出会い系サイト規制法で不安なときに|評判の調べ方と相談前チェック
「出会い系サイト規制法は大丈夫?」と検索される方へ。支援金・当選金詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事は出会い…
「MOOD(ムード)」という中高年・熟年向けの出会いアプリを使っていた方、あるいは親やきょうだいが使っていて心配しているご家族に向けたページです。
結論から書くと、MOODは民間のアプリ評価サイトでAndroid向けの熟年マッチングアプリとして紹介されていましたが、2026年9月26日にGoogle Playで「MOOD ムード 熟年」と検索しても、その名前のアプリは表示されませんでした。公式サイトや運営会社の表示も、公開情報では確かめられていません。
アプリが見つからなくなっていても、購入の記録が残っていれば相談はできます。ここでは、確認できた事実と確認できなかった事実を分けて示したうえで、アプリ内課金の払い戻しの頼み方と、家族としてできることを説明します。なお、この記事はMOODの運営の違法性を判定するものではなく、手順どおりに進めればお金が戻ると言い切るものでもありません。
当サイトで調べた結果を、確かめられた項目とそうでない項目に分けて示します(2026年9月26日時点)。
| 項目 | 調べた結果 |
|---|---|
| アプリの掲載 | Google Playの検索で「MOOD ムード 熟年」に当たる熟年向け出会いアプリは表示されなかった |
| 公式サイト | 確認できなかった |
| 運営会社の表示 | 公式の表示は確認できなかった |
| 連絡先のドメイン | 民間サイトが連絡先として挙げるメールアドレスのドメイン(mood24.net)は2024年4月23日登録。トップページは「ページなし」の応答だった |
| 第三者の記録 | 民間のアプリ評価サイトが、Android向けで1ポイント10円、メッセージ送信25ポイント(250円)、年齢確認は自己申告のみ、異性紹介事業の届出表示なし、と紹介している |
第三者の記録はあくまで当時その評価サイトが見た内容で、当サイトが原本を確かめたものではありません。アプリ名が同じ、または似ている別のアプリもGoogle Playには多くあります。ご自身やご家族が使っていたのがどのアプリかは、スマートフォンの「設定」→「アプリ」で名前と提供元を見るか、Google Playの購入履歴で確かめるのが確実です。
出会い系サイト・アプリに関する消費生活相談は、国民生活センターの集計で2025年度に3,399件ありました。年齢層を問わず、支援金を渡すと言われて誘導された、個人情報を交換するためにポイントを買わされた、といった事例が挙がっています。
中高年・熟年向けをうたうアプリで特に気をつけたいのは、次のような流れです。
アプリで知り合った相手からの投資の誘いについては、国民生活センターが2022年12月に「愛してるから投資して」という題でチェックリストを出し、会ったことのない相手からお金の話が出たら立ち止まるよう呼びかけています。お金の話が出た時点で、そのやり取りは「出会い」とは別の目的に変わっていると考えてください。
メッセージの相手が同じ世代の一般の利用者なのか、運営側に近い立場で書き込んでいる人なのかを、利用者が見分ける方法はありません。消費者庁は、こうしたサイトで利用者をやり取りに引き込み、ポイントを買わせ続けるトラブルを「サクラサイト」と呼んで注意を促しています。相手の人柄を疑うのはつらいことですが、「会えない」「お金の話が出る」「課金だけが続く」の三つがそろったら、いったん距離を置いて考える時期です。
出会い系サイト規制法では、インターネットで異性を紹介する事業者に、事業を始める前の公安委員会への届出や、利用者が児童(18歳未満)でないかの確認といった義務が課されています(警察庁の解説)。
アプリを選ぶときや、使っているアプリが信頼できるか考えるときは、次の点を見てください。
第三者の記録どおりなら、MOODは年齢確認が自己申告のみで、届出の表示が見当たらなかったとされています。この点だけで違法かどうかは決まりませんが、相談の際には窓口に伝えるとよい情報です。
AndroidのアプリでGoogle Playを通して課金した場合、払い戻しの窓口は購入からの時間で変わります。Google Playのヘルプでは、買ってから48時間を過ぎていなければ、品目によってはGoogle Playに直接払い戻しを申し込める場合があるとしています。それより後になると、まず提供元(デベロッパー)への問い合わせが求められます。
一方、アプリの中から外部のウェブページに移ってカード番号を入力した、コンビニで払った、という場合はGoogle Playを通していないため、Googleには払い戻しを頼めません。明細や領収メールの差出人を見て、どの会社を通した支払いかを先に確かめてください。
アプリがストアから消えている場合、デベロッパーへの連絡がつかないこともあります。その場合は次の順で動いてください。
Google Playの購入履歴に、アプリ内アイテムの購入日と金額が残っています。画面を保存し、あわせてGoogle Playから届いた領収メールも探しておきます。
Google Playの支払いにクレジットカードを登録していたならカード会社、携帯電話料金と合算で払っていたなら携帯電話会社、ギフトカードならその発行元が相談先になります。
アプリ内でどんな勧誘を受けて課金したのかによって、取れる手段は変わります。やり取りの画面が残っていれば、それも一緒に持っていきましょう。アプリを削除してしまった場合も、購入履歴と明細があれば相談は受け付けてもらえます。
親やパートナーの携帯料金やカード明細に、見覚えのない課金が続いているのを見つけて、このページにたどり着いた方もいるでしょう。家族としては止めたい気持ちが先に立ちますが、いきなりアプリを消したり問い詰めたりすると、本人が隠れて続けてしまうこともあります。
本人が相手とのやり取りを楽しみにしていた場合、課金を止めることは、その関係を失うことでもあります。気持ちの面の負担にも目を向けながら進めてください。家族向けの詳しい手順は高齢の家族を守るためのガイドと家族ができるサポートにまとめています。
公的な窓口は消費者ホットライン188と、警察相談専用電話#9110です。相手からお金の送金を求められた、脅すようなメッセージが来たという場合は、警察にも相談してください。弁護士への相談を考える方は相談予約から状況をお送りください。
電話をかける前に、手元に次のものをそろえておきましょう。
相談の場では、「いくら取り戻したいか」よりも先に、「どういう言葉をきっかけに、何回、いくら払ったか」を聞かれることが多いです。メモは細かくなくて構いません。日付と金額を古い順に書き並べるだけでも、聞き取りの時間はぐっと短くなります。
画面の保存方法はマッチングアプリの証拠保全で詳しく説明しています。
A. 公式サイトや運営会社の正式な表示は、公開情報では確認できませんでした。民間の評価サイトには会社名が載っていますが、当サイトでは公式の表示で裏づけが取れず、記載を控えています。お手元に購入時の領収メールがあれば、そこに販売元の名前が載っていることがあります。
A. アプリがストアから消えていても、Google Playの購入履歴やカード明細が残っていれば相談できます。支払いに使ったカード会社や携帯電話会社、188の消費生活センターに経緯を伝えてください。結果は、課金に至った経緯や証拠の残り方によって変わります。
A. Google Playのヘルプでは、購入から48時間以内なら内容によって直接払い戻しを受けられる場合があり、それ以降はデベロッパーに問い合わせるよう案内されています。デベロッパーに連絡がつかないときは、支払い手段の会社と消費生活センターに相談してください。
A. 責めずに話を聞き、課金の記録とメッセージを一緒に保存するところから始めてください。本人の了解を得て188に一緒に電話すると、次に何をすればよいかを案内してもらえます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。