インスタグラムのDMで豚の丸焼き詐欺の対処法にあったときの対処手順
インスタグラムのDMで豚の丸焼き詐欺の対処法に注意が必要なケース n インスタグラムのDMで豚の丸焼き詐欺の対処法のような状況に遭遇した場合、その内容に不審な点…
InstagramのDMで「投資の情報を無料で共有しています」「先生のLINEグループに招待します」と声をかけられ、LINEへ移るよう促されている人、すでにグループに入って様子を見ている人に向けた記事です。
先に結論を書きます。インスタのDMからLINEの投資グループへ移る流れは、警察庁が統計で示している典型的な入り口です。グループの中で送金や口座開設の話が出たら、振り込む前に相手が金融庁の登録を受けた業者かどうかを自分で調べ、個人名義の口座には振り込まないでください。
以下では、統計の数字、DMを送ってくるアカウントの見分け方、グループ内で起きやすいこと、登録の調べ方、振り込んでしまった日にやることを順番に説明します。
警察庁が2026年にまとめた2025年(令和7年)の確定値では、SNS型投資詐欺が9,523件、被害総額1,288.0億円に達しました。前の年は6,413件・871.1億円だったので、1年でおよそ1.5倍に増えた計算です。既遂1件あたりの被害額は1,358.2万円で、1回のやり取りで失う金額が大きいのが特徴です。
同じ資料では、最初に接触してきた手段は「バナー等広告」が最も多く、次が「ダイレクトメッセージ」でした。DMによる接触は前年比66.4%増と、手段別で最も伸びています。当初の接触ツールとしてはInstagramが最多です。
警察庁の資料は、DMで接触した後にLINEへ誘導される割合を約9割としています。DMそのものは入り口にすぎず、勧誘や送金の指示はLINEのグループや個別トークで行われる、という形です。
年代別に見ると、DM経由の被害は30代から40代ではInstagramやX、50代から60代ではInstagramやLINE、Facebookからのものが目立つ、と資料は分析しています。若い世代だから安全、高齢の親だけ気をつければよい、という話ではありません。
警察庁の同じ資料には、大阪府警察の公式Instagramをまねた偽アカウントの例が載っています。本物のユーザーネームにアンダーバーなどを足しただけのアカウントが複数あり、フォローするとDMが届き、投資名目のLINEグループへ誘う流れです。警察の名前さえ使われるのですから、有名な投資家や経済評論家の名前が使われても不思議ではありません。
DMが届いたら、返信する前に次の点を見てください。
フォローしていない相手からのDMは、Instagramでは通常の受信箱とは別の「メッセージリクエスト」に入ります。承認しなければやり取りは始まらないので、知らない相手からの投資の誘いは承認せずに削除や報告を選ぶのが無難です。
写真の出どころを確かめる方法はLINE投資グループの写真詐称の記事で詳しく扱っています。
金融庁は、偽広告や偽アカウントからLINEグループに誘導された後の流れを次のように説明しています。グループ内で特定の銘柄を勧められる、口座開設や入金を求められる、犯人側が複数のアカウントを使って投資がうまくいっている様子を見せる、個人名義の口座への入金を指示される、といったものです。
その後しばらくは利益が出ているように見せかけ、安心して大きな金額を入れた後に連絡が取れなくなる、あるいは出金しようとすると手数料や税金の名目でさらに入金を求められる、という経過をたどることがあります。
LINEヤフーの公式ガイドは、投資の先生を名乗る人物が指導の名目で投資商品を宣伝する例を示しています。警察庁の資料の例でも、グループに入ると「アシスタント」を名乗る人物が案内役として登場します。先生は表に出て相場の解説をし、アシスタントが個別トークで申し込みや入金の手続きを進める、という分担が見られます。
グループの参加者が数百人いても、その全員が実在の投資家とは限りません。金融庁の説明のとおり、犯人側が複数のアカウントを使い分けて「利益が出た」「先生のおかげ」と書き込むことがあるからです。人数の多さや盛り上がりは、判断の材料にしないほうが安全です。
アシスタントから「特別枠」「先着順」として個別トークに誘われたら、グループ全体からは見えないところで話を進めたいという合図だと受け止めてください。そこで送られてくる入金先やアプリのリンクには進まないことをすすめます。
