Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺の事例と専門家への相談
Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺に注意が必要なケース n Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺のような状況に遭遇した場合、その内容に…
知らない番号から「荷物の件でSMSをもらった」と電話がかかってくる。携帯料金の明細にSMSの送信料が並んでいる。こうした状況なら、自分のスマホが偽の不在通知SMSの送信元にされている可能性があります。宅配業者をかたるSMSからAndroid向けの不正なアプリを入れてしまうと、同じ文面のSMSが自分の番号から見知らぬ相手へ次々と送られる事例を、IPA(情報処理推進機構)、国民生活センター、警察庁がそろって紹介しています。
この記事は、すでに「送信元になっているかもしれない」と気づいた人に向けて、送信を止める順番と、料金や周囲への対応をまとめたものです。リンクを開いた直後の確認がまだの人は、リンクを押してしまった場合の対応もあわせて確認してください。
公的機関に寄せられた相談を見ると、本人が異変に気づくきっかけはだいたい外から来ます。
「何かダウンロードの画面が出たけれど、すぐ元に戻ったので放っておいた」という流れも、国民生活センターの事例に出てきます。画面上で何も起きていないように見えても、裏で送信が続いていることがある点に注意してください。
原因として多く報告されているのは、偽サイトから入れさせられるAndroid向けの不正アプリです。IPAの2018年の解説によると、宅配業者をかたる偽SMSは当初、Android端末に不審なアプリを入れさせる手口だけでした。このアプリはiPhoneには入らないため、iPhoneでアクセスした場合は、Apple IDや認証コードを入力させるフィッシングサイトに振り分けられる形に変わっていきます。
2021年のIPAの解説では、手口がさらに変わっていました。偽のセキュリティアプリを入れさせたうえで、携帯会社やセキュリティ会社の正規のセキュリティアプリを削除させる流れが確認されています。「提供元不明のアプリ」のインストールを許可したままの状態が続くため、次の不審なアプリも入りやすくなると指摘されています。
不正アプリへ誘導する手口は今も続いています。フィッシング対策協議会は2026年9月8日の緊急情報で、Androidスマートフォン用の不正アプリのインストールへ誘導するメールの配信が続いていると注意を呼びかけました。かたる名目は、ポイント付与、アプリの更新、明細の確認などさまざまです。
警察庁は、マルウェアに感染するとスマホに登録された電話帳の情報が盗まれたり、自分のスマホがフィッシングSMSの発信源になったりすると説明しています。送信を止めた後も、電話帳に入っていた人の番号が相手の手に渡った可能性は残ります。しばらくは、身近な人に別の偽SMSが届くかもしれないと考えておいてください。
IPAが示している対処を、実際に手を動かす順に並べ直しました。途中で分からなくなったら、契約している携帯会社のショップや窓口に相談してください。
電話番号を新しくしても、不正アプリが端末に残っていれば送信は続くと考えられます。番号の変更を考えるのは、上の手順が済んでからで十分です。
料金の明細にSMSの送信料が増えていたら、契約している携帯会社に連絡し、いつから、どの宛先に、何通送られているかを確かめます。キャリア決済の利用がないかも同じ電話で聞けます。国民生活センターの事例の相談者は請求の取り消しを求めていましたが、扱いは契約内容や事情によって変わるため、取り消しを前提にせず、まず内訳の説明を受けてください。納得できない場合は、局番なしの 188 に電話すると、地元の消費生活センターにつないでもらえます。
折り返しの電話やSMSには、次の3点だけを短く伝えると混乱が小さく済みます。
電話帳の相手に送られていた場合は、家族や親しい人に自分から先に知らせておくと、被害の連鎖を止めやすくなります。
IPAに寄せられた相談では、不正アプリを入れた後に、SMSの送信とは別の被害も出ています。次の項目を一つずつ確認してください。
| 確認すること | どこで見るか |
|---|---|
| 身に覚えのないキャリア決済 | 携帯会社の会員ページの利用明細、または窓口 |
| 勝手に作られたアカウント | フリマサービス、後払い決済サービスなどからの登録通知SMS・メール |
| 普段使うアカウントへの不正ログイン | Googleアカウントなどのログイン履歴 |
| カードや口座の不審な利用 | カード会社・銀行のアプリの明細 |
お金の被害が見つかったら、利用されたサービスの提供会社に連絡したうえで、警察にも相談します。届け出先として、警察庁は地元の警察署と、インターネットで受け付けているサイバー事案の通報窓口の両方を挙げています。相談の際は、偽SMSのスクリーンショット、明細、携帯会社から聞いた送信の記録をまとめておくと話が早く進みます。キャリア決済の被害に絞った手順はキャリア決済を不正に使われたときの記事で説明しています。
「お母さんの番号から変なSMSが来た」と親戚から連絡が入る、というように、本人より先に家族が気づくこともあります。本人がスマホの操作に慣れていない場合は、次の分担で進めると落ち着いて対処できます。
家族で一つの料金プランにまとめている場合は、明細を見られる人が他の回線も含めて確認しておくと安心です。
最後に、再発を防ぐ設定を見直します。
筆者の意見としては、アプリは公式ストアからしか入れない、と決めておくのが最も効果が大きい対策だと考えます。「荷物を確認するにはアプリが必要」と言われた時点で、その案内自体を疑ってください。
A. IPAの解説では、宅配業者をかたる偽SMSで入れさせる不審なアプリはiPhoneにはインストールできないとされています。iPhoneの場合は、Apple IDや電話番号・認証コードを入力させるフィッシングサイトに誘導される手口が中心です。
A. IPAは、不正アプリが端末に与えた影響の範囲が分からないため、削除に加えて初期化を勧めています。初期化の前に、届いているSMSで不審な登録通知がないかを確認しておいてください。
A. 扱いは契約や事情によって異なるため、まず携帯会社に送信の内訳を確認してください。説明に納得できないときは、188 に電話して、消費生活センターの相談員に意見を聞いてみてください。返金や取り消しが約束されるものではありません。
A. 自分の端末から意図せず送られたこと、リンクを開かないでほしいことを短く伝えれば十分です。その後は電話に長く応じず、端末を機内モードにして送信を止める作業を優先してください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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