出会い系サイト規制法で不安なときに|評判の調べ方と相談前チェック
「出会い系サイト規制法は大丈夫?」と検索される方へ。支援金・当選金詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事は出会い…
「pair」「ペア」「ペアー」という名前のサイトでお金を使ったものの、どのサイトだったのかはっきりしない人、何年も前の支払いについて相談できるか知りたい人に向けた記事です。
結論から言うと、「pair/ペアー」の名前で記録が残っているのは、2019年3月に民間の被害情報サイトが取り上げた true.pair-premium.net のサイトです。記録では、前の名前は「NET」で、「会長」を名乗る人物が「レジェンド会員」への昇格をすすめ、別の人物が「1億6000万円の支援金」を持ちかけていたとされます。このドメインは2026年9月26日の照会で登録の記録がありませんでした。
「ペア」を名乗るサイトはほかにも多く、それぞれ運営も時期も違います。この記事では、2019年のpair/ペアーの記録を紹介したうえで、名前の似たサイトの見分け方と、時間がたった支払いの相談の進め方を説明します。どのサイトについても詐欺と断じる意図はなく、返金を約束するものでもありません。
| 項目 | 記録の内容 |
|---|---|
| サイト名・URL | pair(ペアー)/true.pair-premium.net |
| 記録の日付 | 2019年3月29日掲載、2021年8月9日更新 |
| 前のサイト | NET(別のドメイン) |
| 運営者の欄 | 国内の法人名と大阪市内の住所が載っていたとされる(当編集部は原本を確認できず、社名は書かない) |
| サーバー | 香港のIPアドレスと記録 |
| 支払い方法 | 銀行振込(収納代行の口座で、頻繁に変わるとされる)、決済代行を通したクレジットカード、電子マネー3種(セキュリティマネー、ビットキャッシュ、NetRideCash) |
| ドメインの現状 | pair-premium.net は登録の記録なし(当編集部の照会、2026年9月26日) |
記録の出どころは、利用者から寄せられた情報をもとにした民間サイトの記事です。公的機関がこのサイトの名前を挙げて注意を呼びかけた記録は、今回の調べでは見つかりませんでした。
記録は、このサイトが以前「NET」という名前で別のドメインを使っていたこと、サイトの名前や運営会社をたびたび変えていることも特徴として挙げています。名前が変わっても、登録したアカウントやメッセージの相手がそのまま引き継がれることがあり、利用者から見ると同じサイトを使い続けている感覚のまま、表記だけが変わっていく形になります。
記録に残るメッセージには、次のような話が並んでいました。
共通しているのは、約束される額や特典が極端に大きいことと、そこに届くための条件がすべて「サイトの中でメッセージを送り続けること」になっている点です。協会や委員会といった団体名は、公的な組織のように聞こえても、実在を確かめる手段が示されていません。
ここでいう「文字化け」は、相手からのメッセージの一部が読めない状態で届き、読むためにポイントや手続きが必要だと説明される仕組みを指すことが多いようです。読めない部分に大事な情報があるように見せられると、つい解除の費用を払いたくなります。受け取った側にお金を求めてくる形になっていないか、一歩引いて見てください。
消費者庁は2025年9月、支援団体を名乗って80億円の支援金を知らせ、電子マネーを買わせる事業者について注意を呼びかけています。2019年の記録と2025年の注意喚起で、団体名を使う手口の骨組みはほとんど変わっていません。
「ペア」を名前に含むサイトを、アドレスと特徴で整理しました。自分が使ったサイトのアドレスは、登録時のメール、ブラウザの履歴、カード明細の日付から探せます。メールアプリで「pair」「ペア」と検索し、迷惑メールフォルダやゴミ箱も含めて見てみましょう。登録完了やポイント購入のお知らせが見つかれば、そこに書かれたアドレスが決め手になります。
| 名前 | アドレス | 主な特徴 |
|---|---|---|
| pair(ペアー) | true.pair-premium.net | 2019年の記録。支援金やレジェンド会員の話(この記事) |
| Pair(Pair💓) | pair-online.jp | 2023〜2025年の記録。副業広告や会員ランクの話(記事) |
| Pair Seat | pairseat.net | LINEの友だち追加で使う出会いサービス(記事) |
| Pair☆Pure | pairpure.jp ほか | メール版とLINE版がある(記事) |
| Pairry・Pairmo | それぞれ別 | ポイント制の出会いサービス(Pairry/Pairmo) |
大手のマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」は、名前が似ていてもこれらとは別のサービスです。Pairsの名前をかたるメールについてはこちらの記事で扱っています。
2019年ごろに払ったお金でも、相談をあきらめる必要はありません。ただ、法律上の請求には期限があることを知っておきましょう。
どの期限がいつから数えられるかは、事情によって変わります。自分の件がどれに当たるかは、弁護士や消費生活センターで確かめてください。
もう一つの問題は記録です。記録によれば、このサイトのカード払いは決済代行を通していて、明細には10種類ほどの異なる英字の表記が出ていたとされます。明細にPAIRという名前が出ていないのはそのためで、「身に覚えのない表記」に見えることがあります。カード会社は古い明細の写しを発行してくれる場合があるので、使っていた時期を伝えて取り寄せてみてください。銀行振込の履歴も、通帳を記帳していなかった期間の分を含め、銀行に取引履歴の照会を申し込めば出してもらえることがあります(手数料がかかる場合があります)。
振込先は収納代行の口座で、しかも頻繁に変わっていたと記録されています。振込の控えや通帳の記帳から振込先の口座名義を拾い出し、預金保険機構の公告を検索してみてください。その口座が過去に凍結され、分配の手続きが行われていれば、公告に載っています。申請の受付期間が決まっているので、見つけたらすぐに手続きを確かめましょう。
時間がたった支払いは、カード会社の社内手続きの受付期間を過ぎていることが多いものの、事情を伝えて相談すること自体はできます。分割やリボの残りがまだあるなら、その残りの支払いについて抗弁を申し出られないかを尋ねてください。
セキュリティマネーなどのプリペイド型の電子マネーは、番号がすでに使われていれば取り戻しは難しくなります。それでも、購入の記録は相談の材料になるので、レシートやメモが残っていれば保管しておきましょう。
窓口は消費生活センター(188)と警察相談専用電話(#9110)、弁護士に相談するなら法テラスです。古い件の相談では、覚えている範囲で次のことをメモにしてから電話すると話がまとまります。
本人が高齢であったり、当時のことをうまく話せなかったりする場合は、家族が代わりに窓口へ電話しても構いません。その際は、本人がどこまで事情を把握しているかも伝えると、相談員が次の手順を考えやすくなります。
「昔の被害金を取り戻せる」と連絡してくる業者の中には、先に費用を求めるところもあります。依頼する前に、相手が弁護士や弁護士法人かを確かめてください。相談の流れは返金相談の流れ、準備は相談前チェックリストにまとめています。
A. 記録されている時期もアドレスも違います。pair/ペアーは2019年の true.pair-premium.net、Pairは2023〜2025年の pair-online.jp として記録されています。同じ運営者かどうかは公開情報からは確認できません。
A. pair-premium.net は2026年9月26日時点で登録の記録がなく、サイトは見られません。
A. 昇格の条件がメッセージを送り続けることになっている場合は、それ以上ポイントを買わずに188へ相談してください。特典の約束が公式の料金表や規約に書かれているかも確かめましょう。
A. 相談はできます。ただ、法律上の請求には時効があるため、早めに消費生活センターや弁護士に事情を伝えてください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。