株や投資信託の売買の仲介、投資の助言、暗号資産の交換などを事業として行うには、金融庁(財務局)の登録が必要です。金融庁は、取引する相手が登録を受けているかを「金融事業者一括検索」で確認するよう呼びかけています。この検索は名称のほか電話番号でも調べられます。
| 確かめること | 見る場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| 登録を受けた業者か | 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」・金融事業者一括検索 | 名前が見つかっても、なりすましの可能性は残る |
| 警告を受けた無登録業者か | 金融庁が警告書を出した業者の一覧(国内・海外) | 名前を変えて活動する業者もあるので、載っていないから安全とは言えない |
| 振込先の名義 | 入金を指示された口座の名義 | 個人名義や、毎回違う名義の口座は強い警戒サイン |
| 連絡先が本物か | 登録業者の公式サイトに載っている代表番号 | LINEで送られてきた番号やURLではなく、自分で調べた番号にかける |
金融庁は、登録業者の名前をかたるなりすましの相談も多いと注意しています。また、登録があることは「安心して投資できる」保証ではない、とも明記しています。グループで案内された会社名が一覧にあったとしても、その会社の公式窓口に自分から問い合わせ、本当にその取引を案内しているかを確かめるのが確実です。
すでに振り込んだ場合は、追加の入金を止めたうえで、次の順に動いてください。
振込先の口座について手続きが始まると、預金保険機構のウェブサイトに公告が出ます。口座の残高や申請期間はそこで確認できます。
暗号資産で送った場合や、グループの「取引所」アプリに入金した場合は、使った国内の暗号資産交換業者にも状況を伝えてください。SNS経由の暗号資産の投資話について、国民生活センターは「振り込んでしまうと取り戻すのは極めて難しい」という趣旨の注意を出しています。出金のために追加の支払いを求められても応じないことが、被害を広げない一番の方法です。
相手のアカウントは短期間で消えたり名前を変えたりします。通報やブロックをする前に、記録を取っておきましょう。
保存の方法は証拠の残し方にまとめています。
記録を取ったら、LINEの通報機能を使います。LINEヤフーの公式ガイドによると、トーク画面右上のメニューから「設定」→「通報」と進み、理由に「なりすまし」か「詐欺」を選んで送信します。通報しても相手に知られることはない、とガイドには書かれています。偽の広告や投稿を見つけた場合は、金融庁が設けている情報受付窓口(SNS上の投資詐欺が疑われる広告等が対象)に送ることもできます。
LINE投資グループ全体の手口はLINEグループ投資詐欺の実態と対処法で、Xから誘われる場合はXの投資ポストからLINEオープンチャットへ誘われるケースで扱っています。相談の流れを先に知りたい方はご相談の流れをご覧ください。
A. 否定はできませんが、確かめる前に返信しないでください。警察庁の資料には、公的機関の公式アカウントに記号を足しただけの偽アカウントからDMが届く例も載っています。本人の公式サイトや公式アカウントで、DMでの勧誘をしているか、なりすましの注意喚起が出ていないかを確認してください。
A. 参加しただけで直ちにお金を失うわけではありません。ただ、グループ内では成功談や締め切りで入金を急がせる働きかけが続きます。個人情報や身分証の画像は送らず、発言はしないまま記録を取り、通報して退出することをすすめます。
A. それだけでは判断できません。金融庁は登録業者の名前をかたるなりすましが多いと注意しています。一覧に載っている会社の公式サイトから代表番号を調べ、その取引を本当に案内しているかを会社に直接確かめてください。
A. 口座にお金が残っていれば、振り込め詐欺救済法で被害回復分配金を受け取れる可能性があります。すぐに振込先の金融機関と警察(最寄りの警察署か#9110)に連絡してください。残高がない場合は支払いを受けられないため、返金の保証はできません。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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