Facebookで勧誘されたマイナンバー更新を装った詐欺の特徴と確認すべきポイント
Facebookで勧誘されたマイナンバー更新を装った詐欺に注意が必要なケース n Facebookで勧誘されたマイナンバー更新を装った詐欺のような状況に遭遇した…
友だちや職場のLINEグループに「LINE運営事務局」「LINE公式サポート」と名乗るアカウントが現れて手続きを求めてきた。グループに投票のお願いやログイン画面へのリンクが回ってきた。知らない人に突然グループへ追加された。この記事はそんな場面に出くわした人に向けたものです。
最初に押さえておきたいのは、LINEの公式ヘルプが「LINEの登録情報(電話番号・メールアドレス・パスワード)や認証番号を聞き出したり、画面に入力させたりする行為は全て詐欺」と明言していることです。グループの中で誰が何と名乗っていても、この点に触れる案内には応じないでください。以下では、本物の公式アカウントの見分け方、リンク先の確かめ方、押してしまった後の対処を順に説明します。
LINEヤフーのセキュリティポータルとLINEのヘルプセンターは、LINEをかたる詐欺の文面例を公開しています。グループトークで見かけやすいものを抜き出すと、次のようになります。
LINEのヘルプは、アカウントのロック(利用規約違反による規制)の解除や、消えたデータの復元を、このような方法で行うことはないと書いています。投票を装うメッセージについても、リンク先で電話番号やパスワードを入力させる画面に誘導する手口だと説明しています。
LINEヤフーのセキュリティポータルは、LINE関連の詐欺例として、宅配業者を装った「不在のためお荷物を持ち帰りました。ご確認ください。」というメッセージも挙げています。LINEに関係のない文面でも、行き着く先がLINEのログイン画面に似たページであれば、同じ仕組みの詐欺だと考えてください。
グループは顔見知りどうしの場所なので、そこに流れてきたリンクはつい信用しがちです。しかし送ってきたのが友だち本人でも、その友だちのアカウントがすでに乗っ取られている可能性があります。
LINEの使い方ガイドによると、LINE公式からのお知らせは、アカウント名「LINE」の左に緑色の公式バッジが付いたアカウントから届きます。このアカウントは、ほかの端末からのログイン通知や災害に関する情報などを送ることがある、と案内されています。
LINE公式アカウント全体の表示は、2026年4月1日に次のように変わりました。
| 見る場所 | 現在の表示 |
|---|---|
| アカウント名の横のバッジ | 審査を通った認証済アカウントは緑色のチェックマーク。未認証アカウントはバッジなし(以前のグレーのバッジは廃止) |
| トークメニューのLINE ID | LINE公式アカウントは「@」で始まるIDが表示される |
| アカウント名の下 | 未認証アカウントは応答状況が必ず表示される |
ここで気をつけたいのは、グループのメンバーとして発言している「LINE運営」は、ふつうの個人アカウントが名前を変えただけかもしれないという点です。表示名は誰でも自由に付けられます。緑のチェックマークも、@で始まるIDもない相手が「LINEの公式です」と言っても、その言葉には根拠がありません。
なお、緑のチェックマークは審査を通ったアカウントであることを示すだけです。そのアカウントが送ってきたものであっても、登録情報や認証番号の入力を求める内容なら、LINEのヘルプの説明と食い違います。
LINEのヘルプは、本物のLINE公式サイトは基本的に「line.me」で終わるURLだとしたうえで、次のような偽物の特徴を挙げています。
一部のLINEサービスは「line.me」以外のURLを使う場合もあるため、迷ったらLINE公式サイトからたどり直すのが確実です。
もう一つ知っておきたいのは、偽サイトが有名なサービスのドメインを借りて置かれることがある点です。2026年8月分のフィッシング対策協議会の報告によると、報告全体の約17.0%がamazonaws.comのホスト名を使ったもので、docs.google.comなど正規サービスのドメインも多く使われていました。2025年4月のLINEをかたるフィッシングの緊急情報でも、翻訳サービスのドメインを経由したURLが例に挙がっています。「見覚えのある会社のドメインだから大丈夫」とは言えません。
