ロマンス詐欺で送金してしまった場合の返金と対処法
ロマンス詐欺でお金を送金してしまった場合、できるだけ早く行動することが回収の可能性を高めます。銀行振込なら「組戻し」、クレジットカードなら「チャージバック」が有…
信頼している友人から「いい人がいるから紹介したい」と外国人女性のLINEを教えられた。やり取りを重ねるうちに、相手から投資アプリや暗号資産の話が出てきた。友人の紹介だから大丈夫だと思いたい一方で、どこか引っかかっている。引っかかりの正体を確かめる手順をまとめます。
最初に伝えたいのは、紹介者が信頼できる人でも、紹介された相手の話まで信頼できるとは限らないということです。紹介者自身がだまされている、アカウントを乗っ取られている、紹介料を約束されているといった可能性があります。お金を出す前に、LINE以外の手段で友人本人と話し、勧められた取引先に登録があるかを自分で調べましょう。
知らない人からの連絡なら警戒する人でも、友人を通した紹介には心を開きやすくなります。友人への信頼が、紹介された相手への信頼にそのまま移るからです。断れば友人の顔をつぶすのではないか、という遠慮も働きます。
知人から暗号資産のもうけ話を持ちかけられ、紹介料も入ると言われてお金を預けたのに、引き出せない・返してもらえない。国民生活センターには、こうした相談も寄せられています。事例の中には、職場の同僚に誘われて消費者金融から借りたお金を手渡し、その後連絡が取れなくなったケースもあります。身近な人からの話であることは、お金の話が安全である根拠にはなりません。
友人の紹介から始まる場合も、その後の進み方はSNSで知り合うケースとよく似ています。
3の段階で友人の名前が出ると、疑う気持ちがさらに弱まります。友人が本当に同じ投資をしているのか、それで利益を引き出せているのかは、相手ではなく友人本人に確かめるしかありません。
受け取った認証番号は、頼んできたのが家族や知人でも伝えてはいけない。LINEのヘルプはそう注意しています。教えてしまうと、本人になりすましたアカウントが作られ、そのアカウントから家族や友だちに金銭を要求するメッセージが送られることがあるためです。紹介の連絡がLINEだけで来た場合、それが本当に友人本人からなのかを確かめる必要があります。
友人がその女性や周囲の人物から投資を勧められ、「知り合いを紹介すれば利益が増える」「紹介料が出る」と言われている場合があります。友人に悪気はなく、むしろ良い話を分けてあげたいと思っていることも多いでしょう。
友人もSNSで知り合っただけで、相手のことをよく知らないまま紹介していることもあります。「感じのいい人だったから」という程度の理由で紹介し、その後お金の話が出ていることを知らないケースです。
確かめるときは、LINEのトークではなく、電話や直接会って話すのが確実です。アカウントが乗っ取られていれば、LINEで尋ねても乗っ取った側が答えるからです。
責める口調ではなく、「自分も気になっているから教えてほしい」と相談の形で聞くと、友人も話しやすくなります。答えによっては、友人も被害に遭っている可能性に気づくきっかけになります。
友人が「絶対に大丈夫」「疑うなんて失礼だ」と強く反論してくることもあります。すでにお金を入れていて、損を認めたくない気持ちが働いているのかもしれません。その場で言い争う必要はありません。「自分は登録を確かめてから決める」とだけ伝え、あなた自身の判断を守ってください。
相手が外国人女性を名乗っていることは、それだけで疑う理由にはなりません。警察庁の令和7年の集計では、SNS型ロマンス詐欺で詐称された身分のうち約6割が日本国内で、海外を名乗る例は少数派です。国籍や名前、日本語の上手さではなく、会話の中身を見てください。
取引先の名前が出てきたら、金融庁の金融事業者一括検索で登録の有無を調べます。国民生活センターは、暗号資産交換業の登録業者かどうかを確かめ、無登録業者とは取引しないよう呼びかけています。
勧誘の中で「友だちを紹介してくれたら、あなたの利益も増える」と言われることがあります。応じると、あなたがかつての友人と同じ立場に立ち、身近な人を被害に巻き込むおそれがあります。
令和7年にSNS型投資・ロマンス詐欺の受け子などとして摘発された304人を、その入口で分けると、知人などからの紹介が115人(37.8%)を占めていました(警察庁)。知人からの誘いをきっかけに、お金の受け渡しを担う役割に引き込まれる人がいることを示しています。
紹介料や報酬の話が出たら、それだけで一度立ち止まる理由になります。国民生活センターも、「人を紹介すると」「誰かを勧誘すると」と言われたら要注意だと呼びかけています。
友人の紹介を断るのは気が重いものです。次のような伝え方なら、相手を責めずに距離を置けます。
理由を細かく説明する必要はありません。紹介された女性とのやり取りをやめるときは、トークを保存したうえで、LINEの通報とブロックを使ってください。LINEのヘルプによると、トーク画面でメッセージを長押しして通報を選ぶと、選んだメッセージと前後9件がLINEに送られます。
友人がすでにお金を出していると分かったら、友人を責めるのではなく、一緒に相談窓口へ連絡しようと声をかけてください。二人で状況を説明すれば、相談員にも全体の流れが伝わりやすくなります。
まず、これ以上お金を入れない、引き出し用の手数料や税金も払わない、と決めてください。そのうえで、支払い方法ごとに動きます。
記録を整える方法は国際ロマンス詐欺の証拠の集め方・残し方、送金後に確認することは国際ロマンス詐欺で送金した後に確認すべきことで扱っています。
友人紹介以外の入口については外国人女性を名乗る相手のLINE誘導、経路ごとの比較を、知人経由の投資話の確かめ方は知人からの投資話の確認点をご覧ください。
A. 友人への信頼と、紹介された相手の投資話の安全性は別の問題です。友人本人にLINE以外の方法で経緯を確かめ、勧められた取引先が金融庁の登録を受けているかを自分で調べてください。
A. 電話をかける、直接会うなど、LINE以外の方法で本人に確かめるのが確実です。LINEのヘルプは、認証番号を教えると本人になりすましたアカウントから金銭を求めるメッセージが送られることがあると説明しています。
A. 国民生活センターは、「人を紹介すると」「誰かを勧誘すると」と言われたら要注意だと呼びかけています。紹介料の話が出た時点で、誘いに応じず相談窓口に相談してください。
A. 友人を責めずに、一緒に188や警察に相談することを提案してください。二人分の記録がそろえば、相談員や警察にも全体の流れが伝わりやすくなります。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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