全国振興センターとは?被害相談の前に確認すべきポイントと相談先
全国振興センターについて不安を感じたら、まず落ち着いて状況を整理しましょう。副業詐欺に共通する注意点と、証拠の残し方・相談先を解説します。特定の事業者を詐欺と断…
子どもの写真や育児の投稿をしているインスタのアカウントに、「ママでもスマホで在宅収入」「子育てしながら月5万円」といったDMが届くことがあります。家にいながら少しでも収入を得たいという気持ちは自然なものですが、返信やLINE追加の前に「仕事の内容」「報酬の支払日」「誰と契約するのか」の3つが文字で示されているかを確かめ、始める前にお金を求められたら進まないことをおすすめします。
この記事は、子育て中・家事の合間に働きたい人に向けて、よくある誘いの形と、家計への影響を小さくするための動き方をまとめたものです。DMの報告やブロックの操作手順は別の記事で扱っています。
国民生活センターが2024年9月に公表した副業トラブルの注意喚起には、子育てと両立できる仕事を探していた30歳代の女性の事例が載っています。SNS広告で「動画SNSを見るだけで報酬が得られる」という案内を見て応募し、最初は小さな支払いから始まったものの、チームで行うタスクで「あなたのミスで全員が損をした」と言われ、最終的に約125万円を複数の個人名義の口座に振り込んでいた、という内容です。
同じ発表では、簡単なタスクで稼げるとうたう副業の相談が2020年度の1,341件から2023年度の3,694件へと増え、SNSがきっかけの相談は2024年度(7月末まで)で7割を占めたとされています。
インスタのDMで届く誘いには、次のような言葉が並ぶことが多くあります。
どれも、仕事の中身より生活のしやすさを前に出している点が共通しています。
やり取りがLINEに移ると、話の中身が少しずつ変わっていきます。最初の数回は「動画を見て画面を送る」「商品に評価をつける」といった作業で数百円が振り込まれ、次に「もっと稼げる枠」「チームで取り組む案件」に誘われ、そこで初めてまとまったお金を先に入れるよう言われる、という順番です。先ほどの事例のように、チームの誰かの失敗を理由に全員に支払いを求める形も報告されています。最初に少額でも報酬が入ると、相手を信じる気持ちが強くなるので、「受け取ったことがある」ことを安全の根拠にしないようにしてください。
厚生労働省が在宅ワーク向けに出しているガイドライン(正式名は出典欄に記載)は、在宅で仕事を受ける働き方を、子育てや介護と仕事を両立する手段にもなると位置づけています。家で働きたいという希望は正当なもので、それ自体が問題なのではありません。勧誘する側は、その希望と、次のような状況を合わせて利用してきます。
寝かしつけの後や授乳の合間にDMを読み、その場で返事をしてしまう。会社名を検索したり、家族に相談したりする時間を取らないまま次の段階に進みやすくなります。
「教育費が心配ですよね」「夫の給料だけでは不安ですよね」と共感から入られると、相手を味方だと感じやすくなります。
「自分の力で稼いで驚かせたい」「失敗したら恥ずかしい」という気持ちから、支払いが増えても誰にも言えなくなることがあります。相手が「ご家族には結果が出てから話しましょう」と言ってくる場合は、とくに注意が必要です。
DMの送り主が、同じ年ごろの子どもがいる母親として自己紹介し、育児の悩みにも丁寧に返事をくれることがあります。何度かやり取りするうちに友人のような距離感になり、副業の話を断ると関係が切れてしまう気がして、言われるまま進んでしまう。こうした流れでは、相手のプロフィールが本物かどうかを確かめる手段がほとんどない点を忘れないでください。
ガイドラインは、在宅の仕事を募集する側に、仕事の内容、納期、報酬予定額と支払期日・支払方法、経費の扱い、知的財産権の扱い、問合せ先を示すよう求めています。DMを受け取ったら、この項目が書かれているかを見てください。
| 確かめる項目 | DMに書かれていれば | 書かれていない・はぐらかされるなら |
|---|---|---|
| 仕事の中身 | 何を作る・何をするのかが具体的 | 「スマホでできる簡単な作業」だけ |
| 報酬 | 1件いくら、いつ振り込まれるか | 「月○万円も可能」と上限の例だけ |
| 発注者 | 会社名と所在地、問合せ先 | インスタとLINEのアカウント名だけ |
