出会い系サイト規制法で不安なときに|評判の調べ方と相談前チェック
「出会い系サイト規制法は大丈夫?」と検索される方へ。支援金・当選金詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事は出会い…
「2億円を振り込みたい」「あなたに資金を託したい」といったメールをきっかけに MAKE UP(メイクアップ)というサイトに登録し、やり取りのためにポイントを買った方や、これから買うべきか迷っている方のための記事です。
先に要点をまとめます。MAKE UP は girls.a-makeup.com というアドレスで動いていたサイトで、2024年10月9日にインターネットアーカイブが保存したトップページには、男女別の空メール登録用アドレスと「18歳未満利用禁止」の表示がありました。2026年9月26日に編集部で確かめたところ、このアドレスはすでに名前解決ができず、サイトは開けません。運営会社の名前は第三者の記事にしか見当たらず、公式の表記ページの原本は確認できていません。
以下では、確かめられた事実とそうでないものを分け、送金をちらつかせるメールがポイント課金につながる仕組み、空メール登録で起きること、払ってしまった後の連絡先を順に説明します。この記事は MAKE UP の運営者を非難する目的で書いたものではありません。お金が戻るかどうかも、ここでは請け合えません。
| 項目 | わかったこと | 根拠 |
|---|---|---|
| サイトのアドレス | girls.a-makeup.com | 保存記録、第三者の記事 |
| トップページの表示 | サイト名「MAKE UP」、規約、年齢認証、特商法の表記、個人情報の扱いの各ページへのリンク、規約とメール送信に同意して登録するよう求める注意書き | 2024年10月9日の保存版 |
| 登録の方法 | 男性用・女性用に分かれた空メールの送信先アドレスが並んでいた | 同上 |
| 年齢制限 | 18歳未満利用禁止 | 同上 |
| 元のドメイン | a-makeup.com は2021年4月24日に登録され、有効期限は2028年4月 | WHOIS、2026年9月26日 |
| 現在の状態 | girls.a-makeup.com は名前解決できない | DNS照会、2026年9月26日 |
個人が運営する調査ブログ「騙され女の逆襲」の記事(2024年10月公開)は、運営会社を PASTEL DESIGN COMPANY、所在地をフィリピン・マニラ、料金を1ポイント10円、ポイントの有効期限を購入から180日と紹介しています。保存記録には表記ページそのものが残っておらず、編集部ではこの内容を原本と突き合わせられませんでした。
なお、a-makeup.com という名前は、2011年から2012年ごろには英語のメイク情報ブログが使っていたことが保存記録からわかります。今のドメインは2021年に登録し直されたもので、名前が化粧品やメイクを思わせても、サイトの中身とは関係がない点に気をつけてください。消費者庁・国民生活センター・警察庁の資料で MAKE UP を名指ししたものは、今回の調べでは出てきませんでした。
MAKE UP について書かれた第三者の記事には、見知らぬ差出人から「2億円を振り込むので友だちになってほしい」という趣旨のメールが届き、受け取るためにはサイト内でメールを続けなければならず、結果としてポイントの購入が重なっていく、という流れが紹介されています。
公的な資料でも、同じ形の相談は確認できます。国民生活センターの出会い系サイトのページは、最近の事例の一つとして、支援金を渡すというメールを受け取った人がそのまま出会い系サイトへ移され、ポイント代を払い続けたケースを紹介しています。相談件数そのものは2023年度の6,938件から2025年度の3,399件へ減っていますが、お金がもらえるという話を入口にする事例は、減った後の年度にも出てきます。
この型のやり取りで起きやすい展開を挙げます。見覚えがあるものがないか、自分のメールと照らしてみてください。
お金を渡したいという相手が、受け取る側に費用を負担させる理由は見当たりません。話が大きいほど数千円のポイント代が小さく感じられますが、明細を並べて足してみると、思っていたより大きな額になっていることがあります。気づいた時点で購入を止め、支援金トラブルで最初にすることを確かめてください。
MAKE UP のトップページのように、決められたアドレスへ件名も本文もない空のメールを送るだけで会員登録が済む方式は、手軽な反面、次のような面があります。
登録する前であれば、トップページから特定商取引法の表記に進み、運営会社の名前・所在地・電話番号がそろっているかを見てください。異性との出会いをうたうサイトであれば、公安委員会への届出(インターネット異性紹介事業の届出)が法律で求められており、届出番号を表示しているサイトも多くあります(警察庁・警視庁の案内)。表記が見当たらない、所在地が海外で電話番号もない、といった場合は、登録そのものを見送るのが無難です。
「購入済みポイントの払い戻しには応じない」という一文が規約にあっても、相談の入口が閉ざされるわけではありません。消費者契約法は、信義に反して消費者に一方的に不利な条項を無効としており(10条)、勧誘の際に大事な点で事実と違う説明を受けて契約した場合の取消し(4条)も用意しています。どれが当てはまるかは事情によるため、判断は相談先に任せてください。
すでに登録してしまった場合は、届いたメールを削除せず残してください。差出人のアドレス、登録完了の案内、ポイント購入の確認メールは、サイトが消えた後に利用の事実を示す手がかりになります。
海外の決済会社を通ると、明細の加盟店名がサイト名と違う英字になることがあります。MAKE UP への支払いと思われる行を見つけたら、日付と金額を控えて、カード会社に不審な請求として相談します。分割やリボの取引なら、金額などの条件を満たせば、日本クレジット協会が案内している支払停止の抗弁という手続きも候補になります。
コンビニで買ったプリペイドカードやギフトカードの番号を送った場合は、発行会社のサポート窓口に、番号・購入日時・購入店舗を伝えて問い合わせます。カードの台紙とレシートは、まとめて保管しておいてください。
指定された口座へ振り込んだときは、できるだけ早く振込先の銀行へ電話し、警察にも相談して、その口座を止めてもらうよう頼みます。凍結した時点で残っていたお金は、振り込め詐欺救済法の定める手順を経て、振り込んだ人たちへ配られることがあり、その知らせは預金保険機構のサイトに載ります。
どの方法でも、「受け取れるはずだったお金」ではなく「自分が払ったお金」の記録をそろえることが出発点です。相手が約束した金額や送金予定日のメールは、話の経緯を示す材料にはなりますが、返金の対象になるのは実際に出ていった金額です。家族に知られたくない事情があるなら、連絡してよい時間帯や手段を窓口に最初に伝えておくと安心です。
MAKE UP の件で相談するときは、メールの差出人として名乗っていた人物名と、サイト名・アドレスを分けて伝えると話が通りやすくなります。差出人の名前は途中で変わることもあり、調べる糸口としてはサイト名とアドレスのほうが確かだからです。
記録の残し方は証拠の残し方、何から話すかは相談前チェックリストで確かめられます。当サイトへの個別相談は相談予約で受け付けています。
A. 2024年の第三者の記事では、フィリピンの首都マニラに所在するという PASTEL DESIGN COMPANY の名前が挙がっています。ただ、公式の表記ページは保存記録にもなく、その記載が正しいかどうかは確かめられていません。
A. 2026年9月26日の確認では、girls.a-makeup.com は名前解決ができない状態でした。サイトに入れなくても、メールや明細、カードの台紙などで利用の事実は示せます。
A. 受け取るためにポイントや手数料を払い続ける話は、消費者庁や国民生活センターが注意を呼びかけている相談の流れと重なります。追加の支払いはせず、まず188に相談してください。
A. 登録だけで料金がかかるかは規約次第ですが、通常はポイントを買ってメッセージを送った分が支払いになります。登録後に届くメールで購入を急かされても、すぐに買わないでください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。