メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトを疑ったときの確認方法
メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトに注意が必要なケース n メールで案内が届いた特定商取引法とサクラサイトのような状況に遭遇した場合、その内容に不審…
インスタグラムのDMで親しくなった相手からURLが送られてきて、そのサイトに登録した。ポイントを買った後で、ふと「このサイトはいったい誰がやっているのか」と不安になった。この記事は、手元に残っているURLを出発点に、運営者の手がかりを探す方法を説明します。
結論を先にまとめます。
DMの相手がアカウントを消すと、URL自体が手元から失われることがあります。調べ物より先に、記録を残すところから始めましょう。
まだサイトに登録していないなら、URLは開かないのが安全です。すでに登録している場合も、記録の残し方は同じです。
保存が済んだら、インスタグラムの報告機能で相手のアカウントを報告しておきます。相手が芸能人を名乗っていたならなりすましDMを確かめる5つの手順、DMの後にメール交換のサイトへ移ったならDMの残し方と登録後の手順も参考になります。
調べる対象になるのは、URLのうちドメイン名と呼ばれる部分です。見つけ方は簡単で、「https://」の後ろから、次の「/」が出てくるまでの部分がそれにあたります。
| URLの例 | 調べるドメイン名 |
|---|---|
| https://www.example.jp/login | example.jp |
| https://chat.example.com/?id=123 | example.com |
| https://example.co.jp/mypage/ | example.co.jp |
「www.」や「chat.」のように前に付いている部分はサブドメインと呼ばれ、ドメインの持ち主が自由に付けられるものです。検索するときは、末尾の「.jp」「.com」などとその直前の名前の組み合わせを使います(「.co.jp」のような形なら、その前の名前まで含めた部分です)。
DMで短縮URL(短い別のアドレスに置き換えたもの)が送られてきた場合、そのままでは本来のドメインが分かりません。短縮URLは記録として残し、登録済みならサイトを開いたときのアドレス欄の方を調べます。わざわざ短縮URLを開いて確かめる必要はありません。URLが「https://」の後に数字とピリオドだけが並ぶ形(IPアドレス)になっている場合も、そのまま控えておき、相談先に渡します。
ドメイン名の登録情報は、誰でも使える検索サービスで調べられます。どのサービスを使うかは、ドメインの末尾によって変わります。
検索結果の画面は、検索した日付が分かる形で保存します。登録情報は変わることがあり、JPRSも、WHOISへの反映には最長で1日かかる場合があるとしています。
見ておきたい項目は、登録者の名前、登録年月日(ドメインがいつ取られたか)、有効期限、ネームサーバーの名前です。ごく最近登録されたドメインでも、それだけで問題があるとは言えませんが、サイトがいつから存在しているかの目安になります。JPRS WHOISでは、検索の種類として「ドメイン名情報」を選び、ドメイン名を入力して検索します。
検索しても、知りたい会社名が出てこないことはよくあります。主な理由は3つです。
ここで気をつけたいのは、検索結果に出た名前を運営者だと思い込まないことです。登録代行の事業者やサーバー会社は、利用者のサイトの中身を運営しているわけではありません。その名前をSNSなどに書き込むと、無関係な会社を巻き込むことになります。同じように、ネット上の掲示板や口コミサイトに「このサイトの運営会社は○○」と書かれていても、根拠が示されていなければ真偽は分かりません。確かめられた事実と、書き込みで見かけた情報は、メモの中でも分けて書いておきます。
ドメインの情報は、それ単独ではなく、他の手がかりと並べたときに意味を持ちます。
| 手がかり | どこで得るか |
|---|---|
| ドメインの登録者・登録日 | JPRS WHOIS、ICANN Lookup |
| サイトが名乗る事業者名・住所 | サイトの特定商取引法に基づく表記 |
| 法人の登録の有無 | 国税庁の法人番号公表サイト |
| お金の受け取り手 | カード明細の請求名義、振込先口座の名義 |
それぞれの名前が一致すれば、手がかりどうしが裏付け合います。一致しない場合も、その食い違いが相談先にとって大切な情報になります。DMで何度か違うURLを受け取っていた場合は、それぞれのドメインを調べてください。ドメインが変わっても、登録日やネームサーバーの並びが似ていることがあります。表記の会社名を公的データで照合する方法は誘導先サイトの運営会社を調べる照合手順、明細に出る名前を手がかりにする方法は決済代行会社の確かめ方のページにあります。
ドメインの登録者の詳しい情報や、サーバーの契約者を開示させるには、弁護士が行う照会や、裁判所を通じた手続きが必要になることがあります。個人が登録代行の事業者に問い合わせても、教えてもらえないと考えておく方が現実的です。
調べた結果は、次の順で1枚にまとめると、相談の場で説明しやすくなります。
契約や返金の相談は消費者ホットライン188へ。お金をだまし取られた疑いがある場合は、#9110か最寄りの警察署に相談します。警察庁のサイトには、インターネット上の被害を相談できる各都道府県警察の窓口の一覧もあります。
調べ物に時間をかけすぎて、支払いの窓口への連絡が遅れないようにしてください。カード会社や振込先の銀行への連絡は、運営者が分からなくても今すぐ始められます。警察へ行くときは、URLやドメインの検索結果を印刷して持っていくと、窓口で画面を探す手間が省けます。記録の残し方の全般は証拠の残し方、相談の流れはご相談の流れをご覧ください。
A. 開いただけで何かを入力していなければ、まずは画面を閉じ、URLとDMの記録を残してください。個人情報やカード番号を入力した場合は、カード会社への連絡とパスワードの変更を急ぎ、188か警察に相談してください。
A. おすすめしません。表示されたのが登録を代行しただけの事業者で、サイトの運営とは関係がないこともあります。検索結果は相談先に渡し、問い合わせが必要かどうかは相談員や弁護士と決めてください。
A. 登録日だけでは判断できません。新しく作られた正規のサービスもあります。登録日は、特商法の表記や支払いの記録と合わせて見る手がかりの一つとして扱ってください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。