HEATヒートとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
「HEATヒートは大丈夫?」と検索される方へ。出会い系・サクラサイト詐欺で報告されがちな手口と、トラブル時にまず取るべき行動を中立的にまとめました。本記事はHE…
マッチングアプリなどで知り合った相手とのビデオ通話を録画され、「払わなければばらまく」と言われて、もう送金してしまった。この記事は、いまその状況で動けずにいる人のためのものです。
結論から伝えます。これ以上は払わず、支払いの記録を手元に集め、今日のうちに警察と支払い先の事業者へ連絡してください。払ったことは失敗ではありません。怖さの中で自分を守ろうとした結果であって、責められるのは録画を材料に金銭を求めた側です。そして支払いの記録は、相手をたどる手がかりにもなります。
脅された直後の動き方全般は送った画像で脅されたときの対処にまとめています。ここでは「払ってしまった後」に絞って、次の要求への向き合い方と、支払い手段ごとの連絡先を順に説明します。
送金した直後は、「これで終わるかもしれない」という期待と、「また来るかもしれない」という不安が入り混じります。気持ちが揺れているときほど、やることを決めておくと動きやすくなります。
大阪府警察や埼玉県警察は、この種の脅しを「セクストーション(性的脅迫)」として注意を呼びかけ、埼玉県警察は暗号資産を送金しないよう明記しています。警察庁も、脅迫を受けたらすぐに警察等に相談し、一人で悩まないよう呼びかけています。
一度払った人のもとには、「動画がもう1本あった」「仲間にも渡っているから追加で払え」といった次の要求が届くことがあります。埼玉県警察は、金銭のほかにさらに画像を求める例があると紹介しています。
相手が「削除した」と画面を見せてきても、別の端末やクラウドに複製が残っていないかを外から確認する方法はありません。筆者は、削除の約束を支払いの理由にしないことをすすめます。払うかどうかで拡散の可能性が変わると考えるより、拡散されたときに削除を求める準備をしておくほうが、自分でコントロールできる範囲が広いからです。
減額の交渉や事情の説明は、相手に「まだ払える人だ」という手がかりを与えがちです。記録を保存したら返信をやめ、ブロックや通報は保存が済んでから行います。ブロックの前後で相手が別アカウントから連絡してくることもあるので、そのアカウントも同じように記録してください。
1回目より2回目、2回目より3回目のほうが、断る心理的なハードルは上がりがちです。「ここでやめたら、これまでの支払いが無駄になる」と感じるからです。けれども、それまでに払った額は次の支払いを正当化する理由になりません。いま止めることが、失う額をこれ以上増やさないいちばん確実な方法です。
「もう一度通話すれば全部消す」「別の写真を送れば許す」という提案にも応じないでください。相手の手元の材料が増えるだけで、要求が終わる保証にはなりません。
どこに連絡するかは、何で払ったかによって変わります。手元の記録を見ながら、該当する行から進めてください。
| 払った手段 | 最初に連絡する先 | 伝えること |
|---|---|---|
| 銀行振込 | お金を送った先の銀行と、振込に使った自分の銀行の両方 | 振込日時、金額、振込先の口座情報、脅されて振り込んだこと |
| ギフトカード・電子マネーのコード | カードの発行会社の窓口 | カード番号、購入店とレシート、相手にコードを伝えた日時 |
| 暗号資産 | 送金に使った暗号資産交換業者 | 送金日時、数量、送金先アドレス、取引ID |
| クレジットカード決済 | カード会社 | 利用日時、加盟店名、金額、決済に至った経緯 |
通称は振り込め詐欺救済法で、正式な法律名は出典欄に載せています。この法律は対象を「詐欺その他の人の財産を害する罪の犯罪行為」で、被害者からの預金口座等への振込みが使われたものと定めています。脅して振り込ませる行為も、条件によってはこの枠組みで扱われる可能性があります。
