緒方三千代先生のテレオーブ占術で高額当選?評判と返金相談の注意点

「緒方三千代先生のテレオーブ占術で高額当選」といった案内を見て、本当に宝くじが当たるのか、お金を払っても大丈夫なのかを調べている方へ。先に結論を書きます。占いや鑑定で宝くじの当選番号が分かる、当選に導けるという根拠は、公開情報のどこにも示されていません。国民生活センターには「必ず宝くじの高額当選に導く」と言われて、メッセージ代や鑑定料に数十万円から数百万円を払ってしまった相談が寄せられています。

この記事では、「緒方三千代先生」を名乗る鑑定の案内で分かったこと、案内先として第三者サイトが挙げている占いサイトの過去の表記、「高額当選」をうたう鑑定でよくある流れ、支払ったお金を取り戻すための手順を順に説明します。なお、この鑑定師名は広告の中で使われている呼び名で、同じ名前の実在の人物がいるかどうかは分かっていません。この記事は、鑑定師個人やサイトを詐欺だと決めつけるものではありません。

「緒方三千代先生」を名乗る鑑定の案内について確認できたこと

調査日は2026年9月24日です。分かったことと分からなかったことを分けて示します。

確認できたこと

  • 案内先とされるサイト:複数の第三者サイト(口コミ・調査ブログ)が、この鑑定師名と「テレオーブ占術」という言葉を、メール占いサイト「PURPLE(パープル)」の案内として紹介しています(2023年2月・9月公開の記事)。
  • PURPLEの公式ページ(2023年7月のアーカイブ):特定商取引法に基づく表示には、法人名としてBATTLECRY DESIGN COMPANY、所在地としてフィリピン・マニラの住所が書かれていました。連絡先の電話番号は英国の国番号(+44)で始まり、問い合わせ用メールアドレスのドメインはサイトのドメイン(reddishpurple.com)と別のものでした。
  • 料金と支払い:同じ表示では、1pt=10円、鑑定師へのメール送信150pt、ポイントの有効期限は購入日から6か月以内、支払方法は銀行振込・電子マネー決済・クレジットカード決済とされていました。サービス提供後の返金には応じない、クーリング・オフは適用されない、退会時に残ったポイントは消失する、とも書かれています。
  • 現在の状態:reddishpurple.com にアクセスすると、期限切れドメインを扱う情報サイトへ転送され、占いサイトは表示されませんでした。

確認できなかったこと

  • 「緒方三千代」という人物が本当にいるのか、どんな経歴なのか。
  • 「テレオーブ占術」がどのような占術なのか。公開情報では、この占術名の由来や内容を説明する資料は見つかりませんでした。
  • 国内の運営会社:第三者サイトの中には国内の会社名を運営者として挙げるものもありますが、編集部はその根拠となる原本(特商法の表示や登記)を確認できていません。
  • いま同じ鑑定師名の案内がどのサイトにつながっているか。案内先は時期によって変わる可能性があります。
  • 行政の情報:国の機関のサイト(go.jp)を鑑定師名とサイト名で検索しても、該当する注意喚起は出てきませんでした。

「高額当選に導く」鑑定で相談が多い流れ(国民生活センターの事例)

2020年11月に国民生活センターがまとめた報告書では、事例1の見出しが「『必ず宝くじの高額当選に導く』と言われたがいつまで経っても結果が出ない」です。要約すると次のような経過でした。

  1. 占いサイトの体験ページで名前と生年月日を入れたところ、金運が専門だという鑑定士が1,000円の鑑定チケットを発行すると言ってきた。
  2. 職業や所得を聞かれたあと、「選ばれし者のみを鑑定し、必ず宝くじの高額当選に導く」別の鑑定士を紹介された。「実績」として、当選した人の通帳だという写真も届いた。
  3. 無料期間が終わると1通あたり1,500円分のポイントが必要になり、当選番号を導き出すためとして、特定の言葉を一文字ずつ送るよう指示された。
  4. 2週間以上やりとりを続け、銀行振込で約17万円、クレジットカードで約38万円を支払った。結果を尋ねても「波動が乱れているから調整が必要だ」などと言われた。

