全国振興センターとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
全国振興センターについて不安を感じたら、まず落ち着いて状況を整理しましょう。副業詐欺に共通する注意点と、証拠の残し方・相談先を解説します。特定の事業者を詐欺と断…
知らないうちにLINEのグループに追加されていた。SNSの広告から副業のオープンチャットに入ったら、メンバーが次々に「今日も稼げました」と報告している。この記事は、そうしたグループ経由の副業の誘いに戸惑っている方に向けて書いています。
要点は3つです。グループ内で発言しない、個別トークの誘いに乗らない、記録を残してから通報して抜ける。警察庁は、SNSのグループ機能を悪用して信頼できそうな人物を作り上げ、その後に個別チャットへ誘導する手口を公表しています。LINEのオープンチャットでも、口座情報などを示して送金へ誘導する行為や、ネットワークビジネスへの勧誘はガイドラインで禁止されています。
グループを使った副業の誘いは、1対1のメッセージとは進み方が少し違います。警察庁の注意喚起「SNSなどを利用した『もうけ話』に注意!!」に書かれた特徴を、流れに沿って並べると次のようになります。
警察庁の説明では、この手口の中心にあるのは、グループ内の会話を通じて信頼される人物を作り上げることです。1対1で突然「稼げる」と言われるより、大勢が参加しているグループの中で話を聞くほうが、人は安心してしまいがちです。
LINEオープンチャットの運営は、詐欺が疑われるオープンチャットの特徴として「わずか2日間で50万円が400万円に増えた」といった成功体験を語る複数のメンバー(サクラ)がいることを挙げています。投資の例として紹介されていますが、副業グループでも「報酬の着金画面」のスクリーンショットが次々に貼られる形で同じことが起こります。画像は加工も使い回しもできるため、証拠として扱うことはできません。
国民生活センターが2026年5月に公表した相談事例を見てみます。動画に“いいね”をつける副業を3日続け、報酬として約2,500円が振り込まれた20歳代の女性は、その次の作業がうまくいかず、事業者から「失敗したのでグループの連帯責任になる」と告げられました。求められた約50万円を入金した後も、報酬の送金に必要だという名目で請求が続いたといいます。2024年9月の公表資料でも、チームで対応するタスクで「あなたのミスでチーム全員が損をした」と処理費用を請求された事例が紹介されています。
グループで作業をしている形をとると、「自分のせいで他の人に迷惑がかかる」という気持ちが働き、支払いを断りにくくなります。副業の作業でミスをしたことを理由に、働く側がお金を払うよう求められる時点で、通常の仕事の関係とはかけ離れていると考えてください。
何日見ていても同じ数人だけが発言し、質問をすると決まった人がすぐに答えてくれる。そうしたグループでは、発言しているメンバーが運営側の人物である可能性も考えておく必要があります。
LINEオープンチャットの「安心・安全ガイドライン」は、禁止事項として次のような行為を挙げています。
さらにLINEの公式ガイド「闇バイトに注意!」によると、オープンチャットでは求人(広告などによる労働者の募集)が原則として禁止されており、削除の対象になるとされています(LINEヤフーが認めたものを除く)。
つまり、オープンチャットの中で「副業メンバー募集」「この口座に参加費を」と案内されている時点で、そのトークルームはLINEのルールに反している可能性が高いということです。ルール違反を見つけたら、次の章の手順で通報できます。
なお、友だち同士で作る通常のグループトークはオープンチャットとは別の機能ですが、LINEの通報機能は1対1トーク・グループトーク・オープンチャットのいずれでも使えます。
LINEの公式ガイドは、投資の勧誘について「怪しいと思った1:1トーク・グループトーク・オープンチャットでは、発言をせず、可能な限りすぐに通報」するよう呼びかけています。副業の誘いでも同じ考え方で動けます。
グループの中で「抜けます」「怪しいと思う」と書き込む必要はありません。発言すると個別に引き止めのメッセージが届いたり、返金を約束する別の人物が現れたりするきっかけになることがあります。
LINEの公式ガイドでは、知らない人からのトークやグループ招待が届かないようにする設定として、次の2つが紹介されています。
| 設定 | 手順 | 効果 |
|---|---|---|
| メッセージ受信拒否 | [ホーム]→設定→[プライバシー管理]→[メッセージ受信拒否]をオン | 友だち以外からのトークやグループ招待が届かなくなる |
| 友だちへの追加を許可 | [ホーム]→設定→[友だち]→[友だちへの追加を許可]をオフ | 電話番号などから知らない人に友だち追加されにくくなる |
2つ目をオフにした後で知り合いを追加したいときは、QRコードや招待リンクを使えば追加できます。表示される項目名は端末やバージョンによって多少異なる場合があります。
オープンチャットは自分から参加する仕組みなので、設定だけでは防げません。SNS広告から「無料の副業コミュニティ」「体験イベント」などの名目でオープンチャットに案内された場合は、参加する前にいったん立ち止まるのが確実です。
国民生活センターは、タスク型の副業で「お金を稼ぐはずが振り込みを求められても、言われたとおりに振り込まず、消費生活センター等に相談してください」とアドバイスしています。いったん振り込むと被害回復は難しい、とも明記されています。
保証金や作業継続費といった名目の要求については副業詐欺の「作業継続費」「保証金」要求の特徴、支払い後の動き方は支払った後の初動対応で詳しく説明しています。
グループ経由の副業トラブルで使える窓口は次のとおりです。どこに相談すべきか迷う場合は、警察と消費生活センターの両方に連絡してかまいません。
マッチングアプリの相手に誘われた場合はマッチングアプリの相手に副業を勧められたら、SNSの投稿からLINEに来た場合はXの副業ポストからLINEへ誘導されたらもあわせて読んでみてください。
A. 発言や入金をしていなければ、多くの場合は退出とブロックで区切りをつけられます。ただ、同じ手口の被害を減らすため、退出の前にグループ名と招待者を記録し、LINEの通報機能で知らせておくことをおすすめします。あわせて「メッセージ受信拒否」をオンにしておくと、次の招待を防ぎやすくなります。
A. 全員がそうだとは言い切れません。ただ、LINEオープンチャットの運営自身が、成功体験を語る複数のメンバー(サクラ)がいることを詐欺が疑われる特徴として挙げています。着金画面のスクリーンショットは加工できるため、他人の報告を判断材料にしないほうが安全です。
A. 相手の会社名や連絡先もわからない状況で、作業ミスを理由に働く側が支払いを求められるのは不自然です。払う前に消費生活センター(188)か警察(#9110)に相談してください。「訴える」「家族に連絡する」などと脅された場合は、そのメッセージも保存しておきます。
A. 返金を持ちかけて手数料を取ろうとする二次的な勧誘の可能性があります。公的機関が個人のLINEに直接連絡して返金を案内することは通常ありません。応じる前に、自分で調べた公式の窓口に確認してください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。