Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺の事例と専門家への相談
Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺に注意が必要なケース n Facebookで勧誘された医療機関を名乗る詐欺のような状況に遭遇した場合、その内容に…
町内会や趣味のLINEグループに「マイナンバーカードの更新期限が迫っています。今すぐこちらから手続きを」というメッセージとURLが流れてきた。善意で転送した人もいて、本物かどうか判断がつかない。そんな相談を想定して書いた記事です。
結論として、マイナンバーカードや電子証明書の更新は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から自宅に郵送される「有効期限通知書」をきっかけに、同封の書類や市区町村の窓口で進めるのが基本です。更新の手数料は無料とされています。LINEグループに流れてきたURLから手続きをする必要はありません。以下、本物の通知の届き方と、案内を見かけたときの確かめ方を順に説明します。
グループに流れてくるメッセージには、次のような要素が含まれていることがよくあります。
グループのメンバーが知り合いだと、内容を疑うこと自体に気が引けるものです。けれども、転送した人も本物だと思い込んでいるだけかもしれません。送り主を責めるのではなく、公式の情報と照らし合わせることを優先してください。
デジタル庁などが公表している相談事例には、マイナンバーの手続きを代行すると言われて手数料名目でお金をだまし取られた例や、マイナンバーの個人情報が漏えいしたと不安をあおるメールでほかのサイトに誘導する例が載っています。形がLINEに変わっても、代行の申し出と不安をあおる言葉という組み合わせは同じです。
デジタル庁の「有効期限・更新」のページ(2025年12月17日更新)によると、マイナンバーカードと電子証明書には、それぞれ別に有効期限があります。
| 対象 | 有効期限 |
|---|---|
| マイナンバーカード(発行時18歳以上) | 発行から10回目の誕生日まで |
| マイナンバーカード(発行時18歳未満) | 発行から5回目の誕生日まで |
| 電子証明書 | 年齢に関係なく、発行から5回目の誕生日まで |
期限が近づくと、2〜3か月前をめどにJ-LISから「有効期限通知書」が入った封筒が自宅に届きます。更新の手続きは期限の3か月前から、住民登録をしている市区町村の窓口でできるとされています。
カード本体の更新は、通知に同封された交付申請書を使い、スマートフォン、証明写真機、パソコン、郵便のいずれかで申請します。申請後に市区町村から交付通知書が届き、窓口で新しいカードを受け取る流れです。一方、電子証明書の更新は、対面での本人確認が必要なため、市区町村の窓口で行います。デジタル庁は、電子証明書の更新がオンラインでできない理由として、この本人確認を挙げています。
つまり、「LINEのリンクからだけで更新が完了する」という案内は、公式の流れと合いません。自分の期限は、カードの券面、またはマイナポータルにログインして確認できます。
「更新しないとすぐに病院にかかれなくなる」という言い回しで焦らせる案内もあります。デジタル庁の説明を確認しておくと、落ち着いて判断できます。
期限切れの影響がまったくないわけではなく、オンラインでの本人確認や電子申請などは使えなくなるため、更新は早めにしたほうが便利です。ただし、「今日中に手続きしないと保険診療が受けられない」といった切迫した話にはなりません。期限を理由に急がせるメッセージほど、一度立ち止まる価値があります。
流れてきたメッセージが本物かどうか迷ったら、次の点を確かめてください。
日本の政府機関のサイトの多くは、アドレスが「.go.jp」で終わります。デジタル庁は「digital.go.jp」、マイナポータルは「myna.go.jp」、マイナンバーカード総合サイトは「kojinbango-card.go.jp」です。ただし、偽のURLでは「go.jp」という文字を途中に入れたり、似た綴りの単語を並べたりして本物らしく見せることがあります。アドレスの最後の部分まで確かめ、少しでも迷ったらそのリンクは使わないのが確実です。
手続きのページを開くときは、グループのリンクではなく、検索で見つけたデジタル庁やマイナンバーカード総合サイト、住んでいる市区町村の公式サイトから入るようにしましょう。
自分が被害に遭わないことに加えて、グループのほかのメンバーを守るためにできることもあります。
とくに、スマートフォンの操作に慣れていない家族や年長のメンバーがいるグループでは、「リンクを押す前に、家族や役所の窓口に一度聞く」という約束を共有しておくと安心です。役所からの大事なお知らせは郵便で届くことが多い、と覚えておくだけでも、慌ててリンクを押す場面を減らせます。
知り合い同士のグループで回る案内への向き合い方は、友だちのLINEから届く依頼の見分け方でも触れています。
リンク先で情報を入力してしまった場合は、入力した内容に応じて次のように動いてください。
| 入力・送信したもの | まずすること |
|---|---|
| マイナンバー、カードの暗証番号 | 0120-95-0178(マイナンバー総合フリーダイヤル)に電話する。カードの紛失・盗難による一時停止は24時間365日受け付けとされています。 |
| クレジットカード番号 | カード会社に連絡して利用停止と再発行を相談し、明細を確認する。 |
| 銀行口座・ネットバンキングの情報 | 銀行に連絡し、パスワードの変更や取引の確認を行う。 |
| 代行料・手数料を支払った | 支払いに使った手段の窓口と、警察・消費生活センターに相談する。 |
お金を払った、あるいは不安が消えないという場合は、消費生活センターにつながる188番か、警察の相談窓口である#9110番に電話して、状況を話してみてください。偽サイトやメッセージの情報は、フィッシング対策協議会に報告できます。入力した画面の記録や、グループに流れてきたメッセージは、証拠の残し方を参考に保存しておきましょう。何から手をつけるか迷ったらチェックリストから確認できます。
A. デジタル庁の案内では、期限が近づくとJ-LISから有効期限通知書が郵送され、同封の交付申請書を使ってスマートフォン・証明写真機・パソコン・郵便で申請します。電子証明書の更新は市区町村の窓口で行います。LINEグループに流れてきたリンクから手続きする必要はありません。
A. デジタル庁は、有効期限を迎えたマイナンバーカードや電子証明書の更新手数料は無料としています。代行料や手数料を求める案内には応じないでください。
A. デジタル庁によると、期限満了日が属する月の末日から3か月間はマイナ保険証で受診でき、その間に更新すれば利用登録のやり直しは不要です。更新しなかった場合でも、有効な保険証がなければ申請不要で資格確認書が発行されます。
A. 送り主を責めずに、「更新の案内は封書で届き、手数料は無料だとデジタル庁のページにあった」と公式ページを示して伝えると受け入れられやすくなります。不審な投稿の扱いはグループの管理者にも相談しましょう。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。