| 始める前のお金 | 不要、または事前に明示された手数料のみ | マニュアル代・登録料・保証金を求められる |
もう一つ、国民生活センターは、副業トラブルのアドバイスとして、住所・氏名・銀行口座・運転免許証の写真などの個人情報を相手に安易に伝えないよう呼びかけています。「報酬の振込先を登録するので」と言われても、相手が誰か分からない段階では送らないでください。
主婦の相談で特有なのが、自分名義ではないお金で払ってしまうケースです。払った手段によって、手続きをする人が変わります。
家族に打ち明けるのはつらいことですが、相手が「家族に言うと契約違反になる」「話したら報酬が消える」と言っているなら、それは相談させないための言葉です。話す前に、払った日・金額・方法・振込先を1枚にまとめておくと、責める話ではなく次に何をするかの話に進めやすくなります。まとめ方は証拠の残し方を参考にしてください。
SNSのDMで届く誘いを断っても、働きたいという希望がなくなるわけではありません。子育て中の人が無料で使える公的な窓口として、厚生労働省のマザーズハローワーク・マザーズコーナーがあります。子育てに理解のある求人の紹介や、託児付きのセミナーなどを行っています。
在宅でできる仕事を探す場合も、募集している会社の名前・所在地・問合せ先が分かり、報酬の額と支払日が文書で示されるものを選ぶのが基本です。仕事を始める前にお金を払う必要があると言われたら、その時点で一度手を止め、在宅ワークと内職商法の違いを読み比べてみてください。
相手が会社名を名乗ったら、その名前を国税庁が運営する法人番号公表サイトに入れてみましょう。法人として登記されていれば、名称・所在地・法人番号が表示されます。表示された所在地と、DMや募集ページに書かれた住所が一致するかも見ておきます。ただし、実在する会社名を勝手に名乗る例もあるため、見つかったことだけで安心せず、会社の公式サイトに載っている電話番号に自分からかけて、その募集が本当にその会社のものかを確かめると確実です。
子どもの相手をしながらでは落ち着いて調べられない、という日もあるはずです。調べる時間が取れないときは、「今日は決めない」とだけ決めておくのも一つの方法です。本当に人を募集している仕事なら、1日や2日考えたことで話がなくなることはふつうありません。
すでに支払いをしている場合は、次の順で動くと整理しやすくなります。気づいたのが夜中でも、1と2は今夜のうちにできます。3と4は翌日の、子どもを預けられる時間や昼寝の時間に回してかまいません。
子どもを連れて相談に行く場合や、電話中に子どもの世話が入りそうな場合は、先に聞かれることをメモにしておくと、途中で中断しても話を再開しやすくなります。相談の全体の流れはこちら、弁護士への相談を検討している場合は相談予約をご覧ください。
A. 返信やLINE追加をしていなければ、お金の被害につながる可能性は低いと考えられます。気になる場合は、DMの画面を保存したうえで、インスタの報告・ブロック機能を使ってください。
A. 厚生労働省のガイドラインが示す在宅ワークの形では、募集時に仕事の内容や報酬の支払日が示され、手数料があれば額や条件を事前に明示することになっています。仕事の前に商品や資料の購入を求められる場合は、内職商法に当たる可能性もあるため188に相談してください。
A. 家族カードの支払いは本会員の口座から引き落とされるため、カード会社への連絡は本会員を通じた手続きになることが多いです。請求が確定する前に動くためにも、早めに事情を伝えることをおすすめします。
A. 188は地域の消費生活センターにつながり、受付の曜日や時間は窓口によって異なります。まず188で受付時間を確かめ、聞かれそうなこと(日付・金額・相手の名前)をメモにしておくと、短い時間でも相談を進めやすくなります。
※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供です。特定のサービス・事業者を詐欺と断定するものではなく、返金・解決を保証するものでもありません。個別の判断は弁護士や公的機関にご確認ください。
サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。
LINEで相談前チェックリストを受け取り、支払い方法・証拠・やり取りを整理できます。弁護士確認が必要なケースも確認できます。