メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトを疑ったときの確認方法
メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトに注意が必要なケース n メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトのような状況に遭遇した場合、その内容に不審…
Facebookに、会ったことのない異性から友達申請が届く。承認するとすぐにメッセージが来て、数日のうちに「ここは知り合いに見られるから」と別のサイトへ誘われる。この記事は、そうした接触を受けた人と、これから受けないようにしたい人に向けたものです。
編集部の考えでは、Facebookでの対策は「申請を受ける前に相手を点検する」「自分の情報を見せすぎない」の2つでかなりの部分を防げます。すでに外部のサイトへ登録してしまった人向けの手順も最後にまとめたので、状況に合わせて読んでください。
なお、この記事では主に、Facebookをきっかけに有料の出会い系サイトへ誘導されるケースを扱います。恋人を装って直接送金を求めるロマンス詐欺についてはSNS型ロマンス詐欺の記事で説明しています。
令和8年5月に警察庁が出した2025年分の統計によれば、SNS型ロマンス詐欺の最初の接触がFacebookだった例は1,049件でした。前年より266件増えています。メッセージによる接触に限ると、Facebookは1,003件でした。数字はロマンス詐欺のものですが、Facebookが見知らぬ相手からの接触に使われている実態がわかります。
出会い系サクラへの誘導では、次のような順番がよく見られます。
3番目の「Facebookではもう話せない理由」は、どれももっともらしく聞こえます。しかし、話し続けたいだけなら、無料のまま使えるFacebookのメッセンジャーをやめる必要はありません。有料の場所へ移る理由が相手の側にしかないことに気づけば、判断はしやすくなります。
知らない人からの友達申請は、承認する前に相手のプロフィールを開いて、次の5点を確かめてください。1つだけで決めつける必要はありませんが、いくつも当てはまるなら承認しないほうが安全です。
| 見るところ | 気になる状態 |
|---|---|
| アカウントの古さ | 投稿が最近の数件しかない、プロフィール写真の変更履歴だけが並んでいる |
| 友達のつながり | 友達の多くが異性ばかり、あるいは共通の友達が一人もいない |
| 写真 | モデルのように整った写真ばかりで、日常の写真や友人と写った写真がない |
| 職業や住んでいる場所 | 海外勤務の医師、会社経営者、軍関係など、会えない理由になりやすい設定になっている |
| 投稿の中身 | 名言や景色の画像の転載ばかりで、本人の生活が見えない |
同じ警察庁の資料によれば、ロマンス詐欺の加害者が偽った職業で多かったのは投資家で627件、次いで会社員の507件、会社役員の378件でした。ほかに医療関係、芸術・芸能関係といった肩書も使われています。肩書が立派であることは、信用する理由にはなりません。
プロフィール写真が別人のものではないかと思ったら、画像検索で同じ写真がほかのサイトに出ていないかを調べる方法があります。別の名前で同じ写真が使われていれば、その時点で判断がつきます。ただし、見つからないからといって本人の写真だとは言えない点に注意してください。
知らない人からの申請でも、断ったり放置したりするのは失礼ではないかと感じる人がいます。けれども、Facebookの友達申請は承認しなくても相手に通知が届くわけではなく、保留のままにしておくのはごく普通の使い方です。本当に知り合いであれば、別の方法で連絡が来るはずです。迷ったら承認しない、という基準を持っておくと、判断に時間を使わずに済みます。
メッセンジャーでのやり取りでは、次のような言い回しが続いたら、外部サイトへの誘導が近いと考えてください。
「登録は無料」という言葉は、確かに登録の時点では正しいことが多いのです。問題は、その後のメッセージや写真の閲覧にかかる費用です。サイトに移る前に、料金表と、特定商取引法に基づく表記に事業者名・所在地・電話番号が書かれているかを確かめる習慣をつけてください。無料と書かれた登録のあとで料金がふくらむ流れについては、出会い系の「無料登録」から高額課金になる仕組みを読んでください。
見知らぬ相手がこちらを選ぶときの手がかりは、公開されているプロフィールや投稿です。次の項目を見直すだけでも、接触の数を減らせる可能性があります。Facebookのプライバシー設定の画面から変更できます。表示される項目名はアプリの版によって変わることがあるので、ヘルプセンターもあわせて確認してください。
とくに交際ステータスを「独身」と公開していたり、配偶者との死別や離婚について投稿していたりすると、出会いを求めている人だと受け取られやすくなります。投稿すること自体は自由ですが、誰に見えているかは一度確かめておくと安心です。
警察庁は、詐欺に使われたFacebookやInstagramのアカウントについて、Meta社に利用停止などを求める情報提供を行っており、令和7年中は両サービスを合わせて422件でした。利用者からの報告も、こうした対応の材料になります。
保存の際にURLを重視するのは、Facebookの表示名や写真は後から簡単に変えられるからです。報告やブロックをきっかけに相手が名前を変え、別人のように振る舞い始めることもあります。最初に撮った画面とURLがあれば、同じアカウントだと後から示せます。
ポイントの追加購入をやめ、サイトの料金表、購入履歴、相手とのメッセージ、特定商取引法に基づく表記を保存します。支払いに使ったカードの会社や、電子マネーの発行会社に連絡し、消費者ホットライン188に相談してください。Facebookでのやり取りも、サイトに登録したきっかけを示す記録として一緒に持っていきます。ポイント代の返金を求める順番や期限は、課金後の対処法をまとめた記事を参照してください。
警察庁の統計を年代別に見ると、ロマンス詐欺の被害は男性・女性のどちらでも40代〜60代に集中しています。男女別では男性が3,633件、被害額約328.7億円で、件数・金額とも全体のおよそ6割でした。Facebookは実名での利用が多く、同世代の友人や昔の同級生とつながるために使っている人も少なくありません。その安心感が、見知らぬ相手への警戒を緩めてしまうことがあります。
子どもや孫の世代から見ると「そんな誘いに乗るはずがない」と思えても、毎日あいさつを送ってくれる相手ができたことを素直にうれしく感じる気持ちは、年齢に関係なく自然なものです。まずはその気持ちを否定せずに聞くことが、話し合いの入口になります。
家族ができることは、設定の見直しを一緒にすることと、「知らない人から有料サイトに誘われたら家族に一言話す」という約束をしておくことです。親のFacebookを子どもが勝手に操作するのではなく、画面を見ながら一緒に設定すると、なぜその設定が必要なのかも伝わります。
気になる相手とのやり取りがすでに始まっている場合は、LINEグループから出会い系へ誘導されたときの段階別の対処も参考になります。Facebookから始まった場合も、LINEや外部サイトへ移った後の動き方は共通しているからです。
A. 共通の友達がいても、その友達が相手を知っているとは限りません。申請を次々に承認している人を経由して、つながりを広げている場合もあります。気になるなら、共通の友達に直接その人を知っているか聞いてみてください。
A. 承認しただけでお金がかかることはありませんが、友達限定の投稿や写真、友達リストが相手に見えるようになります。怪しいと感じたら、友達から削除してブロックしておくと安心です。
A. 開いただけで料金が発生することは通常ありませんが、登録を求められる画面に進むきっかけになります。開かずに保存しておき、相手が有料のサイトへ移りたがる理由を考えてみてください。
A. 海外在住の設定は、会えない理由や送金の口実に使われやすいものです。承認する前にプロフィールの5点を確かめてください。海外在住・外国人を名乗る相手とのやり取りで注意する点は、海外在住・外国人を名乗る相手の記事で詳しく扱っています。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。