2023年8月の「見守り新鮮情報」でも、スマホゲーム中の「宝くじに当選するよう導いていく」という広告から占いサイトに登録した70歳代の方が、1回1,500円の送信を繰り返し、コンビニ決済やクレジットカードで約400万円を支払った事例が紹介されています。

報告書は、「あなたが高額当選している姿が見える」「あなたは7億円が当たることになっている」といった言葉は、一人ひとりに向けたように見えて、実は大勢に同じ文面が届いていると報告書は述べています。これらは一般的な事例で、緒方三千代先生を名乗る鑑定やPURPLEで同じことが起きたと確認したものではありません。ただ、「高額当選」を入口にした案内で相談が繰り返し寄せられていることは、判断の材料として知っておいてください。

当選をうたう鑑定を見分けるチェックポイント

次のうち一つでも当てはまるなら、ポイントを買い足す前に手を止めてください。

  • 「当選番号を教える」「必ず当たる」と言いながら、いつ・何を教えてもらえるのかがはっきりしない
  • 漢字や数字、決まった言葉を一文字ずつ送るよう指示され、そのたびにポイントが減る
  • 「波動」「金運パワー」などを理由に、当選前の“準備”が延々と続く
  • 当選者の通帳写真や感謝の声など、確かめようのない「実績」が送られてくる
  • 鑑定の途中で別の先生や「師匠」が現れ、やりとりの相手が増える
  • やりとりを口外しない、最後までやめないと約束させられる
  • サイトの運営者が海外の法人で、電話番号も海外の番号になっている

もし本当に当選番号が事前に分かるのなら、鑑定する側が自分で買えば済むはずです。「当選の手前まで来ている」という言葉が出てきたら、それまでにいくら払ったのかを一度合計してみましょう。1通1,500円なら、100通で15万円になります。

支払い方法別の取り戻し手順と、海外事業者の場合の窓口

PURPLEの過去の表示のように、運営者が海外の法人と書かれているサイトに支払った場合、事業者に直接返金を求めても連絡がつかないことがあります。支払い手段の側から動くのが現実的です。

カードで払った分

利用明細の加盟店名と支払日をカード会社に伝えます。明細の加盟店名がサイト名と違う表記になっていることもあるので、その点も伝えましょう。リボ払いや分割払いのように、支払いが契約から2か月を超えて続く方法なら、割賦販売法にもとづき、事業者との間の問題を理由にカード会社への残りの支払いを拒める余地があります(抗弁の接続)。翌月一括払いでも、カード会社に調査(チャージバック)を頼む余地は残っています。

銀行振込

振込先が国内の銀行口座であれば、その金融機関と警察に連絡してください。犯罪に使われた疑いのある口座は、振り込め詐欺救済法にもとづいて凍結され、残高が被害者に分配されることがあります。公告されている口座は預金保険機構のサイトで検索できます(調べ方)。

電子マネー・コンビニ決済

ギフトカードの控えやコンビニのレシートは捨てずに取っておき、電子マネーの発行元や、払込票に書かれた収納代行会社に問い合わせます。ポイントに換えて使われた分は戻りにくいので、まだ使っていないカードがあるなら急いで伝えましょう。

海外事業者との取引の相談窓口

海外に拠点を置く事業者とのトラブルは、国民生活センターが運営する越境消費者センター(CCJ)でも相談できます。同センターによると、2024年度の越境消費者相談は6,005件でした。国内の消費生活センター(188)と並行して相談できます。

