全国振興センターとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
全国振興センターについて不安を感じたら、まず落ち着いて状況を整理しましょう。副業詐欺に共通する注意点と、証拠の残し方・相談先を解説します。特定の事業者を詐欺と断…
ふだんやり取りしている友人や知人のX(旧Twitter)アカウントから、「最近始めた副業がいい感じ」「このリンクから登録してみて」とDMが届いて戸惑っている方に向けた記事です。
考えられる可能性は大きく2つあります。友人のアカウントが第三者に乗っ取られて勝手にDMが送られている場合と、友人本人が副業を始めて誘っている場合です。どちらかを見極めるいちばん確実な方法は、そのDMには返信せず、電話やLINE、直接会うなどX以外の手段で友人に確かめることです。確認が取れるまでは、DMのリンクを開いたり、ログイン情報や認証コードを入力したりしないでください。乗っ取りだった場合の友人への伝え方と、本人の誘いだった場合の確かめ方・断り方を、順に説明します。
Xのヘルプセンターは、アカウントが乗っ取られている兆候として、心当たりのないポストや、心当たりのないダイレクトメッセージが送られていること、身に覚えのないフォローやブロックが行われていることを挙げています。受け取った側から見ると、次のような違いが手がかりになります。
| 見えている様子 | 乗っ取りを疑う理由 | 本人の誘いかもしれない理由 |
|---|---|---|
| 文面がいつもの話し方と違う、敬語が急に丁寧になった | 第三者が同じ文面を多数に送っている可能性 | 勧誘用のテンプレートをそのまま送っている可能性 |
| 短い誘い文とURLだけが送られてきた | フィッシングサイトに誘導する典型的な形 | 本人が紹介リンクを貼っているだけの可能性 |
| 「認証コードを送って」「投票して」と頼まれる | あなたのアカウントを乗っ取る手口の可能性 | 友人本人がこうした頼み方をする理由は考えにくい |
| 何人もの共通の知人に同じDMが届いている | アカウントから一斉に送信されている可能性 | 友人が手当たり次第に誘っている可能性 |
表のとおり、文面だけではどちらとも取れる場面が多くあります。だからこそ、DMの中で判断しようとせず、別の連絡手段で本人に聞くことが近道になります。
乗っ取られたアカウントに「本当に本人?」と返信しても、返事をするのは乗っ取った側です。「本人だよ、信じて」と返ってきても判断材料にはなりません。確認は次の順で進めてください。
「送った?」と聞くだけでなく、中身にも触れると状況がつかみやすくなります。たとえば「昨日の夜、Xで副業のリンクを送ってくれた?」「最近どこかのサイトでXのパスワードを入れた?」「そのリンク、ほかの人にも送っている?」の3つです。友人が即座に「知らない」と答えれば乗っ取り、「送ったよ、いい話なんだ」と答えれば本人の誘い、と切り分けられます。
確認が取れるまでに、次の行動は控えてください。
XはメールやDM、返信でパスワードを求めることはないと明記しています。友人のアカウントからでも、パスワードや認証コードを求められたら送らないでください。
友人が「送っていない」と答えたら、乗っ取りの可能性が高くなります。本人は気づいていないこともあるので、Xのヘルプセンターに載っている手順を、次のように伝えてあげてください。
復旧できた後は、乗っ取られている間に送られた不適切なポストの削除、2要素認証の設定、端末のウイルス対策スキャンとOSの更新も勧められています。Xはアカウントが乗っ取られる原因として、悪意のあるアプリやサイトにIDとパスワードを入力したこと、推測されやすいパスワード、マルウェアによる抜き取りなどを挙げています。友人がどこで情報を入れてしまったのかを一緒に振り返ると、再発を防ぐ助けになります。
乗っ取られたアカウントからは、あなた以外のフォロワーにも同じDMが届いている可能性があります。友人が復旧作業をしている間に、周りでできることもあります。
警察庁は、フィッシングで盗まれる情報の例にSNSアカウントのIDやパスワードを挙げ、情報を盗まれるとアカウントを乗っ取られて金銭を奪われるおそれがあると説明しています。「友人のリンクだから大丈夫」と思わず、入力の前に一度止まることが自分のアカウントを守ります。
友人が「自分で送った」と答えた場合、次は副業の中身を確かめます。特に見ておきたいのは次の2点です。
登録料、教材費、商品の購入、サポート費など、始めるために支払いが求められるかどうかです。「すぐ取り返せる」と言われても、先に払う仕組みであることに変わりはありません。
「友だちを紹介すると報酬が入る」「紹介した人が買うと自分にも入る」という説明があれば、いわゆるマルチ商法として特定商取引法が定める「連鎖販売取引」に該当しうる話です。連鎖販売取引では、勧誘する側が勧誘に先立って、統括者の名称や、負担を伴う契約の勧誘が目的であることを明らかにしなければならず(第33条の2)、契約した人は法定の書面を受け取った日などから20日以内ならクーリング・オフができます(第40条)。
友人がこうした決まりを知らないまま誘っていることもあります。勧誘する側に課されるルールや、すでに誘ってしまった人の動き方は、友人に誘われたTikTok副業で勧誘役を頼まれた場合の記事でも詳しく扱っています。
友人からの誘いは、断ると関係が悪くなりそうで返事に困るものです。理由を長く説明するほど、「それなら大丈夫」と反論の余地を与えてしまいます。短く、はっきり伝えるのがおすすめです。
何度も誘われる、説明会に連れて行かれそうになる、といった場合は、DMの通知を一時的にミュートしてかまいません。友人がすでにお金を払っていて困っている様子なら、責めるよりも「一緒に相談先を調べよう」と声をかけるほうが、話を聞いてもらいやすくなります。友人から副業に誘われたときの考え方は、友人・知人からLINEで副業に誘われたときの記事もあわせて参考にしてください。
相談の際は、DMのスクリーンショット、X以外の手段で友人に確かめたときのやり取り、支払いの記録をまとめておくと話が早く進みます。まとめ方は証拠の残し方、Instagramで友人のアカウントから誘われたケースはインスタのDMで副業に誘われたら、Xをきっかけにした副業勧誘の全体像はTwitter副業の見分け方にまとめています。
A. 開いただけで何も入力していなければ、ページを閉じて様子を見れば足りることが多いです。XのIDやパスワードを入力した場合は、すぐにパスワードを変更し、連携アプリの一覧で見覚えのないアプリの許可を取り消してください。カード番号を入れた場合はカード会社にも連絡しましょう。
A. まずログイン画面からパスワードの再設定を試してもらいます。それでも入れない場合は、Xのサポートへの問い合わせが必要です。乗っ取られたアカウントに登録していたメールアドレス、ユーザー名、最後にアクセスできた日付を伝えるよう案内されています。
A. 人を紹介すると報酬が出る仕組みで、参加に支払いが伴うなら、特定商取引法でいう連鎖販売取引の疑いがあります。この取引で契約したときは、同法第40条により、原則として法定の契約書面を受け取ってから20日が過ぎるまでクーリング・オフが可能です。参加する前に書面の有無と中身を確かめ、迷ったら188に相談してください。
A. 送金に使った銀行や決済サービスにすぐ連絡し、組戻しなどの手続きができるか相談してください。あわせて、DMの画面と送金記録を保存し、警察相談専用電話 #9110 か都道府県警察のサイバー事案の相談窓口に相談しましょう。友人本人にも、アカウントから送金依頼が出ていたことを伝えてください。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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