ロマンス詐欺で送金してしまった場合の返金と対処法
ロマンス詐欺でお金を送金してしまった場合、できるだけ早く行動することが回収の可能性を高めます。銀行振込なら「組戻し」、クレジットカードなら「チャージバック」が有…
家族が国際ロマンス詐欺に遭っているかもしれない時の対応を解説。気になるサインの見分け方・本人への伝え方・専門機関の活用方法をまとめました。
「最近、母が見知らぬ外国人と頻繁に連絡を取っているようだ」「父が急に大金を引き出し始めた」——家族が国際ロマンス詐欺に遭っているかもしれないと感じたとき、どう対応すればいいのでしょうか。本人が詐欺と気づいていない場合、指摘の仕方を間違えると関係が悪化したり、かえって詐欺グループとの連絡を隠蔽されたりするリスクがあります。この記事では、家族として取るべき対応を段階的に解説します。
家族が以下のような行動・変化を見せている場合、注意が必要です。
最も重要なのは、非難・否定をせずに話を聞く姿勢です。
「それは詐欺だ」「だまされているに決まっている」と頭ごなしに言うと、本人が心を閉ざし、かえって詐欺グループとの連絡を続ける方向に向かうことがあります。本人にとっては、長期間にわたって信頼してきた相手との関係を「詐欺」と認めることは非常につらいことです。
ステップ1:まず話を聞く
「最近、どんな人とやりとりしているの?」「楽しそうだけど何かいいことあった?」と穏やかに話を引き出します。否定や批判はせず、相手の話を聞く姿勢を示します。
ステップ2:さりげなく情報提供する
「そういえば、最近SNSで知り合った外国人から送金を頼まれて詐欺に遭う人が多いって聞いたよ」など、直接的でなく一般的な情報として詐欺の話題を出してみます。
ステップ3:専門機関への相談を促す
「念のため、消費生活センターに相談してみない?」「一緒に話を聞いてもらおう」と、専門機関への相談を提案します。
ステップ4:具体的な状況を把握する
送金の有無・金額・送金先などを確認できれば、相談機関に情報を提供できます。
本人が詐欺と認識していない場合は特に慎重な対応が必要です。
すでに送金が始まっている場合は、より具体的な行動が必要です。
相談機関に連絡する際に役立つ情報:
| 機関 | 連絡先 | 備考 |
|——|——–|——|
| 消費者ホットライン | 188 | 家族からの相談も受け付け |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 家族からの代理相談も可 |
| 法テラス | 0570-078374 | 弁護士費用の立替・相談窓口紹介 |
| よりそいホットライン | 0120-279-338 | 24時間・精神的サポートも |
| 認知症の人と家族の会 | 0120-294-456 | 高齢者の場合 |
Q: 本人が「詐欺じゃない」と言って聞いてくれません。強制的に止める方法はありますか?
A: 成人が自分の意思で行った送金を家族が強制的に止めることは法律上困難です。ただし、本人が高齢で判断能力に問題がある場合は、成年後見制度の活用を弁護士に相談することが選択肢の一つです。まず消費生活センターまたは法テラスに状況を相談することをお勧めします。
Q: 本人から「あなたには関係ない」と言われました。
A: 本人の意思を尊重しつつも、家族として懸念を伝え続けることは重要です。一度では難しくても、継続的にコミュニケーションを取り、信頼できる機関への相談を促してください。
Q: 本人がどれだけ送金したか教えてくれません。銀行に問い合わせることはできますか?
A: 本人の同意なしに家族が銀行に取引履歴を照会することは通常できません。本人と一緒に銀行に行くか、本人から委任状をもらうことが必要です。
Q: 高齢の親が詐欺に遭っています。すでに数百万円送金しています。
A: 緊急性が高い場合は、警察(#9110)への相談と同時に、弁護士への相談を検討してください。また、認知機能に問題がある場合は、成年後見制度の手続きを弁護士に相談することも選択肢の一つです。
Q: 詐欺グループから「家族に話すな」と言われているようです。
A: これは被害者を孤立させるための典型的な手口です。家族や第三者が介入することを妨げるための言葉です。本人に「私はあなたの味方だ」ということを丁寧に伝え続けてください。
家族が詐欺に遭っているかもしれない場合、非難・否定をせずに話を聞く姿勢が最も重要です。段階的にアプローチし、専門機関への相談を促してください。送金が始まっている場合は、早急に消費生活センターや警察に相談することを検討してください。
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本記事は、弁護士監修のもと一般的な情報提供を目的として作成されています。個別の事案における法的判断や返金・解決を保証するものではありません。具体的な対応については、弁護士または公的相談機関にご相談ください。
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