全国振興センターとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
全国振興センターについて不安を感じたら、まず落ち着いて状況を整理しましょう。副業詐欺に共通する注意点と、証拠の残し方・相談先を解説します。特定の事業者を詐欺と断…
FacebookやInstagramのフィードに、「リールを見るだけで日給〇万円」「有名インフルエンサーも実践」といった副業の広告が流れてきた。タップしてみたら、LINEの友だち追加を勧めるページに移った。この記事は、Meta社のサービス上で配信される広告から副業に誘われた人に向けたものです。
ポイントは、広告の見た目や出演している著名人ではなく、広告を出している主体を確かめることです。InstagramやFacebookには、広告主のアカウント情報や配信中の広告を一覧できる仕組みがあります。ここでは、広告から始まる副業勧誘の流れ、警察庁が公表している広告経由の被害の数字、広告主の確かめ方、報告のしかた、支払った後の動き方を説明します。
広告を入口にした副業勧誘は、次のような段取りで進むことが多いとされます。
国民生活センターは2026年5月19日の注意喚起で、SNSや動画広告、インターネット検索などで「動画を見るだけ」といった簡単に稼げるかのような広告が見られるとして、こうした文言をうのみにしないよう求めています。同じ広告は二度と表示されないことも多く、一度閉じると探し直すのは困難です。そのため、気になったら画面を撮っておくことが後々役に立ちます。
警察庁が2026年に公表した令和7年の統計では、SNS型投資詐欺の最初の接触手段は「バナー等広告」が3,785件で最も多く、全体の約4割を占めました。そのツール別の内訳は次のとおりです。
| 広告が表示された場所 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| YouTube | 1,024件 | 27.1% |
| 投資のサイト | 697件 | 18.4% |
| 617件 | 16.3% | |
| TikTok | 393件 | 10.4% |
| 245件 | 6.5% |
警察庁は、広告経由の件数が令和7年3月以降に増える傾向にあり、著名人の画像や動画を無断で使った広告や、「必ずもうかる」「元本保証」といった文言を含む広告も確認されたと説明しています。広告の出稿先としてInstagramとFacebookを合わせると862件にのぼります。これは投資詐欺についての数字ですが、副業の広告でも同じように、知っている顔や断定的な収入の表現が使われる場面は少なくありません。
広告の右上や下部には、広告を出しているアカウントの名前が表示されています。そのアカウントを開いて、次の順で確かめてみてください。
Instagramヘルプセンターによると、[このアカウントについて]では、アカウントの利用開始日、ユーザーネームの変更回数に加え、アカウントによってはアクティブな広告が確認できます。これはMeta広告ライブラリに収められている、そのアカウントが現在配信している広告の一覧です。広告主が同じ文面を名前を変えて大量に出していないか、有名人の名前を冠していながら本人とは無関係のアカウントではないかを見る手がかりになります。
ネット上で商品やサービスを販売する事業者は、特定商取引法により、広告に事業者の名称・住所・電話番号などを表示する義務があります(通信販売の広告表示)。ランディングページに「特定商取引法に基づく表記」が見当たらない、あっても会社名や住所が空欄、問い合わせ先がLINEだけ、という場合は、申し込む前に立ち止まってください。
Meta広告ライブラリはウェブ上でも公開されていて、広告主の名前や語句で検索できます(Meta広告ライブラリ)。気になった広告の広告主名を入れてみて、似た文面の広告が短期間に大量に出ていないか、ページ名が頻繁に変わっていないかを見ておくと、判断の材料が増えます。
広告の中に「テレビで紹介」「〇〇も絶賛」といった表示があっても、実際にその番組や人物が関わっているかは広告からは分かりません。
有名人やインフルエンサーの写真、動画、推薦コメントが使われていると、それだけで信用してしまいがちです。しかし警察庁が指摘しているとおり、本人に無断で画像や動画を使った広告が実際に確認されています。
確かめる方法は単純で、その人の公式アカウントや所属事務所の公式サイトを自分で検索して開き、同じ副業を紹介しているかどうかを見ることです。なりすまし広告への注意をお知らせとして出している本人や事務所もあります。広告の中のリンクや、広告から案内されたLINEで「本人ですか」と聞いても、確認にはなりません。
本人の名前を使ったアカウントから個別にメッセージが届いた場合も同様です。認証済みの表示があるかどうかも参考にはなりますが、それだけで判断せず、公式サイトからたどれるアカウントかどうかで見分けてください。
不審な広告やアカウントを見つけたら、報告することで同じ広告を目にする人を減らせる可能性があります。
報告は匿名で、相手には誰が報告したか分かりません(知的財産権侵害の報告を除く)。報告の前に、広告の画面とリンク先ページのURLを保存しておきましょう。警察庁の資料には、令和7年の1年間に、犯行に使われたとして警察がMeta社へ停止などを求める情報を送ったFacebook・Instagramのアカウントが422件あったことも記されています。
広告から申し込み、すでにお金を払ってしまった場合は、支払い方法の窓口に連絡することを最優先にしてください。
ランディングページで教材やサポートをカードで購入したなら、カード会社に連絡し、利用日・金額・請求名義と経緯を伝えます。販売店との調整(チャージバック)を検討してもらえるかはカード会社の判断によります。明細に知らない請求名義が並んでいないかも、あわせて見ておきましょう。
振込先の金融機関に連絡して口座の利用停止を求め、警察にも相談します。金融庁の説明では、口座が凍結されると、その残高をもとに被害者へ分配金が支払われる場合があります(振り込め詐欺救済法)。
支払いはしていなくても、ランディングページやLINEで氏名・電話番号・メールアドレスを伝えた後は、別の副業や投資の勧誘、架空の請求が届くことがあります。知らない番号からの電話やSMSのリンクには応じず、同じパスワードを使い回しているサービスがあれば変更しておきましょう。身分証の画像まで送った場合の備え方は個人情報が漏れたときの対処を参考にしてください。
契約の取り消しや解約の交渉については188番で消費生活センターへ、送金を伴う被害は#9110や最寄りの警察署へ相談してください。カード払いの流れはクレジットカードのチャージバック、広告からLINEへ誘導された場合の記録の残し方はSNS広告からLINEへ誘導された副業の証拠で詳しく説明しています。
A. 広告として表示されていることは、内容が正しいことの保証にはなりません。警察庁は、有名人の写真や映像を本人の許可なく使った広告を確認したと公表しています。広告主のアカウントやリンク先の事業者表示を自分で確かめてください。
A. 広告内のリンクではなく、自分で検索してたどり着いた本人の公式アカウントや所属事務所の公式サイトを確認します。同じ企画が告知されていなければ、申し込みは見送るのが安全です。
A. 匿名です。知的財産権の侵害を申し立てる場合を除き、報告した人が誰かは広告主側に知らされないと、Instagramヘルプセンターに記載があります。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。