全国振興センターとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
全国振興センターについて不安を感じたら、まず落ち着いて状況を整理しましょう。副業詐欺に共通する注意点と、証拠の残し方・相談先を解説します。特定の事業者を詐欺と断…
「ご応募ありがとうございます。在宅のお仕事のご案内です。詳細はLINEで」というSMSが届いた。知らない番号から電話があり、「空いた時間でできる副業がある。LINEを交換しましょう」と言われた。この記事は、電話やSMSをきっかけに副業のLINEへ誘われた方に向けて書いています。
先に答えを書くと、自分から応募した覚えのない求人連絡には、返信も折り返しもしないのが基本です。国民生活センターは、心当たりのないメールやSMSには反応せず、記載された連絡先へは連絡しないよう呼びかけています。LINEの公式ガイドも、SMSやメールに書かれたLINE IDを追加すると、犯罪の実行役を募る「闇バイト」の案内が届く手口を紹介しています。
電話やSMSで届く副業の誘いは、次のような形をとることが多くあります。
| 入口 | 文面・話し方の例 | 次に求められること |
|---|---|---|
| SMS(応募お礼型) | 「求人へのご応募ありがとうございます」「選考を通過しました」 | 記載のLINE IDやURLから友だち追加 |
| SMS(報酬提示型) | 「1日5分で日給1万円」「スマホ操作だけの簡単なお仕事」 | LINE公式アカウントへの登録 |
| 電話(自動音声) | 「副業に興味がある方は1を押してください」 | 担当者につながり、LINE交換を求められる |
| 電話(担当者) | 「以前ご登録いただいたサイトからのご案内です」 | LINEで「面談」の日時を決める |
どの形でも、電話やSMSでは仕事の中身をほとんど説明せず、話の続きをLINEへ移そうとします。「以前ご登録いただいた」と言われても、どのサイトなのかを相手は具体的に答えられないことがよくあります。
「間違いなら断りの返事くらいは」と思うかもしれませんが、国民生活センターは、心当たりのない不審なメールやSMSには反応せず、書かれている連絡先には決して連絡しないよう求めています。返信や折り返しをすれば、その番号が実際に使われていることを相手に知らせることにもなりかねません。
実在する会社や求人サイトの名前が書かれていて気になる場合は、SMSのリンクや電話番号ではなく、自分で検索した公式サイトの問い合わせ窓口で「このような連絡を送っているか」を確かめるのが確実です。国民生活センターも同じ確かめ方を勧めています。
国民生活センターが2017年に公表した迷惑メール・SMSに関する資料でも、「お金がもらえる」というメッセージに反応して手続き費用を払ったのにお金を受け取れなかった事例が紹介されています。10年近く前の資料ですが、「反応すると次の連絡が来る」という構図は変わっていません。
LINEの公式ガイドは、労働者を募集する広告には「募集主の氏名(または名称)・住所・連絡先(電話番号等)・業務内容・就業場所・賃金」の記載が法律で定められていると説明しています。そのうえで、この6項目が書かれていない募集は、闇バイトの実行者を募集している可能性があると注意を促しています。
届いたSMSや電話の内容を、この6項目と照らし合わせてみてください。
欠けている項目が多いほど、その連絡は「仕事の募集」としての体裁が整っていません。副業のつもりで話を聞いたら、登録料やサポート費を払う側に回っていた、というのが典型的な流れです。
「雇用ではなく業務委託なので求人のルールは関係ない」と説明されることもあるかもしれません。それでも、誰が、どこで、何を頼み、いくら払うのかを答えられない相手と取引を始める理由はありません。電話口で6項目を一つずつ尋ね、答えがあいまいなら、その時点で話を終わらせてかまいません。
電話は、考える時間を与えずに話を進められる手段です。2026年5月19日付の国民生活センターの発表に載った相談の一つは、次のような経過をたどっています。
相談者は30歳代の女性です。同じ発表には、事業者がスマートフォンを遠隔で操作して消費者金融2社から30万円ずつ借り入れ、どこかへ送金した20歳代男性の事例もあります。「消費者金融への返済は不要」と言われていたのに、数カ月後に督促が来たといいます。
電話の途中で「アプリを入れてください」「画面を共有してください」と言われたら、その場で電話を切って構いません。遠隔操作アプリを使った状態で貸金業者のサイトに登録してしまった場合、国民生活センターは、すぐにパスワードを変更し、勝手に変えられていたら登録した貸金業者に直接連絡するよう勧めています。