契約を取り消せる可能性がある法律の規定

メール占いは通信販売にあたるため、クーリング・オフはありません。それでも、勧誘のされ方によっては消費者契約法で契約を取り消せる場合があります。

  • 断定的判断の提供(第4条第1項第2号):将来受け取る金額など、変動が不確実な事柄について「確実だ」と言われ、それを信じて契約した場合の取消し規定です。「必ず高額当選する」という言葉がこれに当たるかは、契約の内容との関係で個別に判断されます。
  • 霊感等による知見を用いた告知(第4条第3項第8号):「特別な力で分かる」といった、合理的に確かめようのない能力を根拠に「このままだと大変なことになる」と不安をあおり、契約が欠かせないと告げる勧誘も取消しの対象です。期限は、追認できる時点から3年、契約から10年です(第7条)。

どちらも、鑑定師から実際にどんな言葉を送られたかが判断の中心になります。「高額当選」「当選番号」「波動」「不幸になる」といった言葉が含まれるメッセージは、特に消さずに残しておいてください。取消しが認められるかどうか、相手が海外事業者の場合にどう請求するかは、弁護士や消費生活センターに確認しましょう。返金が必ず実現するわけではありません。

相談先と、相談前にそろえるもの

  • 消費者ホットライン(188):最初の相談先。地域の消費生活センターを案内してもらえ、支払い手段ごとの動き方も一緒に整理できます。
  • 越境消費者センター(CCJ):運営者が海外の法人と表示されている場合。
  • 警察相談専用電話(#9110):被害に遭ったと考えるとき。
  • 法テラス・弁護士:取り消しの主張や請求を代わりに進めてほしいとき。

相談の前にそろえておきたいのは、次のものです。

  1. 最初に見た広告やメール(「高額当選」などの文言が分かる画面)
  2. サイトのURL、特商法の表示、利用規約の画面
  3. 鑑定師とのやりとり全体(送った文字や言葉の指示も含めて)
  4. ポイント購入の履歴と、支払いの記録(カード明細・振込控え・電子マネーのレシート)
  5. 支払った日付と金額の一覧表

残し方の詳しい手順は証拠の残し方、占いサイトの手口の全体像は占い詐欺の解説を参考にしてください。状況を整理したい方は相談前チェックリストと相談予約もご利用いただけます。

よくある質問

Q. 緒方三千代先生のテレオーブ占術で、本当に高額当選できますか?

A. 占いや鑑定で宝くじの当選を約束できるという根拠は、公開情報では確認できませんでした。国民生活センターには「必ず高額当選に導く」と言われて支払いを重ねた相談が寄せられています。当選を理由にポイント購入を勧められたら、いったん手を止めてください。

Q. 緒方三千代という占い師は実在するのですか?

A. 広告に出てくるこの鑑定師が実在するのか、どんな経歴なのかを裏付ける情報は、公開情報からは得られませんでした。判断の手がかりにするなら、人物像よりも、サイトの運営者表示と料金の仕組みのほうが確かです。

Q. 運営者が海外の会社だと、返金はもう無理ですか?

A. 事業者に直接請求するのが難しくても、カード会社への申し出や、国内口座への振込なら金融機関・警察への連絡など、支払い手段の側から動ける場合があります。お金が戻る保証はないものの、188や越境消費者センター(CCJ)に早めに相談する価値はあります。

Q. すでにサイトが見られなくなっています。何を残せばいいですか?

A. 手元に残っているメール、スクリーンショット、カード明細や振込控え、電子マネーのレシートをすべて保管してください。サイトのURLやドメイン名が分かれば、それも控えておきます。サイトが消えていても、支払いの記録があれば相談は進められます。

この記事の出典

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。

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詐欺返金相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

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参考資料

  • 警察庁「サイバー犯罪・特殊詐欺に関する情報」
  • 消費者庁・国民生活センター「消費者トラブルに関する公表情報」
  • 金融庁「無登録業者に関する注意喚起」
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案に対する法的助言ではありません。記載内容により返金・回収・解決を保証するものではありません。個別のご相談は、弁護士または公的機関にご確認ください。