出会い系サイト規制法で不安なときに|評判の調べ方と相談前チェック
「出会い系サイト規制法は大丈夫?」と検索される方へ。支援金・当選金詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事は出会い…
「Holiday(ホリデー)」「ホリデイ」という名前のチャットで、支援金やお礼の話が出てポイント(G)を買い続けてしまった。そんな方に向けて、公式サイトに載っている規約と特定商取引法の表記を、編集部が2026年9月25日に読んだ結果をまとめました。
一番知っておいてほしいのは、利用規約に運営側のスタッフがチャットの相手役を務める場合があり、そのやり取りにも普段どおり料金が発生すると読める条項がある点です。スタッフの送る情報が真実でない、誇張や創作でありうることにも、会員は同意したものとされています。
なお、この記事で扱うのは fun-holiday.com で案内されている「ホリデイ」です。同じ読みの名前のサービスが他にもあるため、ご自身が使ったものと一致するかを確かめながら読んでください。この記事は規約を読み解くもので、ホリデイの運営を詐欺だと決めつける意図はありません。紹介する手続きで返金されるとも限りません。
| 表記の項目 | 書かれていた内容 |
|---|---|
| 役務の提供者 | ホリデイ運営事務局 |
| 役務の内容 | SNSアプリの運営/情報交換・友人づくり・交流の場の提供 |
| 連絡先 | メールアドレスのみ(受付は平日10時〜17時) |
| 支払い方法 | 「公式課金」 |
| 返品・返金 | サービスの性質上、受け付けていない |
| 管轄裁判所 | 東京地方裁判所(規約第16条) |
表記に載っていたのは「ホリデイ運営事務局」という呼び名だけで、会社名、所在地、電話番号は見当たりませんでした。ネットで有料のサービスを売る場合、特定商取引法は、事業者の名称・住所・電話番号を広告に出すよう求めています(消費者庁の特定商取引法ガイド)。例外は、求めがあればすぐ開示すると広告に明記し、その準備も整えているような場合です。ホリデイの表記には、そうした一文も見当たりませんでした。
App Storeには、旅行の計画づくりに使う「ホリデー」という別会社のアプリがあります。料金体系も目的もまったく違うので、そちらの評価をこのチャットの評判と混同しないでください。また、チャットのホリデイは以前 Google Play に掲載されていたとする情報がありますが、9月25日にそのページを開くと「見つかりませんでした」と表示されました。公式サイトのトップページはインターネット・アーカイブに2025年12月5日付の保存があり、2025年12月の時点でも同じアドレスで公開されていたことが分かります。
規約の末尾には制定日として令和3年(2021年)10月10日とあります。規約は会員に告知したうえで変更できるとされているため、ご自身が登録した時点の内容と今の内容が違う可能性もあります。この記事の内容は9月25日時点のものです。相談の際は、画面を保存した日付も一緒に伝えてください。
規約の第7条(保証の否認及び免責)11項には、要旨として次のことが書かれています。
男女比を適正に保つため、不適切な会員の監視や犯罪防止のため、または娯楽の提供を目的として、会員の利用状況しだいで、運営のスタッフがメッセージを送るなどして相手役になる場合がある。この場合も通常の利用料金を負担することに同意する。スタッフの提供する情報は、真実・正確・現実でないことや、誇張・創造によるものでありうることに同意する。
つまり、やり取りしている相手が一般の会員ではなく運営側の人である可能性を、規約自体が認めている形です。「支援金を送りたい」「会って謝礼を渡したい」といった話が、事実かどうか分からない情報として扱われうることになります。
一方で規約は、物理的な出会いや異性との交際を主な目的とした利用(第6条)、電話番号やSNSのIDの掲載を禁じています。第3条は、金銭の授受を目的とした利用のために設計されたサービスではないとしています。サービスの中で、お金を受け取る・渡す話や、会う約束の話が進むこと自体が、規約の建て付けと合っていないと受け止めてよいでしょう。
第7条8項は、会員が被った損害について運営が賠償責任を一切負わないとしています。とはいえ、消費者と事業者の契約で、事業者が負うべき賠償をまるごと免れる取り決めについて、消費者契約法第8条は無効と定めています。免責の一文があることを理由に、相談そのものを見送る必要はないということです。
ホリデイはG(ジー)というアプリ内通貨を使い、1Gは10円です。特商法の表記にあった消費Gは次のとおりです。
| 操作 | 消費G | 円換算 |
|---|---|---|
| チャットを送る | 25G | 250円 |
| チャットを見る | 0G | 無料 |
| 投稿画像を見る | 3G | 30円 |
| 投稿動画・プロフィール動画を見る | 5G | 50円 |
| プロフィール画像を見る | 1G | 10円 |
受信は無料で送信が有料なので、相手の返信が長く丁寧なほど、こちらも返したくなり送信回数が増えます。1日に20通送れば5,000円、それが1か月続けば15万円です。規約では、購入したGの有効期限は180日で、どんな場合も払い戻しは求められないとされています。3か月ログインがないとアカウントを削除でき、その際はGの権利も放棄したものとされる点にも注意が必要です。
このページは当サイトで支援金・当選金の相談に分類されています。チャット型のサービスで「支援金を受け取ってほしい」「話を聞いてくれたお礼をしたい」と持ちかけられたとき、次の点を確かめてください。
国民生活センターの出会い系サイトのページに載る相談の例でも、支援金をあげると言われてサイトに登録し、ポイントを買っても受け取れなかったケースが載っています。前に出てきた規約の条項と合わせて考えると、チャット内の約束だけを頼りにGを買い足すのは避けたほうがよいでしょう。
特商法の表記では支払い方法が「公式課金」とされています。どこで払ったかによって、動く先が変わります。
Google Playのページが消えていても、購入履歴はGoogleアカウントの「お支払いと定期購入」に残っています。画面を保存しておきましょう。手順の違いはマッチングアプリで高額課金したときの記事でも比べています。
ホリデイは、ログの扱いについて「システム上の都合により必要に応じて適宜整理(削除)」することがあると規約に書いています。やり取りが消えてしまう前に、手元へ移しておきたいのは次の4つです。
電話する先は、契約やお金の相談なら188番、脅されたり送金を迫られたりしているなら #9110 です。記録の撮り方は証拠の残し方、アプリから別の連絡手段へ誘われた場合はマッチングアプリからLINEに誘導されたらを参考にしてください。相談予約も受け付けていますが、結果の保証はできません。
A. 個々の相手が誰なのかは外からは確かめられません。ただ、ホリデイの利用規約には、運営のスタッフが相手役としてメッセージを送ることがあり、その分も料金は普段どおり、スタッフの話には誇張や作り話が含まれうる、という趣旨の条項があります。
A. 規約と特商法の表記は、返金・払い戻しに応じないとしています。ただ、アプリストア経由の購入ならストアに返金をリクエストでき、規約の免責条項も消費者契約法で無効とされる場合があります。購入履歴とメッセージを保存したうえで、188番から地域の窓口に相談してみてください。
A. 2026年9月25日に確認した特商法の表記には「ホリデイ運営事務局」とメールアドレスしか書かれておらず、会社名・所在地・電話番号は確認できませんでした。
A. Gは都度購入のプリペイド型なので、新たに買わなければ請求は発生しないのが通常です。ただし残ったGは退会や削除で消えるため、相談を考えているなら記録を保存してから手続きしてください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。