電話やSMSで届く「高額・簡単」な仕事の誘いには、お金を払わされる副業の勧誘だけでなく、犯罪の実行役を集める募集が紛れていることがあります。警察庁は、「高額」「即日即金」「ホワイト案件」など楽で簡単で高収入であることを強調する求人や、シグナル・テレグラムといった匿名性の高いアプリへの誘導に注意するよう呼びかけています。
LINEの公式ガイドでは、知らない相手からSMSやメールで募集のメッセージが届き、記載されたLINE IDを追加すると詳しい案内が送られてくる流れが紹介されています。案内される仕事の例は、盗んだカードを使った商品の代理購入、荷物の受け取りと運搬、商品の出品などです。
こうした要求があれば、応募を進めないでください。LINEの公式ガイドは、犯罪と知らずに加担したとしても、闇バイトへの加担は犯罪になると明記しています。すでに身分証を送ってしまい、脅されている場合は、一人で抱えずに警察へ相談してください。警察庁は、相談を受けた本人と家族を確実に保護するとしています。
警察庁によると、令和7年中に特殊詐欺に使われた電話番号の約75.5%が国際電話番号でした。「+1」「+44」のように、日本の国番号「+81」以外で始まる番号からの電話には注意が必要です。固定電話であれば、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)で、海外からの着信を止める利用休止を申し込めます。携帯電話については、警察庁は+から始まる番号や知らない番号の着信を「無視」し、国際電話の着信をブロックできるアプリを使うことを勧めています。
SMSに書かれたIDを追加してしまっても、LINEの設定で被害の広がりを抑えられます。LINE公式の使い方ガイドが挙げているのは、友だち以外からのトークや招待を止める「メッセージ受信拒否」と、知らない人から友だち追加されにくくする「友だちへの追加を許可」をオフにすることの2つです。
国民生活センターは、携帯電話会社などが提供する迷惑メール対策サービスを確認して活用すること、状況によってはメールアドレスや電話番号の変更も検討することを挙げています。
| ここまで進んだ | 次にやること |
|---|---|
| SMSを受け取っただけ | 返信・URLのタップをせず削除。必要ならスクリーンショットを残す |
| LINEで友だち追加した | トークを保存したうえで、通報とブロック |
| 電話で名前や住所を伝えた | その後の不審な請求や連絡に注意。個人情報を伝えてしまった場合を確認 |
| 遠隔操作アプリを入れた | アプリを削除し、ネットバンキングや貸金業者サイトのパスワードを変更 |
| お金を払った・借りさせられた | 金融機関・貸金業者へ連絡し、警察(#9110)と消費生活センター(188)へ相談 |
警察庁のSOS47は、ひょっとして詐欺かもしれないと不安を感じたら#9110へ相談するよう案内しています。迷惑電話そのものについては、総務省の請負事業として「迷惑電話対策相談センター(でんわんセンター)」も紹介されています。契約や返金の話になっているなら188番です。
経緯をまとめるのに不安があれば、当サイトの相談予約もご利用ください。SNSの広告や投稿から誘われた場合については、Facebookから誘われた場合やXのポストから誘導された場合の記事で扱っています。
A. 心当たりがなければ、返信やURLのタップ、記載されたLINE IDの追加はしないでください。国民生活センターは、心当たりのないSMSには反応せず、記載の連絡先に連絡しないよう呼びかけています。
A. 会社名・住所・代表電話・仕事内容・勤務場所・賃金といった基本的な情報を、電話の段階で確認できないなら、LINE交換に応じる必要はありません。LINEの公式ガイドは、これらが書かれていない募集は闇バイトの可能性があると注意しています。
A. 「+81」以外の国番号から始まる番号は国際電話です。警察庁は、特殊詐欺に使われた電話番号の多くが国際電話番号だったとして、着信を無視する、ブロックできるアプリを使う、固定電話なら国際電話の利用休止を申し込む、といった対策を勧めています。
A. 借入先の貸金業者に事情を伝え、あわせて警察(#9110)と消費生活センター(188)に相談してください。遠隔操作アプリを入れた場合は、アプリを削除し、各サービスのパスワードを変更します。借りたお金の返済の扱いは状況によって異なるため、自己判断で放置しないことが大切です。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。