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やり取りしていたFacebookの相手が、他人の写真を使った偽アカウントらしいとわかった。あるいは、明らかに不自然な美女・美男のアカウントから申請やメッセージが届く。そんなときに使えるのが、Facebookの「報告」と「ブロック」です。
この記事では、Metaの公式ヘルプに沿って、プロフィールを報告する手順とブロックの手順、それぞれで何が起きるのかを説明します。あわせて、報告やブロックの前に済ませておきたい証拠の保存、お金の話が絡んでいる場合に警察へ相談する流れも扱います。先にやる順番を間違えると、後で困ることがあるので、最初の見出しから順に読んでください。
報告とブロックは似ているようで、目的が異なります。
| 報告 | ブロック | |
|---|---|---|
| 目的 | 規約違反の疑いをMetaに知らせる | 自分と相手の接点を断つ |
| 相手への影響 | Metaの確認の結果しだい | あなたへの連絡や閲覧ができなくなる |
| ほかの利用者への効果 | アカウントが止まれば、ほかの人の被害も防げる | ほかの人には影響しない |
ブロックだけだと、あなたの画面から相手が消えても、相手は別の人に同じ写真で近づき続けられます。偽アカウントだと考えられるなら、報告とブロックの両方を行うのが基本です。ただし、その前に証拠を残しておく必要があります。
ブロックすると、相手のプロフィールや投稿があなたの画面から見えなくなります。報告の結果アカウントが削除されれば、あなた自身も後から確認できません。お金を払っていなくても、あとで警察や相談窓口に説明する場面に備えて、報告とブロックの前に次のものを保存してください。
気持ちの整理のために会話を削除したくなるかもしれませんが、少なくとも相談を終えるまでは残しておいてください。自分の側で削除した会話は、後から取り戻せないことがあります。相手が「この会話は消して」と頼んできた場合も、応じる必要はありません。消させようとする言動そのものが、相談の際の手がかりになります。
スクリーンショットは端末の写真フォルダに撮影日時つきで残し、パソコンやクラウドにもコピーを取っておきます。詳しくは証拠の残し方で解説しています。
Facebookヘルプセンターの「自分やほかの人になりすましているFacebookプロフィールやページを報告する」では、次の手順が案内されています。
理由を選ぶ画面では、偽のプロフィールや、誰かになりすましている、といった項目が出てきます。他人の写真を使っていると考えられる場合は、なりすましに当たる項目を選ぶと、Metaが状況を把握しやすくなります。ページ(企業や有名人のページのような形式)の場合は、[オプション]から[ページを報告]を選びます。
ヘルプセンターでは、Messengerからもなりすましのプロフィールやページを報告できると案内されています。会話の画面から相手の名前をタップし、報告の項目を探してください。Messengerの個人チャットはエンドツーエンド暗号化されており、普段はMetaも内容を見られないため、会話そのものに問題がある場合は報告が大事な手がかりになります。
家族が被害にあっていて自分はFacebookを使っていない、という場合でも、ヘルプセンターのお問い合わせフォームから報告できます。
ヘルプセンターの「他の利用者のFacebookプロフィール、ページ、またはニックネームをブロックする」では、相手のプロフィールを開いて[オプション]から[ブロック]を選び、確定する流れが示されています。[設定とプライバシー]→[設定]→[ブロック]の画面で、相手の名前を入力してブロックする方法もあります。
ブロックした相手は、次のことができなくなります。
ヘルプセンターには、プロフィールやページをブロックしても相手に通知されないと明記されています。気まずさを理由にためらう必要はありません。
なお、ブロックはFacebookの中だけの話です。LINEなど外部アプリでもつながっている場合は、そちらでも別に通報・ブロックの操作が必要になります。
報告を送ると、Metaがコミュニティ規定に照らして確認します。規定違反と判断されればアカウントが削除や制限の対象になりますが、判断の結果や時期は利用者の側では選べません。報告したのにアカウントが残っている、ということもありえます。その場合でも、ブロックしておけばあなたへの接触は止められます。
Metaは詐欺対策の取り組みとして、2026年3月の発表によると、日本人女性のふりをしてミレニアル世代・中高年の男性との交際を狙う詐欺的なアカウントに関して、両サービス上の1万5,000件超のアカウントやページなどを削除・無効化しています。日本の警察庁から提供された情報をもとに、詐欺拠点のネットワークに関連する4,500件のアカウントを停止したことも明らかにしました。
警察庁の資料によれば、警察は令和7年(2025年)の1年間で、特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺に悪用されたFacebookおよびInstagramのアカウント計422件を、利用停止や削除につなげるためMeta Platforms, Inc.へ情報提供しました。利用者の報告と警察からの情報提供は、別々の経路で並行して動いているわけです。
自分ひとりが報告しても変わらないのでは、と感じるかもしれません。それでも、報告はMetaが偽アカウントを見つけるための材料の一つになります。お金を払っていない段階で報告しておくことは、同じ写真で近づかれている別の誰かを守ることにもつながります。
偽アカウントを報告・ブロックしても、同じ写真を使った別のアカウントから再び申請が届くことがあります。名前を少し変えただけのもの、写真の順番を入れ替えただけのものも見られます。こうした場合は、次の備えが役立ちます。
ヘルプセンターの案内に沿って、[設定とプライバシー]→[設定]→[共有範囲と公開設定]→[検索と連絡に関する設定]と進み、[自分に友達リクエストを送信できる人]の項目で「友達の友達」を選びます。知り合いの輪の外にいる見知らぬアカウントからは、申請そのものが届かなくなります。
偽アカウントが接触してくる前に、あなたの公開投稿から趣味や家族構成を調べている場合があります。投稿を表示できる人を「友達」などに絞っておくと、話題づくりの材料を与えにくくなります。
再び現れたアカウントのURLと日付を、最初のアカウントの記録と同じメモにまとめておきます。同じ人物が繰り返し接触してきた経緯は、警察に相談するときの説明にも使えます。写真の出どころが気になる場合は画像検索で写真を調べる手順も試してください。
偽アカウントの相手に送金した、投資アプリに入金した、個人情報を渡したという場合、Facebookへの報告だけでは被害の回復にはつながりません。次の窓口に相談してください。
振込で送金した直後なら、振込先の金融機関にも早めに連絡を入れます。送金後の具体的な動きは送金してしまった後の対処を、偽アカウントの見分け方そのものは友達申請の段階でプロフィールを見る方法を参照してください。状況の整理から手伝ってほしい場合は相談予約からどうぞ。
A. 報告は相手ではなくMetaに送られるものです。気になる場合は、報告と同時にブロックしておくと、相手からの接触を止められます。ブロックしたことは相手に通知されません。
A. 削除するかどうかはMetaの確認しだいで、利用者側では決められません。ブロックで接触を断ち、お金が絡んでいるなら警察に相談してください。警察からMetaへの情報提供という別の経路もあります。
A. 伝える必要はありません。問い詰めると、アカウントを消されて証拠が残らなくなるおそれがあります。証拠を保存してから、報告とブロックを静かに行ってください。
A. Facebookヘルプセンターには、アカウントを持っていない人向けのお問い合わせフォームが用意されています。家族の端末で証拠を保存したうえで、フォームから報告できます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。