流れは、振込先口座の取引停止(凍結)、預金保険機構による公告、被害者からの申請、残高の分配の順です。全国銀行協会の説明では、手続きの途中に60日以上と30日以上の申出期間が設けられ、被害者が複数いれば振込額に応じた按分になります。口座に残高がなければ分配は受けられないため、凍結の依頼は1日でも早いほうが意味を持ちます。詳しい流れは振込した後の対処法で解説しています。
ギフトカードは、コードがまだ使われていなければ発行会社が利用を止められる場合がありますが、使われた後は難しくなります。暗号資産は送金の取り消しができない仕組みのため、交換業者への連絡は取り戻しよりも記録の確保と警察への情報提供が中心になると考えてください。ギフトカードを指定する要求の特徴は「ギフト券を買って送って」と言われたときでも触れています。
警察に相談するとき、画面の保存に加えて時系列のメモがあると、話が早く進みます。書く道具は手帳でもスマホのメモアプリでも構わないので、次の項目を古い順に並べてみてください。
払った回数が多いと、細部を思い出すのがつらく感じられるかもしれません。分からないところは「不明」と書いておけば十分です。警察庁のサイバー事案に関する相談窓口では、e-Govの電子申請を使ってオンラインで相談を送ることもでき、スクリーンショットなどのファイルを添付できます。相談前に揃えるものは警察への相談・被害届の手順も参考にしてください。
相手の日本語が不自然だった、送金先が海外の口座や暗号資産だった、という相談は珍しくありません。Metaは2024年7月、金銭目的のセクストーションに関わっていたナイジェリアのInstagramアカウント約6万3,000件を削除したと公表しています。米国の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)も2025年9月の注意喚起で、この種の犯罪では暗号資産やプリペイドカードが使われやすいと指摘しています。
国外に渡ったお金の回収は、一般に国内の振込よりも難しくなりがちです。それでも、相談をあきらめる理由にはなりません。送金の途中で国内の口座が使われていれば凍結の対象になりうるうえ、同じ相手による別の被害を止める手がかりにもなるからです。相手の所在にかかわらず、記録を持って警察に相談してください。
被害に遭った後、SNSの広告やダイレクトメッセージで「調査すれば取り戻せる」「着手金を払えば相手を特定できる」と声をかけられることがあります。弱っているときほど頼りたくなりますが、成功を約束する話にはいったん距離を置いてください。
相手に対して代理で請求や交渉ができるのは、弁護士などに限られます。依頼先に迷ったら、先に法テラスや消費者ホットライン188で相談先の選び方を確認すると安心です。返金の相談を受ける側の流れは相談から解決までのステップで紹介しています。
お金を失ったことに加え、映像がどうなるか分からない不安が続くと、眠れなくなったり、通知音に身構えたりすることがあります。お金の手続きと心の負担は、別々の窓口に同時に頼ってかまいません。
どこか一つに連絡できれば、そこから次の窓口を案内してもらえます。
A. あります。支払いの記録は、振込先口座の凍結や相手をたどる手がかりになります。追加の要求を止めるためにも、#9110か最寄りの警察署に、支払いの記録と脅しの画面を持って相談してください。
A. この法律は対象を「詐欺その他の人の財産を害する罪」で振込みが使われたものと定めており、脅して振り込ませたケースも扱われる可能性があります。ただし口座に残高がなければ分配はありません。まず振込先の金融機関に連絡し、凍結を依頼してください。
A. 消したかどうかを外から確かめる方法はありません。追加の要求が来ても応じず、やり取りの記録は残したままにしておいてください。映像が投稿されたときに備え、削除依頼の窓口を確認しておくと落ち着いて動けます。
A. 細かい経緯まで話す必要はありません。「脅されてお金を払ってしまった。警察に相談したいので付き添ってほしい」と用件だけ伝える方法があります。先に警察や#8891に相談して、伝え方を一緒に考えてもらうこともできます。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
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