LINEには、トークに送られたフィッシングサイトを検知して警告を出す機能があります。ホームの「設定」→「トーク」で「フィッシングサイトの検知」をオンにできます(URLプレビューがオンの場合に使える機能です)。
LINEヤフーは、友だち以外のユーザーからグループに追加されたとき、トークルームに注意を表示しています。2024年6月からは、その表示に詐欺への注意を促す一文(「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」)が加わっています。2026年4月には、友だちでない相手から届くトークや招待を、通常のトーク一覧とは分けて「友だち以外からのリクエスト」にまとめて表示する仕組みも始まりました。
そもそも知らない人からの招待を受けたくない場合は、ホームの設定にある「プライバシー管理」で「メッセージ受信拒否」をオンにします。LINEの使い方ガイドによれば、この設定で見知らぬ相手のトークもグループへの招待も受け取らなくなります。
LINEのヘルプセンターは、社長や役員になりすましたメールで従業員にLINEグループを作らせ、そこで金銭をだまし取る詐欺を注意喚起しています。「【至急】グループ作成依頼」といった件名、「LINEグループを作ってQRコードを送って」「ほかの人は入れないで」という指示、グループに移った後の残高のスクリーンショットや振込の要求が典型です。メールでこうした依頼が来たら返信せず、電話や対面など別の手段で本人や上司に確かめるよう案内されています。
何をしたかによって、やることが変わります。
| 状況 | やること |
|---|---|
| リンクを開いただけで、何も入力していない | そのままブラウザを閉じる。案内されたアプリはインストールしない |
| LINEのメールアドレスとパスワードを入力した | パスワードを変更し、ログイン中の端末を確認して覚えのない端末をログアウトさせる。使い回している他サービスのパスワードも変える |
| 電話番号や認証番号を入力した | いまの端末でLINEが使えるかを確認する。使えなくなっていれば再ログインや引き継ぎを試し、だめならヘルプセンターのお問い合わせフォームへ |
| クレジットカード情報を入力した | カード会社に連絡して利用停止や再発行を相談する |
LINEのヘルプは、乗っ取りの可能性があるときの対応として、パスワードの変更、「ログイン許可」をオフにすること、ログイン中の端末の確認、意図せず送られたメッセージの送信取消を挙げています。カード情報を入れてしまった場合の流れはカードの認証コードを偽サイトに入れたときの記事も参考になります。
グループのほかのメンバーも同じリンクを開いているかもしれません。LINE以外の手段も使って「あのリンクは偽物だった」と早めに知らせてください。
報告の前に、グループ名、案内を送ってきたアカウントのプロフィール、リンクのURLを画面ごと保存しておきましょう。保存のしかたは証拠の残し方にあります。LINE公式を装う詐欺の全体像はLINE公式をかたる詐欺の見分け方、インスタのDMで届く場合はインスタDMで「LINE運営」を名乗る連絡の記事をご覧ください。
A. 表示名は誰でも自由に付けられるため、名前だけでは本物とは言えません。LINE公式アカウントなら、トークメニューに「@」から始まるLINE IDが出ます。認証番号やパスワードを求めてくるなら、LINEのヘルプの説明に照らして詐欺と考えて対応してください。
A. チェックマークは審査を通った認証済アカウントであることを示しますが、リンクの安全まで保証するものではありません。URLが「line.me」で終わっているか、入力を求められているのが登録情報や認証番号でないかを確かめてください。
A. LINEのヘルプは、投票を促すメッセージから電話番号やパスワードの入力画面に誘導する手口を挙げています。押す前に、LINE以外の方法で友だち本人に確認してください。本人が送っていなければ、アカウントが乗っ取られている可能性があります。
A. LINEの使い方ガイドによると、通報したことは相手に伝わりません。通報の後、LINEヤフーが調査し、規約違反が確認されれば対応すると説明されています。調査の結果は個別には知らされません。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。