:「カードを預かりに行く」と言われている場合は、渡さないよう伝え、110番を検討します。
  • 相手からの電話にしばらく出ない約束をする:留守番電話にしておくだけでも、同じ相手から追加の指示を受ける機会を減らせます。

和歌山県警察は、通話を自動で録音する機器の貸し出しに関するアンケート結果も公表しています。被害の後の再発防止として、こうした機器や迷惑電話を防ぐ設定を家族で検討するのも一つの方法です。

県内の金融機関とやり取りするときの注意

和歌山県内では、地方銀行や信用金庫、JAバンク、ゆうちょ銀行などを日常的に使っている人が多く、振込先が県外の銀行やネット銀行ということもあります。振込先がどこであっても、次の点は共通です。

  • 「返金の手続きをします」「口座凍結を代わりに申請します」という電話やSMSには応じず、金融機関には自分で調べた番号でかける。
  • 金融機関に伝えた内容と、相手の担当部署、指示された書類を記録しておく。
  • 凍結された口座の残高を分ける手続きは、預金保険機構のサイトに公告が出てから始まる。自分の振込先が載っているか、定期的に確認する。

凍結申請の全体の流れは口座凍結申請の流れでも説明しています。

和歌山弁護士会・法テラス和歌山

相手の口座情報がわかっていて、凍結した口座の残高だけでは足りない場合や、相手の身元がある程度つかめている場合は、弁護士への相談を考える人もいます。日本弁護士連合会の一覧で確認できる県内の弁護士会は和歌山弁護士会です。法テラス和歌山(0570-078340、平日9時〜17時)では、資力の基準に当てはまる人を対象に、無料の法律相談と、依頼後の費用を立て替える援助が用意されています。

被害の後に「着手金を払えば全額取り戻せる」と勧誘してくる業者には注意してください。依頼先が弁護士であれば、所属する弁護士会で登録を確認できます。当サイトの相談予約も、何から手をつけるかを一緒に整理する場として使えます。

この記事の内容は和歌山県内の窓口を紹介する一般的な情報で、個別の口座が凍結されることや、振り込んだお金が戻ることをお約束するものではありません。

よくある質問

Q. 和歌山県で夜中に振り込んだことに気づいたら、警察に相談できますか?

A. 和歌山県警察の案内では、#9110(073-432-0110)は24時間相談を受け付けています。あわせて、振込先の金融機関にも公式サイトで調べた番号から連絡してください。

Q. 「ちょっと確認電話」は振り込んだ後でも使えますか?

A. 県警は、不審な電話やメールが来たときに自分で行動する前に確かめる番号として案内しています。振り込んだ後の被害相談は、#9110か最寄りの警察署が窓口です。

Q. 紀南に住んでいます。消費生活センターに行くには和歌山市まで行く必要がありますか?

A. 田辺市に和歌山県消費生活センター紀南支所(0739-24-0999)があります。まず電話で相談し、来所が必要かどうかを確認するとよいでしょう。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。

この記事をシェアして注意を広める

詐欺返金相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

相談前に、被害状況を整理しておきましょう

LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。

LINEでチェックリストを受け取る 登録は無料 / 一般情報の提供を目的としています

参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。