Facebookで勧誘された国税庁を名乗る詐欺メールについての解説と相談先
Facebookで勧誘された国税庁を名乗る詐欺メールに注意が必要なケース n Facebookで勧誘された国税庁を名乗る詐欺メールのような状況に遭遇した場合、そ…
インスタグラムのDMに「Amazonギフトカードが当選しました」「ご注文に問題があります。こちらから確認してください」といったメッセージとリンクが届き、つい開いてしまった。画面にはAmazonによく似たページが出たが、途中でおかしいと思って閉じた。この記事は、そんな「開いてしまった」直後の方に向けて書いています。
まず落ち着いてほしいのは、開いただけの段階なら、多くの場合まだ間に合うということです。情報処理推進機構(IPA)の安心相談窓口は、偽サイトにアクセスしただけで何も操作や入力をしていなければ、被害にはつながらないと説明しています。確かめるべきなのは「何かを入力したか」と「何かをインストールしたか」の2点です。この記事では、その2点を段階ごとに切り分け、それぞれで今日やることを整理します。
なお、Amazonの名前が使われていても、送り主はAmazonではありません。Amazonは公式ヘルプで、なりすましの連絡を見分ける方法と報告の窓口を案内しています。
IPAは、偽サイトへの誘導手段として、メールやSMSのほかにSNSのメッセージも挙げています。どの経路でも、URLリンクをクリック(タップ)することが被害の入口になる、というのがIPAの整理です。同じ資料では、Amazonを装ったフィッシングに関する相談が多いことにも触れています。
インスタグラムのDMで届く場合、次のような形が考えられます。
IPAは、SNSのメッセージの手口について、友達のアカウントが乗っ取られてメッセージが送られてくる場合があるため、友達からのメッセージでも注意が必要だとしています。また、リンクは文字だけでなく画像に仕込まれていることもあるため、画像のタップにも気をつけるよう呼びかけています。
開いた先がAmazonそっくりだったのも、不思議なことではありません。フィッシング対策協議会は、偽サイトは本物の画面をコピーして作られることが多く、見分けるのは非常に難しいと説明しています。見た目で気づけなかったことを気に病む必要はありません。大事なのは、開いたあとに何をしたかです。
開いた後に自分が何をしたかを、できるだけ正確に思い出してください。段階によって、やることがまったく違います。
| どこまで進んだか | IPAなどの説明 | 次にやること |
|---|---|---|
| ページを開いて、何も入れずに閉じた | アクセスしただけなら被害にはつながらない | 同じリンクを開き直さない。下の「今日やっておくと安心なこと」へ |
| Androidで、案内されたアプリのファイルをダウンロードしたが、インストールはしていない | インストールしていなければ被害は発生しない | ダウンロードフォルダにあるアプリのファイル(APKファイル)を削除する |
| Androidで、案内されたアプリをインストールした | 同じ内容のSMSが見知らぬ宛先へ大量に送られる被害などが確認されている | 機内モードにしてからアプリを削除し、初期化を検討する(次の章) |
| メールアドレスとパスワードを入れた | アカウントに不正ログインされるおそれがある | ID・パスワード入力後の手順へ |
| クレジットカードの番号を入れた | カードを不正に使われるおそれがある | カード情報を入れた場合の手順へ |
| 電話番号と、SMSで届いた認証コードを入れた | 携帯電話のキャリア決済を不正に使われるおそれがある | 携帯電話会社に、覚えのない請求がないか確認する |
iPhoneについてIPAは、何も入力していなければ影響はないとしています。Androidでも、表示に従ってアプリのインストールまで進めていなければ、自分の操作なしにアプリが入ることはないと説明されています。
表のいちばん上に当てはまる方も、念のため次のことを済ませておくと安心です。どれも数分でできます。
IPAが示している対処の順番は次のとおりです。
初期化の操作方法は、契約している携帯電話会社に問い合わせるよう案内されています。
「何も入れていないはず」と思っていても、慌てていると記憶はあいまいになりがちです。数日のあいだ、次のようなサインがないか気にかけておいてください。
どれか一つでも当てはまれば、「入力してしまった」前提で、前の章の表に沿って手当てをしてください。IPAも、操作の内容がはっきりせずインストールしたかどうか分からない場合は、SMSの大量送信やキャリア決済の不正使用が起きていないか、携帯電話会社に確認するよう勧めています。
警察庁は、OSやアプリの弱点を突いて広告などから偽サイトへ誘導される場合があるとして、OSやアプリを最新の状態に保つよう呼びかけています。今回の件をきっかけに、更新が止まっていないか確認しておきましょう。
リンクを送ってきたのがフォローしている知人だった場合、その知人のアカウントが乗っ取られている可能性があります。本人は、自分のアカウントからDMが送られていることに気づいていないかもしれません。
もしあなた自身が、開いたページでインスタグラムのIDとパスワードを入れていた場合は、Amazonより先にインスタグラムのパスワードを変えてください。放っておくと、今度はあなたのアカウントから同じDMが広がってしまうおそれがあります。
困ったときの相談先は、内容によって分かれます。
どこに相談する場合も、DMが届いた日時、送り主のアカウント名、コピーしておいたURL、開いた後に表示された画面、自分が入力・インストールしたもの、の5点を伝えると状況が早く伝わります。「何もしていない」場合も、その旨をはっきり伝えてかまいません。
Amazonを名乗る連絡が本物かどうかの確かめ方は届いた直後の確かめ方で、フィッシング全般で被害を小さくする初動はフィッシング詐欺の被害を最小化するための初動で紹介しています。スクリーンショットの残し方は証拠の残し方も参考にしてください。
A. IPAは、偽サイトにアクセスしただけで何も操作や入力をしていなければ、被害にはつながらないと説明しています。Androidでもアプリのインストールまで進めていなければ影響はないとされています。ただ、OSやアプリが古いままだと弱点を突かれることがあるため、更新はしておきましょう。
A. IPAは、初期化することで不正なアプリの影響を取り除けるため、買い替えの必要はないとしています。機内モードにしてアプリを削除し、アプリを入れる前のバックアップを使って初期化・復元するのが基本の流れです。
A. IPAによると、電話番号を変えても対処にはなりません。不正なアプリが入っている場合は、アプリの削除と初期化で対応してください。
A. 入力した前提で動くのが安全です。Amazonのパスワードを公式アプリから変え、注文履歴と支払い方法を確認してください。Androidの場合は、SMSの大量送信やキャリア決済の不正利用が起きていないか、携帯電話会社にも確かめておきましょう。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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